不倫が盛り上がってくると、長く一緒にいたい気持ちが高まり、不倫旅行を決行するカップルは少なくありません。出張や帰省と偽り、温泉地などで濃密な時間を過ごしているのです。
本人たちはバレないと思っているようですが、よくある言い訳や見破る方法を知っておくと、必ずボロがでてくるでしょう。
こちらでは、不倫旅行について解説し、不倫旅行発覚後にとるべき行動についても紹介します。
- 不倫旅行で選ばれがちなスポット
- 不倫旅行でよく使われる言い訳
- 配偶者の不倫旅行を見破る方法
不倫旅行へ出かけるカップルの心理
ホテルで密会するだけでもリスクがあるのに、わざわざ旅行に出かける不倫カップルの心理とはどのようなものなのでしょうか。
不倫にハマっている男性・女性は、「運命の出会い」で頭がいっぱいだったり、「身体の相性」に惑溺していたりして、通常の倫理観の外側にいると考えられます。
他者からは理解が難しい不倫旅行に出かけるカップルの心理を、彼らの目的や行動から知っていきましょう。
不倫旅行する目的
不倫旅行をする目的はさまざまあります。カップルの事情にもよりますが、次に挙げる理由が多いでしょう。
- 長時間一緒にいたい
- 時間を気にせず愛し合いたい（セックスしたい）
- 遠出して人目を気にせず過ごしたい
- 旅先の思い出を共有したい
- 非日常空間で新鮮な気持ちを味わいたい
モチベーションの度合いも、上記のような順番と考えられます。
普段の不倫デートでは、人目を気にしながら食事→コソコソとホテルに移動→2時間愛し合うというコースがせいぜいでしょう。「もっと一緒にいたい」「満足するまで愛し合いたい」「人目を気にせず過ごしたい」という気持ちが募り、「それでは不倫旅行を決行しよう」という話になります。
宿泊をともなう旅行であれば、ずっと一緒にいられて、時間を気にせず思い切り愛し合うことも可能です。知り合いに見つかる可能性が低い旅先では、学生気分で手をつないでデートすることもできて、恋愛気分を満喫できます。
また、旅先での特別な思い出を共有して親密度を深めるだけでなく、非日常空間で新鮮な気持ちで向き合うこともできるため、不倫恋愛中のカップルには楽しいことばかりです。
配偶者の立場からすれば、なんとしても阻止して正義の鉄槌をくだしたいところでしょう。
不倫旅行で選ばれる場所
不倫カップルを盛り上げてくれる、思い出作りに最適な場所がいくつか挙げられます。
- 温泉旅館
- 海辺
- 遠方のテーマパーク
- 遠方の都市
- 遠方のラブホテル
- 海外
温泉旅館
部屋での食事やお風呂があることから、不倫カップルがのんびりと2人だけの時間を過ごすのに最適です。露天風呂つきの客室であれば、不倫旅行をロマンチックに満喫できることでしょう。
海辺
海辺のホテルで、海を見ながら過ごすのも人気があります。普段にはない開放感を味わいながら、海の彼方に2人の未来を思い描くこともあるかもしれません。
遠方のテーマパーク
知り合いと遭遇する心配のない遠方のテーマパークなら、学生気分ではしゃいだデートをかなえられます。絶叫マシンでドキドキ感も味わえるでしょう。
遠方の都市
遠方の都市であれば、人目を気にせず、観光やグルメを堪能できるでしょう。普段、関東圏で暮らしているなら、風情のある京都旅行などが人気です。
遠方のラブホテル
いつもと違う、遠くのラブホテルに宿泊するカップルもいます。ラブホテルはそれぞれ趣向を凝らした部屋やサービスがあるため、身体の関係を思い切り楽しみたいカップルには、ラブホテル巡りも好まれるでしょう。
海外
なかには、不倫旅行で海外を楽しむカップルもいます。配偶者に内緒で使える金銭に余裕がある場合や、どちらかの海外出張についていく場合が多いと考えられます。
非日常空間の感動を共有し、仲を深めて帰ってくることでしょう。
不倫旅行はイベント時に決行されがち
不倫旅行は、誕生日などのイベント時に決行されることが多いでしょう。
