「就職を機に疎遠になった友人に会いたい」「喧嘩別れした友人と、もう一度交流を持ちたい」どんなに仲が良い友人だとしても、様々な人生の分岐点で疎遠になってしまうことがあります。
この記事では、昔の友達を探す方法を具体的に紹介していきます。
疎遠になったとしても再会したい友人がいるのは誰にでもあることです。行動する前に諦めるのではなく、自分に試せる方法を実行し、再会の糸口を掴んでみましょう。
- 昔の友達を探す具体的な6つの方法
- 昔の友達の捜索を探偵に依頼する場合はどうなる?
- 昔の友達を探す際の注意点
昔の友達を自分で探すことは可能?
昔の友人を自分で探すことはできますが、時間がかかることを知っておきましょう。
人探しは相手の情報をどれだけ知っているか?最後に会ってからどのくらいの時間が経過しているか?などによって、調査難易度が大きく変わります。
例えば、最後に会ってから10年以上の月日が経過しているのであれば、引っ越していたり結婚して苗字が変わっていたりする可能性があります。
プロとは異なり、自分で友人の捜索を行う場合は使える手段や時間も限られています。捜索期間が長引くばかりでなかなか成果が出ない場合あるでしょう。しかし、時間がかかるのは普通のことだと思い諦めずに調査を続けることが大切です。
昔の友達に連絡を取ることは迷惑にはならない?
昔の友人に連絡を取ろうと考えると、多くの人は「連絡を取るのは相手の迷惑にならないか?」という点で躊躇してしまいます。しかし、実際には連絡を取るだけで相手の迷惑になることはほとんどありません。
昔の友人に連絡を取る際に気をつけなければならないことは、連絡を取るかどうかではなく、連絡を取った後相手の行動を強制しないことが重要です。
例えば、いきなり連絡を取って「会いたい」「会おうよ」と自分の気持ちを押し付けるのではなく、久しぶりに連絡を取った場合は「久しぶりだね、元気にしていた?」「こんにちは、久しぶりに〇〇のことを思い出して連絡したくなったんだ」など、自然な連絡をとりましょう。
その際に、普通に返事があり相手からの感触が悪くなければ「よかったら、今度久しぶりに会わない?」など、決定権を相手に委ねる形で再会の打診を行ってみましょう。
「今は忙しくて無理かな…」「また今度機会があったらね」など相手から拒否されることがあれば、しつこく再会を要求せずに「じゃあまたの機会にね」など、引き際を見極めることが大事です。
連絡を取ること自体が迷惑になるわけではありません。その後の付き合い方をあなた本位にするのではなく、相手の気持ちを尊重しましょう。
昔の友達を探す具体的な6つの方法
それではここから、昔の友人を探す具体的な方法を見ていきましょう。
Facebookを利用する
昔の友達を探す際は、まずはFacebookで友人の名前を検索することからはじめてみましょう。
Facebookは基本的に本名で登録することを原則としているため、もし友人がFacebookの利用者であれば、名前だけでも人探しはできます。
具体的な検索方法は、例えば「山田 太郎」さんを探している場合は、「山田太郎」「やまだたろう」「ヤマダタロウ」「YAMADA TARO」「TARO YAMADA」など考えられる組み合わせは全て検索をかけておきましょう。
FacebookでつながることができればDMで連絡ができるようになるため、そこから懐かしの再会を果たせるかもしれません。お金もかからず短時間で済む方法のため、気軽に試してみましょう。
SNSで繋がりを探す
SNSの繋がりを使って懐かしい友人と連絡が取れないかを試してみましょう。X(旧Twitter)、Instagram、TikTokは、人探しアプリとして活用できます。
会いたい友人と共通の人物のSNSがわかっている場合は、共通の知人のアカウントに友人のアカウントを教えてもらうなどして簡単に連絡先や近況を知ることができます。
また、昔の友人の趣味がわかっている場合は、SNSで同じ趣味の人を検索してみましょう。Instagramであれば関連した画像を投稿している人を探す方法もあります。
Facebook以外のSNSである、Instagram、X(旧Twitter)、TikTokはハンドルネームで登録している人が多いため、すぐに見つけることは難しいですが、無料で試せる方法のため、試せることが少ない場合は色々な観点で検索をしてみましょう。
検索窓を変えて情報を集める
昔の友人を探す際に「学生時代のことしかわからない」「名前くらいしか覚えていない…」といった場合は、利用できる情報が少ないため、検索窓を変えて名前だけで何か情報がないかを探してみましょう。Googleの検索窓以外に、以下の検索窓があります。
- Yahoo!
