PTAでの出会いをきっかけに不倫関係に発展する男女は少なくありません。PTAは生活に共通点をもつ男女が出会う場であるため、不倫の温床となりやすい側面があります。
PTA不倫が公になると、子どもの生活にも大きな影響を与えかねません。部外者に知られぬよう迅速に対処する必要があります。
こちらの記事では、PTAが不倫の温床となりやすい原因、PTA不倫のサイン、リスク、そして対処法をご紹介します。
- PTAが不倫の温床となりやすい原因
- PTA不倫をしている人が出す4つのサイン
- 子どもへの影響
PTAが不倫の温床となりやすい原因
PTAは、本来は子どもたちの教育のサポートのために組織された活動団体です。しかし、仲良く活動するという名目の一方で、密かに男女関係を育む父母がいるのも事実です。
PTAが不倫の温床となりやすいのはなぜなのか、詳しく確認していきましょう。
親子で同世代の異性が集まる
PTAは、同じ学校の保護者で組織されるため、同じ年頃の子どもをもつ親が集まります。同じ年頃の子どもがいるということは、親も同世代であることが多いでしょう。
ミドルエイジになると同世代の男女で集う機会は少ないものです。PTAは貴重な同世代同士の集まりということで、飲み会も楽しく盛り上がります。
さらに、子どもも同じ年頃で同じ学校に通っているといることから、話題にも事欠きません。仲良くなるのに時間もかからず、恋愛の要素が生まれてしまうことも少なくないでしょう。
また、異性の保護者に対して、あからさまに色目を使う父母も存在します。周囲の保護者も内心では不可解に感じていますが、子どもへの影響も考え、見て見ぬフリでやり過ごしていることもあります。
行事・定例会などで会う機会が多い
行事の準備や定例会などのために、会って話す機会が多いのも、男女が親しくなりやすい理由です。少なくとも定例会で月に1回程度は定期的に会い、さらに行事の準備や当日の手伝いのためにも会うことになれば、自然な流れで親しくなることもあるでしょう。
行事を運営するためには、準備から協力して当日を迎えるため、気持ちも盛り上がります。自分たちも学生に戻ったような錯覚から、恋心が芽生えることもあるでしょう。
PTAの用事で連絡をとるようになる
PTA活動のためであれば、気軽に連絡先を交換できます。PTAのLINEグループのメンバー一覧から個人アカウントを特定して、個人宛にメッセージを送ることもできます。
最初の話題は、PTA関連の質問・連絡事項でしょう。それでも、お互いにどこかその気があれば、個人的に連絡をとることによって急速に距離が縮まります。
相談事から話が広がり、2人で会って話しましょう、という流れになった場合も、LINEがあれば周囲に隠れて待ち合わせをするのは簡単です。
共通の話題が多く親しくなりやすい
PTAは、同じ学校で組織される団体であるため、次のような何かしらの共通点をもつ父母が集まります。
- 子どもが同年代である
- 親同士が同年代である
- 教育の価値観が似ている
- 家庭環境が似ている
- 金銭感覚が合う(同じ学費の学校を選んでいることから)
- 近くに住んでいる
特に私立の場合、同じ学校を選んで通わせているということは、背景となる家庭環境や経済的価値観も似通っている可能性が高いです。
話が弾むうちに好きになってしまい、不倫関係に発展することもあるでしょう。
PTA不倫をしている人が出す4つのサイン
PTA不倫をしている人が出す4つのサインをご紹介します。
PTAをきっかけに不倫を始めた人は、PTA活動と称してせっせと不倫相手に会うために出かけます。そのサインを見逃さないようにしましょう。
1. PTA活動に出かける日の身だしなみに気合が入る
PTAのメンバーの中に好きな人がいると、PTA活動に出かける日の身だしなみに気を配り始めるでしょう。
例えば男性であれば、それまでは着古した服で平気であったものが、新しい服を買うようになったり、筋トレをして身体を引き締めたりしはじめます。女性であれば、服装はもちろんメイクもアップデートされ、若返って美しくなることもあります。
配偶者が妙におしゃれをしてPTAに参加するようになったら要注意です。
2. PTA活動に妙に熱心で参加日も多い
PTA活動は、義務感でどうにか参加している人も多い活動です。配偶者がそんなPTA活動に意欲的に参加していたら、何か楽しい目的がある可能性があります。PTAに好きな人がいるのかもしれません。
また、すでに不倫関係が始まっていて、PTAの活動を理由に不倫相手と密会している可能性もあります。
もちろん、本当に子どもたちの教育に関心が高く、積極的に参加している保護者もいます。全てを不倫に結びつけて考えていいわけではありません。それでも、どことなく違和感を覚えるときは、ほかにも不審な点がないか油断なく観察してみましょう。
3. 学校外での活動・飲み会が多い
PTAの活動でありながら集合場所が学校外であったり、飲み会が多かったりする場合には、PTA不倫の疑いがあります。