- お互いの誕生日
- つき合い始めた記念日
- 大型連休
- クリスマス、バレンタインなど
誕生日当日は家族と過ごすため、誕生日から少しずらした日程で出かける場合があります。また、つき合い始めてから1年目や2年目の記念日に、普段とは違うデートを演出するために、不倫旅行を企画することもあるでしょう。のちほど詳しく解説しますが、不倫旅行のための言い訳は大半が出張です。
ゴールデンウィークや年末年始の連休時に、家族が帰省したすきに浮気相手と不倫旅行に出かけるパターンもあります。ほかにも、クリスマスやバレンタインなどのイベント時も、当日は怪しまれるため、少し日程をずらして不倫旅行に出かけるケースがあるでしょう。
不倫旅行はどの季節でも行われる
不倫旅行において、特に好まれる季節はなく、都合に合わせて通年行われる可能性があるでしょう。春はテーマパーク、夏は海辺、秋は古都、冬は温泉と、それぞれの季節に合わせて不倫旅行を満喫するでしょう。
不倫旅行でよく使われる言い訳
不倫旅行では、よく使われる言い訳があります。
- 出張
- 帰省
- ゴルフ
- 友人と旅行
上記はどれも疑われにくく、一泊ぐらいならバレることも少ないため、上手く言い訳を使い分けて、繰り返し不倫旅行をしている人もいるでしょう。
出張
夫側が浮気している場合、不倫旅行の言い訳のトップは「出張」です。出張であれば、妻から咎められる心配なく出かけられます。出張を言い訳に使う場合、不倫旅行の行き先と出張先を同じに設定し、配偶者から「どうだった？」と聞かれても、上手に答えられるようにしている可能性もあります。
出張先がなぜか温泉地だったり、観光地だったりしたら疑わしいでしょう。
帰省
妻側が不倫をしている場合、不倫旅行の言い訳として最も便利なのが「帰省」です。帰省するのなら宿泊しても不自然ではありません。また、久しぶりに地元の同級生に会うという名目で、華やかな装いをしても疑われにくいでしょう。
疑わしい場合には帰省先に電話をして、本当に帰省しているのかどうか確認してみましょう。ただ、なかには宿泊先に設定した友人と結託して、口裏を合わせているケースもあります。
ゴルフ
「ゴルフ」は、泊まりがけで出かける口実として使えます。遠方のゴルフ場でプレーする場合には、宿泊することもあるため、怪しまれることは少ないでしょう。
「来月、仕事関係者のゴルフコンペがあるんだ」
このように仕事の一貫だと主張されたら、お金をかけて出かけることを非難することもできません。
友人と旅行
男女ともに、友人と旅行だと偽って不倫旅行に出かけることはあるでしょう。
- 久しぶりに同級生たちと温泉に行く
- 習い事のメンバーと京都に行く
- 友人に誕生日祝いの旅行を企画してもらった
上記のように、言い訳はいくらでもあります。
実際に不倫旅行で行く場所と同じ場所を教えておき、ご当地土産を買って帰ることもあるでしょう。友人で集まったわりに写真が一枚もない場合は、不倫旅行の可能性があります。
不倫旅行を見破る5つのポイント
まことしやかな言い訳でも、必ずボロは出るものです。怪しいと感じたら、以下で紹介するポイントをチェックしましょう。
ネットの検索履歴をチェックする
配偶者のインターネットの検索履歴をチェックしてみましょう。
- カップル向けの旅先を検索
- カップル向けホテル・旅館の検索
- グルメ情報の検索
- 観光情報の検索
明らかにカップル向けの情報を検索していたら怪しいでしょう。また、次のワードなどで検索した履歴があったら要注意です。
「カップル 温泉 一緒に入る」
「ホテル カップル おすすめ」
「レストラン 彼女（彼氏） 誕生日」
旅行前後の荷物を調べる
旅行（出張）前後の荷物を調べてみましょう。出かける前と後で、不倫旅行に特徴的なものが出てくる可能性があります。
【不倫旅行前の荷物に見られる特徴】
- セクシーな下着
- 新品の下着や洋服
- 異性へのプレゼント
- 避妊具