- Bing
- エキサイト
- BIGLOBE
- livedoor
検索窓にはそれぞれ「アルゴリズム」があり、この違いによって同じ言葉を検索しても検索結果が違って表示されます。
つまりGoogleで検索した際にはヒットしなかったページも、エキサイトで検索すると上位に表示され、別のヒントが見つかる可能性があるのです。
検索窓を変えるだけでなく、検索する言葉を変更するだけでもヒットするページは異なるため、持っている情報が少ない場合は、検索窓をフル活用して情報収集に務めましょう。
共通の友人に聞き込みを行う
共通の友人に、会いたい友人の情報を持っていないか聞いてみましょう。
共通の友人が現在も連絡を取っている場合は、相手に確認を取ってもらったうえで連絡先を教えてもらえば交流を再開できます。
ただ共通の友人や知人に連絡を取る際は、相手に不信感を与えないためにも「なぜ今、友人に会いたくなったのか?」「自分は会ってどうしたいのか?」を明確に話せるようにしておきましょう。
昔の友人と交流がある人と連絡を取る方法は再会の確立をぐっと上げてくれる手段なので、心当たりがある場合は積極的に試してみましょう。
同窓会を開く
少し遠回りですが、同窓会を開くことで昔の友人に会えないかを考えてみましょう。
同窓会を開く場合、自分が連絡先のわかる人に同窓会のお誘いを行い、その友人がさらに自分が連絡の取れる友人に連絡を取る、といったことが繰り返されるため、連絡の輪が広がることで昔の友人と連絡が取れる可能性が高まります。
共通の友人がいない、探したい人物の関係者を知らない、と身近な人と連絡を取る手段がない場合は、必ず連絡が取れるとは限りませんが、一つの手段として心にとめておきましょう。
人探し掲示板を利用する
確実性は薄いですが、昔の友人を探すには人探し掲示板を利用する方法があります。
人探し掲示板とは、探したい人物の情報を掲示板に書くことで人の目に触れ、情報を集める人探し方法の一つです。一般的な人探しの掲示板は誰でも無料で書き込むことができるため、広く情報を集めたいときに活用できます。具体的に以下の人探しサイトは、友達の捜索ができます。
無料で誰でも書き込めるぶん、返信も誰でも行うことができるため、集まった情報が正しいものかいたずらかを見極める必要があります。成果を期待するのは難しいですが、自分にやれることは全部やりたいと考える場合に利用を検討してみましょう。
時間が経っていても、昔の友人を自分で探す方法はたくさんあることがわかります。時間がかかったとしても諦めなければ再会できる可能性は十分あります。自分に取り入れられる方法を積極的に試して、懐かしい人との再会に繋げましょう。
昔の友達の捜索を探偵に依頼する場合はどうなる?
自分で昔の友人を探す方法を知ったところで、次はもしどうしても見つからなかった場合、探偵に依頼するとどうなるかを知っておきましょう。
探偵に依頼する前にやっておくこと
探偵に依頼する際は、できるだけ捜索費用を抑えるために以下の情報を整理しておきましょう。
- 探したい人物の本名、昔の住所、電話番号、卒業した学校
- 探したい人物の当時の身長、体重、身体的特徴、顔の特徴
- 最後に連絡を取った日時、一番新しい写真
- 共通の友人、相手の友人、昔の友人の交際相手
人探しではどんな情報が手掛かりになるかわかりません。確実に見つけだし費用を抑えるためにも、持てる情報は全て探偵事務所に開示しておきましょう。
探偵に依頼した場合の費用は?
