安定した収入と、堅実なイメージがある銀行員。
理想の結婚相手として、婚活市場で高い人気のある職業ですが、モテるからこそ一部では「銀行員は不倫が多い」「銀行員は浮気しやすい」といった噂が囁かれています。
この記事では、銀行員に不倫が多いというのは本当なのか?浮気が多いといわれる原因とは?そして銀行員のパートナーの浮気を未然に防ぐ具体的な方法を紹介していきます。
人が羨む仕事につくパートナーを射止めたからこそ、幸せな結婚生活を続けていくために、この記事を通して「浮気」や「不倫」という災難を、どう振り払っていくかを考えるきっかけに使ってください。
銀行員は不倫が多いって本当?
まず初めに知っておきたいのが「銀行員が不倫しやすい」「銀行員は浮気が多い」という噂には、確かなデータは存在しません。
職業別離婚者数の推移は5年ごとに行われる「人口動態統計職業・産業別調査」(参照:厚生労働省より)に、記録されていますが、この記録には管理的職業従事者、事務従事者、などの14区分にしか分かれておらず、銀行員といった具体的な職業での離婚者数や不倫率などの確かなデータはどこにも存在しないのです。
しかしそれではなぜ、銀行員に限らず「警察官は浮気しやすい」「保育士は浮気しやすい」など、職業によって浮気しやすい・不倫に走りやすいといったイメージが持たれてしまうのでしょうか?
銀行員が浮気や不倫をしやすいといわれる3つの原因
銀行員に不倫や浮気者が多い、というデータによる裏付けはないとわかったものの、そもそもなぜ「銀行員は不倫をしやすい」というイメージを持たれてしまうのでしょうか?
原因は銀行員という職業特有のイメージや、その職種を選び実際に働いている人の共通点、そして職場環境という3つの要素が重なり合うことで生れます。
それでは銀行員という職業背景でわかる、浮気や不倫が心配される具体的な原因にはどんなものがあるのでしょうか?
婚活市場で人気の職業だから
銀行員といえば世の女性たちから「高収入で、簡単には潰れない安定した就職先」と捉えられることが多く、婚活市場では今も昔も高い人気を誇る仕事です。
実際に銀行員の平均年間給与を「有価証券報告書」(2019年3月期)で調べてみると、
- 三井トラスト・HD【1303.7万円】
- 三井住友FG【1155.1万円】
- 三菱UFJFG【1067.5万円】
その後10位となったスルガ銀行でも【729.2万円】と、国民の平均年収436万円(参照:令和元年の国税庁の民間給与実態調査より)に比べ、約2倍~1.5倍もの差があります。
このように年収だけをみても、結婚生活に安定と現実感を求める女性にとって、銀行員という職に就く異性は明るい将来設計を描きやすく、すでに結婚していたり、恋人がいたとしても「奪い取ってでも自分のものにしたい」という人が現れるのは不思議なことではないのです。
想像以上にストレスがかかる職場だから
銀行といえば通常の窓口業務は15時までと、一見普通の会社員に比べるとかなりのホワイト企業にみえますが、実際には上昇志向の高い人こそ、公私を問わず膨大な仕事量をこなす必要がある職業です。
例えば15時の窓口業務終了後は集計や書類の総チェック、窓口が休みの休日でも、ローン相談会や地域貢献のための行事参加など、私たちが考えている以上に多忙な日々を過ごしています。
また多くの銀行では、就職後もほぼ必修取得資格として
- 銀行業務検定
- ファイナンシャルプランニング技能士
- 日商簿記
その後のステップアップとして
- 中小企業診断士
- 宅地建物取引士
など様々な資格取得を勧めており、新卒から数年間は就業時間だけでなく、プライベートな時間も資格取得のために勉強漬けになるという場合も少なくありません。
このように仕事中だけでなく、プライベートな時間も大きな制限をされることから、家族で過ごす時間が少なくなり家庭不和、その心の隙間を埋めるために同僚や部下と不倫に走るといったケースも存在します。
部署によっては接待や飲み会、出張が多い
銀行員の中でも営業職についている場合は、飲み会やゴルフの接待は仕事の一環であり、断ることは許されません。
そういった接待の中には、若くて綺麗な女性がいるお店を訪れることも多く、結果的に誘惑が多い場にいることになり、気づくと浮気や不倫といった引き返せない状況に陥ってしまう場合がります。
また務めている銀行にもよりますが、出張が多い部署の場合は出張先で同僚と不倫関係をもったり、家族とは離れた地で一夜の遊びを楽しむといった、時間的隙が生まれやすい環境も不倫や浮気を助長する一因です。
銀行員ならではの浮気のサインとは?
