最近自分への態度が冷たくなった、携帯を肌身離さず持っている…。パートナーにそんな変化があったら「もしかしたら、浮気をしているのかも?」と怪しい気持ちを持ってしまいますよね。
そこでこの記事では、不安がある時に知っておきたい、浮気調査の費用について詳しく解説していきます。相場はどのくらいかかるのか?そもそも料金体系はどうなっているのか?少しでも安く抑える方法はないのか?わからないことが多いからこそ、ぜひこの記事を通して疑問や不安を解消しましょう。
- 浮気調査の費用の相場とは?
- 浮気調査の費用の内約と料金体系
- 浮気調査の費用を安く抑える5つのコツ
まずは知っておきたい浮気調査費用の相場とは?
浮気調査の費用の相場は、一般的に10万円~150万円ほどとなり、費用にはかなりの開きがあります。
これは例えば同じ浮気調査でも、あらかじめ浮気をする日がわかっている場合は、その日をピンポイントで調べることで調査日数を減らすことができ料金も安価になります。しかし逆にそもそも浮気しているかも確証がない場合は、それだけ日数がかかってしまうため料金も高額になります。
こうしたことから、浮気調査の費用の相場にはかなり開きがあるものの、調査日数を短くできれば安くなり、長くなれば高くなるという基本をおさえておきましょう。
知っておきたい浮気調査費用の内訳と料金体系
浮気調査費用の相場を知ったところで、ここからは浮気調査の料金体系についてしっかり確認していきましょう。
浮気調査費用の内訳
浮気調査費用は短い期間でも、高額になりがちですが、それでは浮気調査の費用にはいったい何が含まれているのかを知っておきましょう。
- 人件費・・・浮気調査費用の中で最も多くを占める費用です。一般的に探偵1人につき1時間1万円が相場で、通常の場合は2名以上で調査を行うため、調査員2人で6時間調査の場合は8万~12万程度が相場となります。
- 必要経費・・・車両費・交通費・宿泊費など、調査を行う上で必要な経費をさします。この部分は例えば近場で浮気をしている場合は大きな負担にはなりませんが、浮気が出張先など交通費や宿泊費がかかる場合は高額になるため、費用を抑えるには探偵事務所との話し合いが不可欠です。
- 手数料・・・浮気調査の結果をまとめた資料の制作にかかる費用です。こちらは必ずかかる費用であり、また事務所によって金額が異なることもあるので契約前に確認しておきましょう。
このように費用の内約を知ると、「出張先が怪しいけど、依頼するとなると高額になる可能性があるな…」「どうも近場で浮気しているみたいだから、経費についてはそこまで心配しなくてもよさそう」など、費用について心づもりをしておくことができます。
基本料金&成功報酬型
多くの探偵事務所で、取り入れられている料金体系の一つです。
基本料金(着手金)を先に払い、浮気調査が成功した際には成功報酬として追加で料金の支払いを行います。調査が失敗した際には基本料金のみの支払いで済むため、浮気調査が難航しそうな場合や、実際に証拠が取れるか難しい案件の場合はこうしたプランを選択すると浮気調査が失敗した場合でもこちらの痛手が少なく、また成功した場合は問題なく離婚や慰謝料請求を行うための証拠を手に入れることができます。
完全成功報酬型
完全成功報酬型は調査が成功しなければ、一切の料金が発生しないプランです。
一見すると、依頼者に有利に見える料金体系ですが、成功報酬が高く設定されていたり、そもそも「成功の定義」が依頼者と探偵事務所でずれていることがあるなど、料金の上下が激しいため他の料金プランと比べて、トラブルになりやすく注意が必要な料金体系です。
ただ浮気をしている確証がなかったり、怪しい日時を突き止めることが難しいなど、調査が難航しやすい場合は、時間制やパック料金を選ぶとさらに高額になる可能性があるため、こうした料金プランを検討するのも一つの方法です。
パック料金型
20時間30万円・40時間50万など、時間ごとに料金が決まっているプランです。
時間料金型と比べて、調査時間が長いほど1時間当たりの単価が下がるため、長めの時間を調査したい場合はこちらのプランを選択したほうがお得になります。
ただしパック料金型の場合は、もし早めに浮気調査の証拠がつかめたとしても、料金の返還は行われないため、時間料金型にするのが得か?パック料金型にすべきか?は自分の状況を考えて決断しましょう。
時間料金型
1時間調査員一人につき1万円など、時間で料金が決まっている料金プランです。
料金体系がシンプルでわかりやすいだけでなく、例えば浮気をしそうな日がわかっている場合は、その時間だけ調査を行ってもらうこともでき、結果的に4つの料金プランの中で、短時間の調査なら最も安価に抑えられる可能性が高いプランでもあります。
ただし、調査が難航した場合は、パック料金プランなどに比べて区切りがないため、料金が青天井に上がっていってしまう可能性もあり、その場合は再度探偵事務所と話し合う必要があります。
こうして浮気調査の費用について、費用の内約や料金体系を知っていくと、自分の場合はどのプランがいいだろうか?できるだけ安く上げるために自分にできることはないか?など建設的に考えることに繋がります。
浮気調査費用は相手から回収できるの?