探偵に昔の友人の捜索をお願いした場合の相場は10万円~100万円です。
金額に大きな違いがある理由は、人探しは依頼者の状況により大きく難易度が異なるためです。
例えば、20歳の相談者で高校時代の友人を探したいという依頼の場合は、最後に連絡を取ってから数年しかたっていないため、比較的簡単に足跡を追うことができます。
逆に60歳で高校時代の友人を探したいといった場合は、すでに40年以上が経過しているため、当時の足跡をたどるのは困難を極めます。同じ友人を探したいという依頼でも、人によって難易度や状況が大きく異なるため、一概に金額を提示することができないのです。
金銭的な面が気になる場合は、まずは探偵事務所に見積もり相談をしましょう。探偵事務所の多くは無料相談を行っているため、その際に自分と会いたい友人の状況を話し、あなたに最適なプランや料金について相談できます。
依頼までの具体的な流れと注意点
依頼前にやるべき事や金額の相場がわかったところで、次は依頼までの具体的な流れを知っていきましょう。
まず自分で調べた探偵事務所に、電話かメールで無料相談を依頼しましょう。この時選ぶ探偵事務所は必ず「探偵業法届出証明書」が発行されている事務所にします。
メールか電話で相談日時を決めたら、依頼内容のカウンセリングを行ってもらい調査プランが提示されます。多くの探偵事務所ではこのプラン提示は対面で行われるため、この際に事務所の雰囲気やカウンセリングでの満足感を精査しましょう。
調査プランに納得できれば、契約に進みます。契約の際には探偵事務所側から必ず「重要事項説明」が行われるため、「成功定義」「最終支払総額」「料金計算方法」をしっかり確認したうえで、納得できるか判断してから正式契約を行いましょう。
契約締結後、調査が開始され調査が終了すれば調査結果の報告と詳細な調査報告書が渡されます。また成功報酬型のプランを選択している場合は、この際に支払金額の有無がわかります。
一般的な探偵事務所での調査の流れですが、初めて依頼する場合はわからないことも多いですが、多くの依頼者が同じ気持ちのため、不安な点やわからない点はその都度、探偵事務所側に聞き疑問点を解消してから依頼を行いましょう。
もしわからないことを聞く際に、相手側から嫌な態度を受けた場合、その事務所で依頼するのは保留にして別の事務所で見積もりを出してもらうなど、納得できる場所で調査を行いましょう。
探偵事務所は普段の生活ではなかなか関わりのある場所ではありません。だからこそ不安な点がありますが、一般的な探偵事務所であればわからないことを聞けば、丁寧に一つひとつ教えてもらい納得して依頼できます。
どうしても会いたい人がいるなら、探偵事務所を怖がることなく会いたい人に会える手段として取り入れてみましょう。
昔の友達を探す際の注意点
昔の友人を自分で探す方法、プロに依頼する方法の2つを見ていったところで、最後は昔の友人を探す際に心に留めておくべき注意点を見ていきましょう。
友達の情報が少ないと調査が長期化する可能性
昔の友達を探す場合、最後に会った時や本人の情報をあまり覚えていないなど情報が少ないと捜索が長期化する可能性があることを頭に入れておきましょう。
最後に会った時期から年月が経っていると、結婚して苗字が変わっている、転勤・転職で遠方に引っ越すなど、連絡が取りにくい状況になる場合も多々あります。
「すぐに見つかるだろう」と楽観視したり「早く再会したい」と焦ったりすると、捜索が長期化した際に気持ちの整理をつけにくくなります。
初めから時間はかかるものだ、諦めないという気持ちが大事だ、と考えておきましょう。コツコツ情報を集めていけば、再会の糸口を見つけられます。
探した後どうしたいのかを考えておく
昔の友人を探す前に、自分はその友人を探してどうしたいのかを考えておきましょう。
例えば、昔の友人というのが元彼や元カノの場合は、元彼を探してどうしたいのか?元カノを探して何を伝えたいのか?何十年も会っていない友人なら、なぜ今会いたくなったのか?を自分の中で問いかけ直しておく必要があります。
疎遠になってしまった人と連絡を取る際は、相手もなぜ突然連絡がきたのだろうと疑問を感じます。だからこそ、自分がなぜアクションを起こしたのか?連絡を取りどうしたいのか?を明確にしておくことは、相手の不信感を払しょくし安心できる再会に繋がります。
相手が連絡を取ることを拒む場合があることを知っておく
昔の友達を探し出しても、相手から連絡を拒否される可能性があることを心に留めておきましょう。
どんなに親しかった友人でも、年月が経つごとに人の感情や状況は刻々と変化していきます。どんなにこちらが懐かしく、会いたいという気持ちがあっても、連絡を取り合うことは双方の気持ちが揃っていなければできる事ではありません。
どんなに親しい間柄でも、相手の気持ちを100%知ることはできません。探し出して連絡を取り、拒否されるのは非常に辛いことですが、トラブルや相手からの嫌悪感を持たれないためにも、もし連絡を拒否された場合は、諦めるという心構えをしておくことも大切です。
昔の友人を見つけることは、簡単なことではありません。ただ自分の気持ちに向き合ったうえで行動し、後悔しない選択をすることが満足感ある結果に繋がります。
まとめ
人生を送る中で、友達はとても大切な存在です。ただ進学や引っ越し、就職といった人生の節目では、多くの人が同様の環境にいられなくなり、どんなに仲が良かった人でも自然に疎遠になるのは誰にでも起こりえることです。
だからこそ、昔の友達に会いたい、昔の友人と連絡を取りたい、という気持ちが湧き上がってきたら、ぜひその気持ちを否定することなく、前向きな行動をしてみましょう。
人生は誰にでも限られた時間しか与えられていません。心から会いたいと思う人がいるなら、我慢することなくその思いを叶える方法を探してください。