【不倫旅行後の荷物に見られる特徴】
- 異性の髪の毛
- 本人のものではない香水の移り香
- 高級ホテル・旅館の料金2人分のレシート
- 異性からのプレゼント
本人の入浴中か就寝中に調べるとよいでしょう。
車をチェックする
自家用車で出かけた場合には、帰宅後の車中をチェックしてみましょう。
- 助手席のシートの位置が変えられていないか
- 異性の髪の毛が落ちていないか
- カップルで使ったお金のレシートがないか（2人分の食事代やホテル代）
また、ドライブレコーダーやカーナビの記録を調べてみると、不倫の痕跡が見つかるかもしれません。本人から伝えられた行き先と違う場所に行っていたり、浮気相手の姿や声が記録されていたりする場合は不倫旅行の疑いが強まるでしょう。
クレジットカードの明細を確認する
クレジットカードの明細から、不倫旅行が発覚することがあります。
- 高級レストランの食事代
- 2人分のホテル代
- 浮気相手へのプレゼント代（アクセサリー・時計など）
ただし、 パートナーの郵便物を無断で開封する行為は違法に問われる可能性があります。すでに封を切った明細を確認しましょう。
旅行中に電話してみる
旅行中（出張中）に電話して、反応を確認するのも一つの方法です。LINE通話でカメラをONにしてもらい、特に不審な点がなければ不倫旅行の可能性は低いでしょう。
怪しいのは次の場合です。
- 何度かけても電話に出ない
- カメラオンをかたくなに拒否する
- 重要な用事を告げてもすぐに電話を切ってしまう
電話が無理ならメッセージを入れてみるのもおすすめです。全くレスポンスがないようなら疑ってみてもよいかもしれません。
不倫相手との旅行が発覚したらとるべき行動
配偶者が不倫相手と旅行している事実が発覚したら、ショックで打ちのめされてしまうかもしれません。あるいは、「今すぐ家から蹴り出してやる！」と憤怒にかられることもあるでしょう。
しかし、感情にまかせた行動や言動は控えましょう。動揺や怒りは当然ですが、今後の展開を有利に運ぶためには、まずは冷静になることが大切です。
相手の警戒心を高める行動を慎む
配偶者の不倫旅行を知っても、まずは、知らないふりをしましょう。
次の行動は厳禁です。
- 証拠がない状態で配偶者を問い詰める
- 浮気相手に突撃する
不倫旅行や浮気がバレたと悟られると、相手に警戒心が芽生えて、証拠を隠滅したり、慎重に行動したりするようになってしまいます。そうなると、証拠をつかむことが困難になってしまうのです。
配偶者に対する怒りは一旦抑え、「これで証拠をつかめる」と考えて冷静に行動しましょう。
自力でできる証拠集めをする
自力でできるリスクが低い方法で浮気の情報収集をしましょう。
次の方法が違法のリスクが少ないと考えられます。
- カーナビやドラレコを調べる
- 車内を調べる
- 衣類・カバン・財布の中身を調べる
- クレジットカードの明細を調べる
- 手帳を調べる
- SNSの投稿やフォロワーを調べる
あまり深追いすると相手にバレてしまったり、法に抵触してしまったりという危険性があります。本格的な浮気調査はプロである探偵に依頼するのがおすすめです。自分では、依頼時に調査に役立つような情報を無理のない範囲で収集することが望ましいでしょう。
また、浮気の証拠として、どうしても配偶者のスマホを調べたくなるかもしれませんが、持ち主に無断でスマホを調べるのは違法リスクが高い行為です。
プライバシーの侵害や不正アクセス禁止法に違反する可能性が高いため、注意しましょう。（※1）（※2）
夫婦関係の今後を決める
不倫を知ったのなら、夫婦関係を今後どうしていくのか考える必要があります。
- 離婚はしない（夫婦関係の再構築）
- 離婚はしないが慰謝料請求はする
- 離婚・慰謝料請求をする
- 離婚はするが慰謝料請求はしない
