人探しの方法12選!会いたい人、探したい人を見つける方法とコツ

初恋のあの人は、今どうしているだろうか…?実家から離れた兄の行方がわからない…。誰しも一度は「あの人は今、何をしているのだろうか?」「大切な人はどこにいるのか?」という疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?

そこで今回は、そもそも人探しは自分で行えるの?どんな時にどの手段を選択するのが正解なの?自分で探すなら、どんな方法があるの?といった人探しの方法を具体的に紹介していきます。

人生は多くの出会いと別れが、積み重なってできるものです。だからこそ、「あの人にもう一度会いたい」という大切な気持ちを実現するために、ぜひこの記事で紹介している人探しの方法を使ってみてください。

そもそも自分だけで人探しは行えるの?

インターネットやSNSなどが発展している現在、昔に比べて自分だけで人探しを行い、相手を見つけるハードルは下がりつつあります。

しかし例えば、相手が行方を隠す意思を持っていなくなった場合や、昔の同級生を探したいが名前だけしかわからないなど、探したい相手がわざと情報を隠し行方をくらませている場合や、探す相手の情報が少ない場合は、素人の捜索では人探しが難航する可能性があります。

つまり自分だけで人探しを行うことは不可能ではありませんが、探したい相手の情報をどれだけ持っているかや、探したい相手がどのように行方が分からなくなったかによって自分で探せる確立は大きく変動してしまうのです。

警察・探偵・自分で…探す手段の基準はなに?

現在日本の行方不明者数は、令和2年の最新のデータによると77,022人となり20代の行方不明者が最も多く、その後70代以上で増加傾向がみられます。(参照:警察庁HP令和2年中における行方不明者の状況より

そこで特定の人物を探す場合、上記のような行方不明者として捜索願を出す必要性があるのか、それとも緊急性は低く自分の意志でいなくなった可能性があるのかなど、まずどのような状況なのかをしっかりと判断したうえで、どんな手段で探すかを検討しましょう。

警察に相談する

登山に行ったがそのまま連絡がない。まだ小さい子なのに夜になっても帰ってこない。このように必ず連絡の取れるはずの近親者の行方が分からない、事件や事故に巻き込まれている可能性がある、といった場合は迷わず警察に行方の捜索を依頼しましょう。

老人や子供など、本人の意思で行方をくらませることは難しいと判断できる事案については、警察でもすぐに捜索をしてもらえる可能性が高まります。

ただ行方不明になっている人物が成人しているなど年齢や状況によっては、緊急性が低いとされ積極的な捜索をしてもらえない場合もあります。ただそれでも、もし行方不明や失踪について事故や事件の可能性があると感じる場合は、まずは必ず警察への捜索を依頼することから始めてください。

探偵に依頼する

自分の意志で家出をしている場合や、過去の恋人を探したい、恩人に連絡を取りたいなど、緊急性はないものの確実に人探しを行いたい場合は、探偵事務所に依頼することを検討してみましょう。

ただ人探しを行う場合は、相手の情報をどれだけ知っているかという点で、見つけられる確率や料金が大幅に変わるため、探偵事務所に依頼する場合は「どのくらいの金額なら出せるか?」「どこまで調査をするのか?」などを事前に決めておくとよいでしょう。

また探偵事務所では、どのくらいの金額がかかるかなどのヒアリングを無料で行っているため、真剣に相手を見つけたいと考える場合は、まずは気負わず相談をしてみてください。

人探し調査に関する無料相談をしてみる

自分で探す

緊急性が低く、金銭的負担を抑えたい場合は自分で人探しを行う方法もあります。

ただ自分で探す場合は、プロに相談するのに比べて時間と労力がかかることをしっかり認識しておきましょう。人探しは基本的に、相手を見つけるためのヒントを一つ一つ遡っていく地道な作業の連続です。

だからこそ会いたい気持ちがあるなら、途中であきらめることなく地道に時間をかけて探していきましょう。

人探しの方法を試す前にやっておきたいこと

どんな手段で探すかを決めたら、まずは探したい人物について、どのくらいの情報を持っているかを必ず確認しておきましょう。

名前だけしかわからない…と思っている場合でも、実は背格好は覚えていたり、話し方のなまりがあったことを思い出すなど、記憶の引き出しを開けてみると思いがけないヒントが飛び出してくるものです。

まずは以下の箇条書きについて、自分がわかる範囲で相手の情報を書き出してみましょう。

  • 名前、年齢、学年(先輩だった・同級生だったなど)
  • 住所・出身地(過去のものや実家でもОK)
  • 身長・体格・人相(写真があればなおよし)
  • 出身校、在籍していた職場(具体的な日付が分かればそれも)
  • 最後に会った時期(具体的に)
  • 相手の家族構成・交友関係(わかる範囲で詳細に)
  • SNSのアカウント
  • 趣味・食の志向など
  • 免許の有無、乗っていた車の車種