もちろん、PTAのイベントによっては、学校外で活動することもあります。しかし、あまりにも回数が多い場合は注意が必要です。
定期的な活動のほかに懇親会などの飲み会が多かったり、急にPTAの予定が入ったりして出かけていくようになったら要注意です。
4. PTAの連絡・やりとりが増える
「PTAの連絡が急に増えた」「ずっとやりとりをしている」と感じるなら、PTA不倫の疑いがあります。通常のPTA業務では、行事前は普段より連絡が頻繁になることがあります。しかし、行事を終え、イベントごとがない時期でも頻繁にLINEのやりとりをしている場合は怪しいでしょう。
PTAの連絡にかこつけて不倫相手とメッセージを交換している疑いがあります。メッセージを確認するときに、画面を隠す、別の部屋に行くなど、こそこそしている様子が見られたら要注意です。
家の中でもスマホを手離さず、トイレにまで持っていくようなら、不倫をしている可能性は高いでしょう。
PTA不倫を探る方法
PTA活動を始めてから、異性関係が疑われるような行動の変化がある場合、PTA不倫をしている可能性があります。
こちらでは、配偶者がPTA不倫をしていないか探る方法をご紹介します。
PTA活動を始めてからの行動の変化に着目する
PTA活動を始めてから、配偶者の行動が変化していないか着目してみましょう。
- スマホを手離さなくなった
- ヘアスタイルやメイクが変わった
- 服装に気を配るようになった
- 頻繁に外出するようになった
上記のような行動の変化が、PTA活動を始めてから起きているようであれば、PTAで不倫をしている可能性があります。
PTAのLINEで馴れ馴れしい異性がいないか調べる
もし配偶者に頼めるなら、PTAのグループLINEのやりとりを見せてもらいましょう。もちろん、不倫相手との個人的なやりとりを見せてくれることはないでしょうが、グループのやりとりなら見せてくれるかもしれません。
グループLINEのやりとりを見せてもらえたら、あなたの配偶者に対して馴れ馴れしい発言をしている異性がいないかチェックしてみましょう。例えば、グループLINEで次のようなメッセージを送信している異性がいたら要注意です。
- あなたの配偶者に下の名前で呼びかけている
- あなたの配偶者と親しいアピールをしてマウントしている
- かわいい絵文字満載でどことなく距離感がおかしい
上記の異性がいたら、不倫相手の可能性があります。そのアカウントをしっかり覚えておきましょう。その後の調査で役に立つことがあるかもしれません。
ここで注意するべきは、無断で配偶者のLINEを閲覧する行為は、不正アクセス禁止法違反に問われる可能性があることです。(※1)配偶者のLINEは、許可をとって合法的に閲覧しましょう。
子どもに配偶者の学校での様子を聞いてみる
自分の子どもに、配偶者の学校での様子をそれとなく聞いてみてもよいでしょう。ただし、子どもには配偶者に不倫疑惑があることを話してはいけません。子どもの心に負担をかけない配慮が必要です。
例えば、次のような質問で会話を始めてみましょう。
- 「パパ(ママ)はPTAで学校にいる時、楽しそう?」
- 「パパ(ママ)は誰と仲が良いみたい?」
これだけの質問からでも、話を広げていく中で、意外とあっさり怪しい人物を特定できることもあります。
自分もPTAに参加してみる
最後の手段かもしれませんが、自分もPTAに参加してみるという方法もあります。年度の変わり目でないと難しいかもしれませんが、参加の機会があるようなら決心してみてもよいかもしれません。
PTA役員はハードルが高いと感じるなら、不定期のボランティア活動でもよいでしょう。実際にPTAの空気を感じてみると、何か分かる可能性があります。また、PTAに参加することは、配偶者のPTA不倫に対する抑止効果にもなるでしょう。
PTA不倫で慰謝料を請求できるか
PTA不倫に限らず、不倫に対して慰謝料請求をするためには条件があります。慰謝料を請求するためには不貞行為(性的関係)があることを立証できる証拠が必要です。(※2)
詳しく確認していきましょう。
慰謝料を請求できるパターン
不倫で慰謝料を請求できるのは、2人のあいだに不貞行為(性的関係)がある場合です。
不貞行為とは、配偶者のある者が、自由な意思にもとづいて、配偶者以外の者との性的関係を結ぶこととされています。
つまり、PTA不倫で慰謝料を請求できるのは、2人が肉体関係をともなう男女関係にあるパターンです。2人で食事したりキスしたりする程度の関係では慰謝料を請求することはできません。
PTA不倫で慰謝料請求をできるかどうかを判断するためには、まず、2人のあいだに不貞行為(肉体関係)があるのかどうかを見極める必要があります。さらに、不貞行為を客観的に示せる証拠を手に入れる必要もあります。
慰謝料を請求できないパターン
配偶者がPTAの誰かと恋愛関係にあると発覚しても、慰謝料請求が難しいパターンがあります。
- 2人のあいだに不貞行為(肉体関係)がない場合