浮気調査の費用を相手から回収することは可能です。ただし、協議離婚の末示談交渉の中で回収を行うか、裁判で回収を行うかで回収できる金額は大きく異なります。
示談交渉の中で行う場合
協議離婚で示談交渉の中で、浮気調査費用を請求する場合は、交渉によっては費用の全額を相手に負担させることも可能です。
ただしこの場合は、請求する側・請求される側双方の合意が必要になるため、もし相手が探偵事務所の費用の負担について拒否する場合は示談交渉は行えなくなります。
こうなると探偵事務所の料金の支払いを求めるためには、裁判などで請求する必要がでてきてしまいます。
裁判になった場合
示談交渉が決裂し裁判になった場合は、相手に浮気調査の費用を出させるには「浮気調査費用の発生と浮気の間に因果関係」が必要となります。つまり、浮気を証明するには「浮気調査」が必要であった。と認められなくてはいけないのです。
またそれだけでなく、請求できる費用については、実際の判例を見ていくと「10万円~30万円程度」となっており、浮気調査費用の相場である10万~150万の費用を考えると、かなり限られた支払いになることがわかります。
このため裁判になっても浮気調査の費用を相手に負担させることは可能ですが、裁判になれば請求できる金額は限られるということを覚えておきましょう。
このように相手に浮気調査費用を請求する場合は、相手が示談交渉に応じる場合は全額の支払いを行ってもらえるケースもありますが、調停や裁判になった場合は全額の保証は難しいため、安易に相手に払ってもらうことを前提に話を進めるのは危険だということがわかります。
また以下の記事では、実際に裁判で浮気調査費用の請求が認められた判例なども載っているため、気になる方は合わせて読んでおきましょう。
浮気調査費用をできるだけ安く抑える5つのコツ
浮気調査費用の相場や、調査費の内約、料金体系など費用の仕組みが分かったところで最後は、高額になりがちな浮気調査費用の押さえ方を具体的に知っていきましょう。
調査日時を限定する
浮気調査費用を抑えるために最も効果的なのが、浮気調査を行う日数をできるだけ少なくすることです。
一般的に多くの探偵事務所では、時間ごとや日数ごとに料金設定を行っている場合が多いため、例えば調査日数が1日~2日の場合は料金は10万~20万円程度で済む場合もあります。
このため調査日数を押さえたい場合は、あらかじめパートナーが浮気を行いそうな日を割り出すことが重要になります。
複数の見積もりを取る
適切な料金や調査を行ってもらうためにも、最初から1つのところに決めるのではなく、複数の探偵事務所で見積もりを出してもらい、納得した場所で依頼するようにしましょう。
上記で紹介したように、料金体系については探偵事務所ごとに異なることが多いため、
- 自分に合った料金プランを提示してくれるか?
- 調査内容について納得感があるか?
- ヒアリングでしっかりこちらの話を聞いてくれるか?
と言った点をしっかり比べて、納得できる探偵事務所に依頼するようにしましょう。
自分に合った料金プランを選択する
自分に合った料金プランをしっかり選択しましょう。
探偵事務所によって、取り扱っている料金プランに違いはありますが、料金体系の点でも紹介したように、プランによってメリットやデメリットは大きく異なります。
不要な調査を行い、料金が高額にならないためにもまずは自分で、自分のケースはどんな料金体系があっているかを考え、そのうえで探偵事務所からの提案を吟味してください。
自分で行えることがないかを考える
自分で調べられることは自分で調べておくことも、調査料金を安く抑えるには有効です。例えば、
- 浮気相手はだれなのか?
- いつ浮気相手とあっているのか?
- 浮気の証拠が自宅や自家用車に残っていないか?