探したい相手の情報は、いくらあっても足りるということはありません。些細な手掛かりが相手の発見に繋がることもあるため、急いで探し始める前に、細かな部分まで情報を整理しておきましょう。

自分で行える人探しの方法12選

警察が動いてくれる案件ではない、探偵に依頼するには金銭的なハードルが高いと感じている場合は、以下の自分で行える人探しを試してみましょう。

Facebookで人探しを行う

自分で行う人探しの方法で、最も簡単で成果を出しやすいのが、Facebookを使った方法です。

Facebookは実名登録を原則としているため、もし判明しているのが名前だけだとしても、探し出せる可能性があり、連絡を取りたい場合でも見つけた相手へ簡単にメッセージを届けることができます。

またFacebookでは実名以外に

  • 生年月日
  • 勤務先
  • 出身地・居住地
  • 出身校などの学歴
  • 家族構成や交友関係
  • 電話番号・メールアドレス
  • その他利用しているSNSのリンク

といったことを検索することができます。

このため結婚などで氏名が変わっている可能性がある相手を探す場合でも、出身校や生年月日といった複数の要素を使って絞り込むことができます。

ただ本名といっても「山田 花子」さんを探しているとすると、「yamada hanako」「Ymada Hanako」「hanako yamada」などアルファベット表記になっていたり、苗字が変わっている場合は「花子」や「hanako」だけで検索をかけるなど工夫が必要です。

ただこちらで探せるのは、あくまでFacebookに実名や手掛かりになることを登録している人だけになるため、もしヒットするものがない場合は次の探し方に移りましょう。

Twitterの拡散力を使う

Facebook以外ではTwitterを利用して人探しを行う方法もあります。

TwitterはFacebookとは異なり、基本的にあだ名やハンドルネームで登録している人が多いため、名前だけでは探したい人物を特定することはできません。

ただTwitterは他のSNSとは異なり拡散力を持っているため、リツイートやハッシュタグなどを使えば、1つの投稿を全世界の人に無料で広めてもらえる可能性があります。

ハッシュタグを利用する場合は、「#人探し」「#拡散希望」「#行方不明者」などのタグを用いて、拡散の協力を依頼してみましょう。

また行方不明の人物の捜索を依頼したい場合は、

  • 探したい人物の名前
  • 生年月日(年齢)
  • 身長・体重・身体的特徴
  • 失踪人との関係
  • 最終確認日(失踪日)
  • 失踪時の服装
  • 情報の提供先(できれば捜索願を出した警察署)

などできるだけ、たくさんの情報を書き込み拡散の依頼をしつつ、ツイートは固定ツイートにしておき、できるだけ多くの人の目に留まるようにしておきましょう。

Twitterでは掲載できる文字数が決まっているため、詳細な情報を書き込みたい場合は、一度紙などに見やすく情報を書き出し、写真を撮ったうえでツイートに添付しておきましょう。

ただしこちらの方法は、必ずしもすぐに多くの人に拡散されるとは限らないため、その場合は焦らず同じ投稿を一定間隔でリツーイトしておきましょう。

他にも寄せられた情報の中には、からかい半分で嘘の情報を伝えるものもいるためこちらの方法をとる場合は、情報の真偽をどうやって確かめるかも合わせて考えておきましょう。

SNSで本人のアカウントが分かっている場合は、周りに呼び掛ける

FacebookやTwitterに限らず、もし本人が使っているSNSのアカウントが分かる場合は、周りの人物に呼びかけ情報をもらう方法もあります。

SNSのアカウント同士の交流だとしても、頻繁に「いいね」や「リプライ」を返している人物がいれば、悩んでいたことや最近の様子、行ってみたいと話していた場所など、何気ないやり取りの中にも行き先についての様々なヒントが隠されているかもしれません。

最初は相手から不審がられる可能性もありますが、きちんと順序だてて探している経緯を話すなどの努力をすることで、信用を得ることができれば重要な情報源となってくれるかもしれません。

また本人のアカウントが1つ分かることで、他のSNSのアカウントが判明する場合もあるため、もし本人のアカウントが分かった場合はすでに稼働していないアカウントだとしても、隅々まで何か情報はないかを探っておきましょう。

人探し掲示板・サイトに登録する

もし家族などが失踪したり、いなくなった経緯が心配な場合は行方不明者専用の掲示板やサイトを利用し、情報を募る方法もあります。

国内で人探しサイトとして有名なのは以下の2つです。登録する前に、まずはサイトをよく見て「本当にここに登録することはメリットがあるか?」ということを吟味してから情報を載せましょう。

