20代・30代の比較的若い世代が不倫をすると思われがちですが、最近では40代・50代以上の人でも不倫に走る『熟年不倫』が急増しています。
中高年になったからこそ、不倫や浮気のリスクも少なくなるとは限らないのです。
逆をいえば中高年だからこそ、子供が手を離れ、自由に使えるお金・時間が増えるため、不倫や浮気に手を染めやすい年代といえます。
では、どうして熟年不倫が急増しているのでしょうか?
この記事では、中高年が熟年不倫に陥る原因と合わせて、熟年不倫のリスクについて解説していきます。
熟年不倫の原因や理由は?中高年の不倫の実態
中高年になって、どうして不倫関係に陥ってしまうのでしょうか?
その原因は大きく3つです。
- SNSやインターネットの発達により出会いが増えた
- 自由に使えるお金と時間が増えるから
- 夫婦生活のマンネリ化
実は熟年不倫が急増する理由は、現代社会ならではの『環境』にも隠されています。
では、3つの原因をそれぞれ解説していきましょう。
SNSやインターネットの発達により出会いが増えた
20年ほど前と比較して、熟年不倫が急増している現代。
その要因のひとつに、SNSやインターネットの普及があります。
年齢を重ねるにつれ、出会いの数が少なくなっていくのは、自然な現象です。しかし、現代では40代・50代でも、SNSを使ってコミュニケーションをとることができます。
ネットが繋がっていれば、どこにいても、365日、24時間、誰かと繋がれる社会になりました。
若年層カップルの出会いもSNSやインターネットというケースもありますよね。
それと同じように、一見出会いが少ないように見える中高年も、ネット環境さえあれば、異性との新しい出会いがあるのです。
自由に使える時間とお金が増えるから
40代・50代といえば、会社でもそこそこ責任あるポジションを任されていたり、子育てもひと段落していたりと、時間もお金も自由に使い始められる年代といえるでしょう。
不倫は時間もお金も余裕がなければ成立しません。
20代・30代より金銭的に余裕があり、自分の時間を作れる40代・50代以降は、若い世代と比べて不倫のリスクが高いといえますよね。
子育てが落ち着いて、女性である自分、男性である自分の生き方を考えたとき「また恋をしたい」と考える人も少なくないのです。
夫婦生活のマンネリ化
夫婦生活も長くなると、夫や妻への不満が募ったり、異性として見られなくなったり、いわゆる『マンネリ』に陥ってしまうことも…。夫婦生活のマンネリ化は、珍しい事例ではありませんよね。
とくに夫や妻と不仲である場合は、他の異性でその不満を解消したいという人もいるでしょう。
近年では既婚女性が不倫に走るケースも目立ってきました。
女性が不倫をするキッカケには「子育て中のときの、恨みがあったから…」「家事育児をしない夫を好きだと思えない」など、家事育児に対する不満もあります。
女性も男性も社会進出し、共働き家庭が増加している現代では、「家事育児は女性の仕事」という考え方は、妻から恨みを買う原因となるのかもしれませんね…。
熟年不倫が引き起こすリスクとは?
不倫の代償は大きいとわかっていても、どうして不倫はなくならないのでしょうか?
その理由のすべては、感情にあります。
寂しい気持ちを埋めたかったり、相手への好きという感情が溢れてしまったり…。不倫は理屈ではなく、感情で始まってしまうのです。
また、熟年不倫の場合、熟年不倫ならではのリスクがあります。
たとえば若い夫婦であれば不倫の事実が発覚しても、将来のことを考え、再構築を検討する可能性が高いですが、熟年不倫の場合、子育ても終わっているので、不倫した側に問いただしたことがキッカケで、離婚を切り出される危険性もあります。
熟年不倫の場合、「バレたらバレたで離婚したい…」と腹を括って不倫関係に発展しているのかもしれませんね…。
不倫は社会的地位も脅かす行為です。
たとえば、20代・30代の人が不倫をして退職や生活の変化を余儀なくされたとしても、まだまだ転職できる年齢ですよね。しかし中高年になると、一筋縄にはいきません。
今まで自分が積み上げてきた夫婦生活や信頼だけでなく、築いた社会的ポジションまで奪ってしまう。熟年離婚にはそんなリスクが潜んでいるのです。
まとめ|あなたの身近にも迫っている熟年不倫
熟年不倫は、子育てや仕事がひと段落して「人生のやりがい」を見失いかけているときに、そっと忍び寄ってきます。しかし、夫婦のコミュニケーションがしっかり取れているのであれば、熟年不倫で寂しさを紛らわせたり、刺激を求めたりすることもないですよね…。
「もしかして、熟年不倫の危険性があるのかもしれない…」そんな不安がある方は、今一度、夫婦のあり方について考え直してみましょう。