浮気調査に使えるおすすめGPS5選｜違法性や設置する際の注意点

「最近夫の帰りが遅い…」「日中に妻がよく出かけているようだ…」大切な相手が、もしかしたら浮気をしているかもしれないと感じた時、誰でも不安になるものです。

そこでこの記事ではGPSを使った自力の浮気調査について、「GPSは浮気の証拠になるのか？」「どんなGPSがおすすめなのか？」「GPSを使った浮気調査の問題点とは？」などGPSでの浮気調査について詳しく解説していきます。

夫婦であっても常に行動を共にすることはできません。だからこそ相手の居場所がわかるGPSは、浮気調査において魅力的なアイテムです。正しい使い方や違法性を知り、自分の目的に役立てましょう。

そもそもGPSは浮気の証拠になるの？

GPSは相手の現在の居場所を知らせ、行動履歴を調査することで浮気調査に役立つ情報を入手できる有用な手段です。しかしGPSの結果だけでは、浮気調査の決定的な証拠とはいえません。浮気調査をする場合、裁判や調停などで有効な浮気の証拠は以下のようなものです。

• 肉体関係があったとわかるメールやLINE
• 肉体関係があったとわかる動画や写真
• ラブホテルなどの出入りの写真や動画
• 本人が浮気をしたことを認めた音声や動画
• 探偵事務所の調査結果

例えば、GPSの位置情報でラブホテルでの出入りが確認できたとしても、肉体関係を示すものではないため、決定的な証拠とは言えません。

つまりGPSの位置情報は、現在位置を掴み決定的な証拠となるラブホテルへの出入りを撮影する、行動履歴を把握して浮気をしている日を割り出すなど、決定的な証拠を掴む補助道具として有用です。

浮気調査に役立つGPSの種類とメリット・デメリット

GPSの位置情報は浮気の証拠にはなりませんが、浮気調査に役立つことが分かったところで、GPSにはどんな種類があり、それぞれのメリット・デメリットは何なのかを見ていきましょう。

現在位置を把握できる「リアルタイムタイプ」

リアルタイムの位置情報を取得できるGPSです。浮気相手と密会している現場や、ラブホテルの出入りといった浮気現場を直接抑えるために利用できます。

ただ導入するためには、直接電波をキャッチして相手の位置情報を掴む必要があるため、通信契約が必要になります。リアルタイムタイプのGPSは本体代も高額なため、利用を検討する際は通信費込みのレンタルを検討してみましょう。

行動履歴を浮気調査に役立てる「ロガータイプ」

行動履歴を把握することで、浮気する可能性がある日や浮気をした日を割り出すのに役立つGPSです。リアルタイムタイプとは異なり、GPS機器本体に位置情報を保存し、その後機器を回収して行動履歴を確認していきます。

直接浮気現場を押さえることは難しいですが、「毎回土曜日に、ラブホテル街に行っている」「帰宅が遅い日に、同じ家を訪ねている」など、怪しい日時や行動を知ることで浮気しそうな日を割り出すことができます。

手軽だが利用に注意が必要な「浮気調査アプリ」

相手のスマホにインストールすることで、位置情報や相手のスマホの中身を見ることができるアプリです。

浮気調査を主な目的としたアプリだけでなく、災害時に互いの位置情報共有するために作られたアプリや、友人同士のコミュニケーションをスムーズにするために開発されたアプリなど様々な種類があります。

ただどのアプリも共通するのは、調査したい相手のスマホにインストールする必要があり、無断で相手のスマホにアプリをインストールするのは「不正アクセス禁止法」などに抵触する恐れがあります。

もし浮気調査アプリを利用したいと考えている場合は、「災害の時のために、家族でアプリをインストールしておこう」など、相手に不審がられない理由を述べ自分からインストールしてもらうようにしましょう。

おすすめのGPS5選

GPSの種類やメリット・デメリットを把握したところで、それでは具体的に自分で浮気調査を行う際に利用できるおすすめGPSを知っていきましょう。

GPSnext

1台で何役もこなす高性能GPSです。操作も簡単でmapはGooglemapを利用しているため、詳細な場所が把握しやすいだけでなく、拡大・縮小を自由に行え、どこにいるかを詳しく見ることができます。

GPSnextの大きな特徴として、「自動追跡機能」がありスマホと連動がすんでいれば、スマホを開くだけですぐに対象の位置情報を確認できます。またリアルタイムタイプGPSではありますが、一部ロガー機能も備えており、移動経路も停止が赤、通過が青など細かく知ることができます。

高性能でこれだけ見ると、このGPSでよい気がしますが難点なのが、主な入手方法がレンタルしかないことと、レンタルでも値段が高めになっていることです。30日間で約38,700円程度となっているため、利用の際は金額に納得できるか？ここまで高性能のGPSが必要か？を考えてみましょう。

Pro-NEXT

高性能GPSです。対象者の動きを細かく調査したい、車両などに設置した際にバッテーリーが長持ちする機種がよい、行動記録も把握したいといった場合に利用を検討しましょう。