  • 尋ね人・・・利用料無料・謝礼金の設定が可能
  • MPS掲示板・・・NPO法人による人探し専門サイト

こうしたサイトは無料で登録できる反面、探したい人物の個人情報や写真を投稿する必要があるため、メリットとデメリットをしっかりと天秤にかけ利用する必要があります。

また上記で紹介したFacebookや他のSNSに比べると、閲覧者が少ないことや、Twitterと比べれば情報の拡散力が低いといった点も考慮しておきましょう。

不動産登記簿で人を探す

もし探している人物の所有する建物や土地が分かる場合は、不動産登記簿を調べれば、所有者の現在住所などを知ることができる可能性があります。

不動産登記簿とは、人々の財産である土地や建物の所在地や所有者を明確にすることで、不動産取引の安全性と円滑化を図るために一般公開されている公開情報です。

ただ不動産登記簿には変更に期限がないため、相続したけれど変更を行っておらず生前の所有者のままになっているケースが少なくありません。

このため探している人物の土地だと思っていたけれど、相続の時に変更を行っておらず、登記簿上では違う人物のものとなっている場合があることも知っておきましょう。

官報(破産・帰化情報)で人を探す

特定の条件を満たす人なら、官報を使って住所を調べることができます。

官報とは、法令の「公布」と国や地方公共団体などの「公告」を目的として、国から発行される文書です。

この中で人探しに役立つのは、「公告」の部分で、これには破産者や帰化した人物について、氏名と住所が記載されることになっています。実際に破産手続きをしている人物は以下のような記載をされます。

令和4年(フ)第445号

東京都品川区○○町19-〇

債務者 山田 太郎

1法令決定日時 令和4年2月24日午後5時

2主文 債務者について破産手続きを開始する(以下略)

このためもし探している人物が、破産手続きなどを行っていることが分かった場合は、官報から住所を突き止めることができるかもしれません。

ただネットでの官報の検索は有料となっており、名前だけで検索をするのも公開期限が存在し、大部分はPDFで保存されているためそもそも検索することができません。

このためもし探したい人物がおり、破産したであろう日付が分かる場合は官報を置いていたり、無料の「官報情報検索サービス」がある図書館に出向いて調べるのがよいでしょう。

聞き込みをする

探したい人物の友人や、以前住んでいた近所に聞き込みを行うのも人探しのオーソドックスな方法です。

対象者の以前勤めていた会社や、よく立ち寄っていた場所が分かっている場合は、とにかく多くの人に聞き込みを行ってみましょう。

ただし聞き込みで有益な情報を得るためには、相手に警戒されることなく話を聞く工夫や、「この人について何か知りませんか?」といったあいまいな聞き方ではなく「この人を探しているのですが、最近会いましたか?」「こんなことを悩んでいたようなのですが、相談を受けてはいませんでしたか?」「お金に悩んでいる様子はありませんでしたか?」など具体的な内容かつ、「YES」「NO」で答えやすい質問にしておきましょう。

一度会っただけでは、相手も警戒して詳しい話をしてくれない場合もあります。もし気になる発言をしたり、何か言い淀んでいる雰囲気を感じ取った場合は、何度か会ってみることで相手のガードを下げるという方法も試してみましょう。

探したい人物の残していった物を観察する

もし探したい相手が家族などの近しい親族や、恋人といった関係の場合は相手の残した物を手掛かりに人探しを行う方法もあります。

相手が突然失踪した場合まずは、その失踪が計画的かまたは突発的だったかを残していったものを観察することで見極めてみましょう。

部屋の中が整理されており、書き置きや大切にしていたものがなくなっている場合は、計画的に失踪した可能性が高いと言えるでしょう。またそれとは逆に、部屋が散らかったままであったり、大切にしているものやスマホなど生活必需品が残っている場合は、突発的な失踪かまたは事件・事故に巻き込まれて戻れないといった可能性が出てきます。

特に失踪人の日記やメモなどが残っている場合は、失踪先や失踪理由の手掛かりが隠されている可能性があります。またもし普段使っているパソコンが残っている場合は、「検索履歴」「新幹線・飛行機などのチケットの予約」といった情報を見ることができれば、失踪先の大きな手掛かりとなるでしょう。

ビラ配りやポスターを貼る

探す対象がいる地域が分かっていたり、失踪した場所が判明している場合はビラ配りやポスターを貼るのも人探しとしては有効です。

ビラには、

  • 探している人物の写真
  • 名前と年齢
  • 失踪当日の服装
  • 失踪した日時と当日の状況
  • 身体的特徴・体重・身長
  • 情報提供の連絡先(携帯と捜索願を出した警察署)