夫婦によってさまざまなパターンがあり、正解はありません。どうするべきか悩むときには、「経済的な自立が可能であるか」「配偶者の協力なしに子どもを育てられる環境があるか」など、優先順位を決めて考えていきましょう。
いずれのパターンを選ぶとしても、話し合いを有利に運ぶためには浮気の決定的な証拠が必要になってくるでしょう。
専門家に相談する
配偶者の不倫旅行や浮気を知れば、深く傷つき、動揺するのは当然のことです。まずは探偵事務所の無料相談を利用して、プロのカウンセリングを受けながら、気持ちを整理していくのがおすすめです。
離婚や慰謝料請求に有効な証拠とは
それでは、離婚や慰謝料請求に有効な証拠について知っておきましょう。
不貞行為を立証する証拠
離婚や慰謝料請求の際に有効なのは、不貞行為（肉体関係）を立証できる証拠です。（※3）
具体的には次のような証拠です。
- ラブホテルに出入りする2人の鮮明な写真
- ホテルのベッド上にいる2人の写真
- 性交渉中の録音音声
上記であれば、かなり強力な証拠となるでしょう。
2人で食事した写真だけでは証拠にならない
法的な場で有効になる証拠とは、2人が肉体関係にあると立証できるものです。2人で親しく食事している写真や、手をつないで歩いているだけの写真だけでは、残念ながら不貞行為を立証することはできません。
ただし、不倫相手が誰であるのかを特定するときに役立つこともあるため、入手できたら保管しておきましょう。
不倫の証拠を入手するための方法
不倫・浮気の証拠を入手するための方法には、自力で集める方法と、専門家に依頼する方法があります。最も確実なのは、自力で集めた情報をもとに、専門家に依頼することです。
自力でできるリスクが低い証拠集め
不倫の証拠を入手するためには、前述したような、自力でできるリスクが低い証拠集めの方法があります。
次のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット】
- すぐに調査を開始できる
- 他人に知られずに調査できる
- 専門家に依頼した場合の調査期間短縮、調査費用節約が狙える
【デメリット】
- 時間・労力・精神的負担がかかる
- 決定的証拠をつかむのは難しい
- 違法トラブルに発展する可能性がある
自力での調査は、すぐに着手できるため、タイミングを逃さずに証拠をキャッチできるメリットがあります。しかし、通常、法的な場で有効になる不貞行為の証拠を自力でつかむことは難しく、無自覚なまま違法トラブルに発展してしまう可能性もあります。
さらに、違法に収集した情報は証拠として認められないこともあるのです。
探偵に依頼する
離婚・慰謝料請求に有効な証拠集めをするなら、探偵に浮気調査を依頼するのがおすすめです。
探偵に依頼することには次のメリット・デメリットがあります。
【メリット】
- 決定的証拠を入手できる可能性が高い
- 合法的な調査ができる
- 時間と労力を節約できる
- 法的手続きや交渉へのサポートが得られる
【デメリット】
- 費用がかかる
- 調査結果が期待に沿わないこともある
探偵に浮気調査を依頼する場合、一番のネックはやはり費用でしょう。しかし、探偵は「探偵業の業務の適正化に関する法律」に基づき、合法的に尾行や聞き込みを行うことができます。（※4）また、探偵の調査結果報告書は、裁判においても有力な証拠として役立ちます。
費用はかかりますが、依頼することで得られるメリットのほうが大きいでしょう。
不倫旅行を重ねて仲が深まる前に対処しよう
配偶者の不倫旅行を知った場合、ショックや落胆が大きく、現実から目を逸らして2人をそのまま放置してしまいがちです。
しかし、放っておけば、さらに不倫旅行を重ねて、親密度が増し、最悪の場合、こちらが証拠をつかむ前にあちらから離婚を言い出されるなどのリスクも発生してきます。
不倫旅行を知ったら、自分でつかめる情報を保管しながら、速やかに探偵に相談しましょう。1人で抱え込まずに、専門家と相談して対処していくことがおすすめです。