- 不倫の前からすでに夫婦関係破綻していた場合
配偶者がPTAで知り合った異性と、2人で食事したり手をつないで歩いたりしていても、それだけでは慰謝料請求の対象にはなりません。明らかに思いを寄せ合っているLINEを発見したとしても、不貞行為がない場合には慰謝料請求は難しいでしょう。
また、不倫関係が始まる前からすでに夫婦関係が破綻していたとみなされる場合も、慰謝料請求は難しいとされています。
PTA不倫ならではのリスク
PTA不倫ならではのリスクをご紹介します。
PTA不倫といえば、学校の保護者同士の不倫関係です。通常の不倫よりも、子どもに与える影響や地域のうわさから受ける影響は深刻であると考えられます。
子どもへの影響
PTA不倫は、学校関係の場が始まりであるため、ほかの不倫よりも子どもに気づかれる可能性が高いでしょう。
また、親の不倫相手が同じ学校の保護者であることは、子どもに与えるショックも大きいと考えられます。もしかしたら、親の不倫相手が友人の親である可能性もあります。
さらに、うわさになってしまったときに、子どもの学校生活にも影響が出てしまうかもしれません。学校という閉塞された空間で、自分の親がよくないうわさの張本人になってしまうことは、子どもにとって負担が大きすぎる出来事でしょう。
PTAでうわさになる
PTA不倫で恐ろしいのは、PTAでうわさになることです。保護者同士の不倫はセンセーショナルな話題です。PTAの情報網ですぐに広まるのはもちろん、何を言われるのか分かったものではありません。
2人でいるところを保護者に目撃されたら、すぐにうわさになってしまうでしょう。飲み会が終わったら2人で抜け出すなどの行動をとれば、すぐに「怪しい」という話が広まってしまいます。
なかには、周囲がはっきり分かるほどイチャイチャした様子の不倫カップルもいます。そんな2人に対して、PTAは厳しい目を向けるでしょう。
ダブル不倫が多い
PTA不倫は、保護者同士の不倫であるため、ダブル不倫(既婚者同士の不倫)になる可能性が高いでしょう。ダブル不倫は、双方の家族を巻き込んでしまう大きなリスクがある不倫です。双方に家庭があるということは、より多くの人が関わる複雑な問題に発展するでしょう。
もし、どちらかがシングルであれば、ダブル不倫にはなりません。しかし、子どもがいるということは、子どもの立場を守らなければなりません。いずれにせよ、細心の注意を払って事態の収束に取り組む必要があります。
PTA不倫が発覚した場合の対処法
PTA不倫が発覚した場合の対処法をご紹介します。PTA不倫は、子どもへの影響や地域での立場を考え、うわさになる前に収束させることが重要です。
今後について決める
配偶者がPTAで不倫をしていることがはっきりしたら、まず、落ち着いて、今後どうするかを決めましょう。
大きく2つの選択肢があります。
- 夫婦関係を再構築する
- 離婚・慰謝料請求をする
夫婦関係を再構築するのであれば、不倫が再発しないよう、誓約書を作成するなどの対策が必要です。離婚・慰謝料請求をするのであれば、証拠を集めて法的な交渉に進む準備が必要です。
いずれの道を選ぶとしても、まず、決定的な証拠を入手して、言い逃れができない状態にしましょう。話し合いを始めるのはそれからです。
泳がせて証拠を集める
PTAで不倫をしていると知っても、激昂して問い詰めてしまうことのないようにしましょう。まずは、不倫に気がつかないふりをして、2人を泳がせて証拠集めをするのが得策です。
自分でできる証拠集めには次の方法があります。
- カーナビやドライブレコーダーを調べる
- 車内を調べる
- 衣類・かばん・財布の中身を調べる
- クレジットカードの明細を調べる
- 手帳を調べる
- SNSの投稿を調べる
上記は違法になるリスクが低い証拠集めの方法です。しかし、無理をすれば何らかの法に触れてしまったり、相手にバレてしまったりすることはあります。くれぐれも無理のない範囲で行いましょう。
探偵に調査を依頼する
PTA不倫は、子どもの生活への影響などのリスクを考え、迅速に対応する必要があります。不倫が人に知られてうわさになってしまう前に、決定的証拠を掴み、今後に向けて行動していかなければなりません。
お一人で全てを考え、行動することには限界があるでしょう。まずは、無料相談サービスなどを利用して、プロの探偵に調査を依頼してみることをおすすめします。
PTA不倫はうわさにならないうちに対処しよう
PTAは、不倫の温床となりやすい側面があります。配偶者が、PTA活動に熱心に参加するようになり、さらに身だしなみや行動に変化があったら、PTA不倫をしているのかもしれません。ご紹介したサインがないか観察してみましょう。
PTA不倫は、子どもの学校で起きていることから、うわさになる前の迅速な対応が必要です。子どもへの影響も考え、極秘に調査を進め、収束させる必要があります。
PTA不倫が発覚したら、すぐにプロの探偵に相談してみることをおすすめします。