などを記載しておきましょう。貼る場所に着いては駅構内や商業施設の場合は必ず管理者に確認をとり、商店などの場合は1店舗1店舗のオーナーに承諾をとる必要があります。

また目につく場所として電柱などに貼りたくなりますが、基本的に電柱などは公共物のため、ビラやポスターを貼れないということも、合わせて押さえておきましょう。

住民票や戸籍附票で現在住所を探す

もし探している人物が同居人・親兄弟など直系親族の場合は、住民票や住民票の除票、戸籍附票といったものから現在の住所を割り出すことができるかもしれません。

住民票の除票とは、転出や死亡などで住民票に記載されているすべての人物がいなくなると、制作される誰もいない住民票です。これには引っ越し先(転出先)の住所が記載されているため、探している人物が住所を転々としている場合有力な手掛かりとなります。

また戸籍附票とは、本籍地の市町村において戸籍の原本と一緒に保管されている、戸籍が作られてから現在に至るまでの住所が記載されているものです。もし探している人物の本籍地がわかり、なおかつ戸籍附票を申請できる間柄の場合は非常に有力な情報となります。

ただ戸籍附票は、結婚などで本籍地を移してしまうと、本籍地を移動させた日からの住所しか記載されないため、もしそうした可能性があるなら、両親の戸籍附票か、転籍前の徐附票を取得する必要があります。

ただし住民票の取得は、本人と同居家族、戸籍附票の取得は本人や配偶者と直系親族に限られるため、この方法で人探しを行いたい場合は、自分はこの制度を使える立場か、また使えないならば使える立場の人と連絡を取り取得のお願いをすることができるかを考えてみましょう。

クレジットカードの利用明細から探す

もし探したい相手が家族などの近親者の場合は、クレジットカードの利用明細を詳しく見ていくことで、相手の所在地を明らかにすることができるかもしれません。

クレジットカードの利用明細には、

  • 利用した日付
  • 購入した物やサービス
  • 購入した店舗の情報

がわかるためこうした情報から、探したい人物がどこで何をしていたのかを推察することにつながります。

また失踪したその後もクレジットカードを利用しているようであれば、失踪した後の足跡をたどることもできるため有力な情報となります。

ただクレジットカードの明細書を勝手に見ることは「信書開封罪」に当たる可能性があるということも合わせて押さえておきましょう。

画像検索で探してみる

探したい相手の写真を持っている場合は、Googleの画像検索機能で手掛かりを得られないか試してみましょう。

画像検索機能とは、Googleの検索方法のひとつでアップロードした画像を検索窓にかけると、似た画像を呼び出してくれる機能です。もし探したい相手がネットに自分の画像をUPしている場合は、この検索機能を使えば、その投稿を探しだせる可能性があります。

画像検索にはアップロードと似た画像が、呼び出されるため100%本人の写真が検索できるわけではありませんが、今まで知らなかった画像を見つけることができれば、背景に写っている物から場所を特定できたり、日時からいた場所を割り出したり、探したい相手の行方を探す手掛かりとなります。

必ず見つけたい!自分だけでは難しいと…。感じたらプロに依頼しよう

自分で人探しをする方法をまとめましたが、この中でいくつか試してみたけれど見つからない…。絶対に行方を捜したい…。と考えている場合は、人探しのプロである探偵事務所への依頼も検討しておきましょう。

人探しのプロである探偵事務所であれば、人探し専門のチームがまずはヒアリングを行い、あなたが持っている情報をすべて吸い上げ、そのうえでどんな捜索が有効かを判断し、適切な捜索であなたの見つけたい人を探してもらうことができます。

相談は無料ででき、調査金額の見積もりも行ってくれるため、「絶対に相手を見つけたい…」「自分だけでは限界だ…」と感じた場合は、抱え込みすぎず気軽に相談をしてみましょう。

人探し調査に関する無料相談をしてみる

まとめ

人探しの方法を具体的に見ていくと、自分だけで調査を行う方法は意外にも多くあることがわかります。

ただ緊急性や犯罪の可能性がある場合は、必ず一人で抱え込まず警察に相談すること、もしどうしても見つけたい場合は、負担できる費用を検討したうえで、プロの調査員である探偵事務所に依頼することも視野に入れておきましょう。

昔の恋人や恩人を探したい。縁遠くなってしまった友人や家族の行方をしりたい。長い人生の中で誰しも、行方が分からなくなってしまった人と会いたいという感情が沸き上がるのは不思議なことではありません。

ぜひそんな気持ちが沸き上がった場合は、どうすれば会いたい人に会えるかを考え実行に移してみてください。