GPSnextと同様に、mapはGooglemapを用いるため、地図の詳細も把握しやすくなっています。下位機種として「Pro-GPS」がありますが、少し機能は劣っても値段を重視したいなら「Pro-GPS」を、長期間の調査をしたい、できるだけ細かく調査を行いたいといった要望の場合は、「Pro-NEXT」を選択しましょう。

Type-C

最低限の機能で安価で取り入れたい時、考えたいGPSです。

平均稼働期間が3日とかなり短いため、頻繁に疑われずに充電を行えるか、また確認したいのがリアルタイムの位置情報だけの場合は検討してみてもいいでしょう。費用は30日で15,000円、60日で24,000円ほどと、GPSnextと比べると2分の1程度の金額になっています。

life360【スマホアプリ】

互いのリアルタイムの位置情報を共有できるGPSアプリです。

利用するには双方のスマホにインストールする必要がありますが、「災害時のためにいれておこう」「子供の見守りのために一緒に入れよう」など自然にインストールさせることができるアプリでもあります。

無料で利用することもできますが、プレミアムプランに加入した場合は、運転レポートを取得、位置情報履歴が30日間確認できるなど浮気調査には大きいメリットがあります。リアルタイムの位置情報だけでいい場合は無料プラン、行動履歴も把握したい場合は有料プランなど利用方法によって使い分けましょう。

Prey Anti Theft（プレイアンチセフト）【スマホアプリ】

浮気調査に有用なアプリです。リアルタイムの位置情報を取得できるだけでなく、遠隔操作でカメラを起動、特定のエリアに出入りした際にアラームで教えてくれる機能が備わっています。

ただlife360と同様に相手のスマホにインストールする必要があるため、無断で相手のスマホにインストールするのは違法性があり注意が必要です。有料プランもありますが、無料プランでも位置情報は確認できるため特に有料プランを選択する必要はありません。

注意点としては、アプリが日本語対応していないため、利用の際はGoogle翻訳や使い方を詳しく解説しているサイトなどを見て利用方法を掴みましょう。

具体的なGPSを見ていくと、性能や金額に大きな違いがあることがわかります。選ぶ際には、自分はどんな機能が欲しいのか？なぜGPSを使いたいのか？をしっかりと考え、自分の用途に合ったものを選ぶようにしましょう。

GPSを設置する際の3つの注意点

浮気調査に使えるGPSを知ったところで、次に浮気調査でGPSを利用する場合の注意点を見ていきましょう。

違法性のある場所に設置しない

GPS機器で浮気調査を行う際に、最も注意する点は違法性がある場所に設置しないという点です。

具体的に違法性がある場所とは、

• 浮気相手の車
• 配偶者所有の車
• 配偶者のカバンの中

などが、設置すると法に触れる可能性があります。違法性がある場所で取得した証拠は、法に触れるだけでなく離婚の際の裁判や調停で利用できない可能性があるため、違法性がある場所でのGPS設置は控えましょう。

バレない場所に取り付ける

GPS機器を設置する際は、必ずバレない場所に取り付けましょう。

違法性が低いGPSの取り付け場所として、夫婦共有の車が挙げられますが、車に取り付ける際はトランクルームの目立たない場所、車体の下など日常生活であまり使わない場所に仕掛けておくのがベターです。

GPSの設置がバレてしまえば、浮気を疑っていることが相手にバレてしまいより慎重に浮気を行うようになったり、浮気をしていない場合は相手からの信頼をひどく傷づけることになります。

GPSでの浮気調査に限らず、浮気調査をするうえでバレないことは必須事項のため、簡単に設置できる場所ではなく、バレないことを前提に仕掛ける場所を考えましょう。

どんな用途で取り付けたいのかしっかり決める

GPS機器を使って浮気調査を行う場合、なぜこの調査を行うのかを事前にはっきりさせておきましょう。

GPS機器には種類があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。このためGPSを仕掛ける前に自分の目的をきちんと決めておかなければ、どのGPS機器を使い浮気調査を行うか決めることができません。

例えば浮気を疑っていて、証拠よりも浮気をしているか確信を得たい場合は、ロガータイプのGPS機器を使い、怪しい日時の行動履歴を探ると確証に近づけるかもしれません。

逆に浮気について確証を得ているけど、証拠がなくて金銭面から探偵などに依頼することが難しく自分で調査したい場合は、決定的な証拠確保に役立つリアルタイムタイプGPSを使った方がいいかもしれません。

一概に浮気調査といっても、調査で何を求めるかで最適なGPS機器や使い方が変わります。だからこそ、GPS機器を使って自分のどんな要望を叶えたいのかを事前にしっかりと考えておきましょう。

浮気調査でGPSを使う場合、「どこに」「どんな目的」で取り付けるかで最適なGPSが変わります。また設置場所によっては違法性がある場合もあるため、注意点をしっかりと踏まえて安全な方法で利用しましょう。