を確認しておくと、浮気調査を正式に依頼するとき探偵事務所が行う調査が少なくて済むため、結果的に料金を安く抑えることに繋がります。
ただし自分で浮気調査を行う場合は、絶対にパートナーにバレないように行わなければなりません。もし浮気を疑っていることが相手に伝わってしまった場合、その後プロに浮気調査を依頼しても、証拠を押さえることが困難になってしまったり、一時的に関係を解消するなど証拠を押さえにくくなります。
こうなると、逆に証拠を掴むまでに時間がかかり、調査費用が高額になってしまうため、浮気調査費用を安く抑えるために自分で調査する場合は慎重に行うことを前提としてください。
最終支払総額を確認しておく
安く抑えるだけでなく、想定外の費用請求をされないためにも最終支払総額を契約前に必ず確認しておきましょう。
探偵事務所では「探偵業法」に基づいて以下のように、最終支払総額について依頼者に伝える義務を負っています。
第八条
探偵業者は、依頼者と探偵業務を行う契約を締結しようとするときは、あらかじめ、当該依頼者に対し、次に掲げる事項について書面を交付して説明しなければならない。(中略)
七 探偵業務の対価その他の当該探偵業務の依頼者が支払わなければならない金銭の概算額及び支払時期
(参照:「探偵業の業務の適正化に関する法律」法令検索より)
このため、契約前の重要事項説明の段階で、きちんと料金についての説明がなされているかも、探偵事務所を選ぶうえでは大切になります。
探偵事務所は普通であれば、あまり関わりのある場所ではありません。だからこそ、何も知らないで行くと不要な料金がかかってしまったり、思っていたより料金が高額になることもあります。
浮気調査の費用を相手に請求できるかは場合によるため、少しでもこちら側の出費を減らすためにも、できることはやっておきましょう。
浮気調査の費用を抑えるために、自分で調査を行うことはできるの?
浮気調査は自分で行うことは可能です。ただしリスクや離婚・慰謝料請求の際に有利になる証拠が取れるか、という点は素人にはなかなか難しいのが現実です。このため自分で浮気調査を行う場合は、証拠の確保も大切ですが、浮気の事実を確かめるためと割り切っておいた方がいいでしょう。
浮気調査アプリで浮気調査を行う
浮気調査アプリを使用することで浮気調査を行うことができます。具体的には位置情報アプリを使って、パートナーの居場所を特定したり、相手のスマホにインストールを行い、スマホ自体を監視する方法もあります。
ただし、相手のスマホのロックを解除して、LINEやメールを勝手に閲覧することは、違法性がある場合があり違法な方法で集めた証拠は裁判などでは利用できない可能性が高いため、どのように利用するかについては注意が必要です。
以下は浮気調査に使えるアプリを紹介しています。アプリで浮気調査を行いたい場合は、ぜひ一度目を通しておきましょう。
財布やカバンを調べる
手軽で比較的安全な、自分で行える浮気調査です。
具体的にレシートや見覚えのないポイントカード、ホテルの割引券など怪しいものがないかをチェックしておきましょう。
また財布の中の金額についても、普段はお小遣い制なのに、異様に残金が少ない・多いといった場合は、何か隠し事があるかもしれません。
車の走行履歴や車内を調べる
普段車を使用しているなら、車の「走行履歴」や「走行軌跡」で怪しい場所への立ち寄りがないかもチェックしておきましょう。
こうした履歴は目的地履歴に比べれば、見落とされやすいため、もしホテル街や自分の知らないレストランなどに立ち寄った形跡がある場合は浮気を疑ってみてもいいかもしれません。
また車内についても、
- 座席の位置が変わっていないか?
- ゴミ箱・灰皿に心当たりがないものがないか?
- 消臭剤が念入りに散布されていないか?
- シートや足元に知らないものが落ちていないか?
などをチェックすることでも、家族以外の人物を車に乗せた形跡がないかを確かめることができます。
自分で浮気調査を行う場合は、絶対にバレないことと、違法性の低い方法で調査を行うことが必須条件です。この他にも自分で行える浮気調査の方法を知りたい場合は、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
まとめ
浮気調査の費用の相場は、かなりの開きがありますが、それでも料金の内訳や仕組みを知ることで、自分の場合はどのくらいかかるだろうか?少しでも料金を抑えるためにできることはあるだろうか?と考える事はできます。
浮気をされたら相手から裏切られた辛さと、悲しさで押しつぶされそうになりますが、だからこそ相手に適切な制裁を与え、自分が前に進むためにも浮気の証拠を掴むことはとても大事です。
知らない場所だからなんとなく怖い…。料金が高くなりそう…。など不安があるからこそ、ぜひこの記事を通して、浮気調査における費用の不安を払拭し、自分の選びたい未来を掴んでいってください。