GPSを使った浮気調査の違法性と問題点とは？

浮気調査に使えるGPSと、GPSを使った浮気調査の注意点を知ったところで最後はGPSを使った浮気調査の違法性と問題点についてしっかりと考えておきましょう。

どんな違法性があるの？

GPSを使った浮気調査を行う前に、どんな違法性があるのかを知っておきましょう。

プライバシーの侵害

「プライバシーの侵害」とは、個人情報・私生活など知られたくないことを本人の同意なく他者に知られたり、公開されることを指します。具体的に刑事罰はありませんが、民法上の責任はあります。

浮気調査の場合は、意図してスマホの画面を盗み見る、調査対象者の持ち物にGPS機器を忍ばせるなどが抵触する可能性があります。

ストーカー規制法

「ストーカー規制法」とは、つきまとい・監視・待ち伏せなどストーカー行為を行う人物に、警告、刑罰を科し被害者を守るために制定された法律です。（参照：「ストーカー行為等の規制等に関する法律」法令検索より）

令和3年5月26日に大きな改正が行われ、「GPS機器を用いた位置情報の取得」も規制対象となりました。このため共用の車以外で、例えば浮気相手の車や持ち物にAirTagなどのGPS機器を取り付ける、婚姻前の恋人の段階で、尾行や張り込みを行う場合は法に抵触してしまう可能性があります。

不正指令電磁的記録供用罪

「不正指令電磁的記録供用罪」とは、正当な理由がないのに人が電子機器（スマホ・PC）を利用する際に、意図した動作をさせない、意図しない動作をさせるために不正な指令を与えた際に処罰される法律です。刑罰は3年以下の懲役または50万円以下の罰金となっています。（参照：「刑法168条の2第2項」法令検索より）

具体的に浮気調査の際は、調査対象のスマホやPCに浮気調査アプリを無断で入れてしまった際に適用される可能性があります。

不正アクセス禁止法違反罪

「不正アクセス禁止法」は、不正アクセス行為や不正アクセスに繋がる識別符号の不正取得・保管行為・不正アクセス行為を助長する行為を禁止する法律です。（参照：「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」法令検索より）

識別符号とは一般的にIDやパスワードを指し、具体的に浮気調査の場合は、相手に許可なくLINEを見る、トーク履歴を転送するなど無断でIDやパスワードを使って情報収集する行為が抵触する可能性があります。

問題点①：GPS機器が見つかる可能性

GPSを使った浮気調査で、最も大きな問題点はGPS機器が調査相手に見つかってしまう可能性がある点です。GPS機器を使った浮気調査では、必ずどこかに機器を忍ばせる必要があり、GPS機器が見つかってしまえば、浮気調査をしていたことが相手にバレてしまいます。

浮気調査で最も問題となるのが、相手に調査していることがバレ、トラブルになる点のため、浮気調査の証拠となる機器を仕掛ける必要がある点が最も大きな問題点といえます。

問題点②：GPSだけでは浮気の証拠にならない

GPSを使った浮気調査でもう一つ覚えておきたい問題点は、GPSの調査結果だけでは浮気の証拠にはならないという点です。例えばGPSの反応がラブホテルで確認されたとしても、それだけでは裁判や調停では浮気の証拠としては認められません。

GPSの証拠はあくまで決定的な証拠を掴むための補助道具であり、例えばリアルタイムタイプならラブホテルからの出入りをチェックするために利用し、ロガータイプであれば怪しい日程の周期を割り出し尾行して決定的な証拠を入手するなど、裁判でも使える証拠を集めるための便利なツールと考えておきましょう。

問題点③：見つかった場合相手から信用を失う

最後に覚えておきたい問題点は、GPSを使った浮気調査はバレてしまえば相手の信頼を大きく失うという点です。一つ目の問題点とリンクしますが、GPSを使った浮気調査は相手に対して何らかの形でGPS機器やアプリを忍ばせる必要があります。

このためもしバレた場合はGPS機器そのものが見つかる場合が多く、他の自分で行う浮気調査に比べて、言い訳が難しいという点があります。つまりもし浮気自体が思い過ごしだった場合、浮気調査をしていることがバレてしまえば、言い訳することが難しく、夫婦間の信頼関係に大きな影を落としてしまうことも考えられます。

GPSを使った浮気調査はメリットがある反面、違法性や問題点もはらんでいます。安易に利用するのではなく、悪い面も享受できるかをしっかり考えて利用を検討しましょう。またもし違法性や問題点についてリスクを感じた場合は、プロの探偵事務所などを利用して安全に調査を行う決断も大切です。

多くの探偵事務所では無料相談を行っているためもし、自分で調査するのは難しいと感じた場合はまずは気軽に相談をしてみましょう。

探偵事務所に無料相談を行う

まとめ

GPSを使った浮気調査は、離れた場所からでも相手の居場所を知り、怪しい日時の行動履歴を知ることができ浮気調査では大きな役割を果たします。

しかしその反面、取り付け場所を間違えると違法性があり、機器を取り付ける必要があるためバレるリスクもはらんでいます。

大切な相手について疑惑があるときに、GPSを使った浮気調査は魅力的に見えますが、利用する際には必ず注意点・問題点・違法性など、メリットばかりではなくデメリットの部分もしっかりと認識したうえで、取り入れるかを検討しましょう。