銀行員が結婚相手として人気の職業であること、そして労働環境によっては誘惑が多く、多大なストレスがかかっていることが分かったところで、銀行員ならではの不倫や浮気のサインにはどんなものがあるのでしょうか?
以下は銀行員ならではの4つの不倫の兆候です。
- お金の管理を自分でしたがる
- 出張や飲み会が急に増えた
- 身だしなみやファッションに急な変化があった
- 家族の話や将来の話を嫌がる
銀行員のパートナーがいる家庭では、お金の管理はその道のエキスパートであるパートナーが行い、妻は生活費をやりくりしているという家庭も少なくはありません。
ただ銀行員特有の不倫の兆候として、もともと妻が管理していたお金を急に自分で管理したがるようになったり、貯金の詳しい内訳を話すことを嫌がったりなど金銭管理が不透明になるという傾向があります。
また部署によっては出張や出向が多いのは不自然ではありませんが、回数や滞在日数が急に増えたり、出張後の帰宅時間が遅くなるなど「気になる変化」がある場合は注意が必要です。
むやみにパートナーを疑うのは家庭内がギクシャクする原因となってしまいますが、もし気になるところがある場合は自分なりに「何が気になるのか?」「どういった点が腑に落ちないのか?」をノートなどに書き出し整理してみると、冷静に状況を判断する手助けとなります。
またもし銀行員という仕事面だけでなく、性格面で浮気しやすい夫の特徴を知りたい場合は、以下の記事も合わせて読んでみましょう。
銀行員のパートナーに浮気や不倫をさせない方法とは?
誰もがうらやむパートナーと結ばれたからこそ、その幸せが壊れてしまうのが怖いと感じるのは当然です。それでは、幸せな結婚生活を継続させる具体的な方法はないのでしょうか?
自分が一番の理解者であることを実感させる
銀行員の多くは熾烈な出世競争に、心身ともに疲弊していたり、同期の社員と自分を比べて日々複雑な心境を抱いていたりと、安定と高収入を得る代わりに多くのことを飲み込みながら生活しています。
このためもし、そういった強いストレスの解消口として浮気に走ることを阻止したい場合は、常にパートナーの一番の理解者であることを心がけてみてください。
辛そうにしている時は、優しくうなずきながら話を聞く。
何かため込んでいそうな時は、さりげなく話を振り愚痴を吐き出させる。
あなた自身がパートナーにとってなくてはならない存在だと理解してもらえば、不倫や浮気といった誘惑が襲ってきても、あなた自身を失う恐怖とその場限りの快楽を天秤にかけ、踏みとどまってくれる確率が高まります。
夫婦関係がいつまでも良好でいるためにも、お互いがお互いにとって無二の存在であり続ける努力をしてみましょう。
夫婦でやりたいことを計画してみる
銀行員は職業柄、お金の計算やその後の計画性に非常に優れた能力を発揮してくれます。
このためもしパートナーが魅力的で不倫や浮気が心配なら、二人でワクワクするような将来設計を考え、少しずつ実行していきましょう。
子供は男女一人ずつ欲しいね。
二人でフランスに1週間滞在しよう。
将来は5LDKの大きな庭の家を建てるのが夢。
こういった楽しい目標を立てることで、夫婦で同じビジョンを共有することができ、計画的で実行能力の長けた銀行員のパートナーにとって、楽しい気持ちで夫婦生活を維持し続けることができます。
浮気したらどうなるかをはっきり伝えておく
もしパートナーが魅力的で浮気が心配なら、折を見て最初から「浮気だけは絶対に許さない。」という強いメッセージを伝えておくことも一つの予防策です。
ただ相手に何の落ち度もない時に、こういったメッセージを伝えると、困惑したり気分を害してしまう可能性が高いため、例えば芸能人の浮気のニュースが流れた時にさりげなく、
「浮気は本当に最低…。もし自分がされたら一生許さないし、相手をとことん追い詰めちゃうな。」
「浮気なんてしてるんだから、職場にバラされても仕方ないよねぇ」
など、仮定の話だけでも牽制を与えておくと、もし誘惑が訪れてもふとした瞬間にあなたの言葉を思い出し、踏みとどまってくれる可能性があります。
お金の管理を見直してみる
銀行員という職業柄、数字やお金、資産運用に強く、妻がお金を管理するよりも銀行員の夫が大きな管理を行い、妻が決められた生活費の中でお金を管理するといった傾向があります。
このため妻としては把握しているのが生活費だけになり、結果的に銀行員の夫がいくら貯金して、いくら私的に使っているか把握できず、金銭的隙がうまれやすくなります。
こうしたお金の隙を作らないためには、急にお金の管理を任せてほしいというより、月に1度は夫婦で現在の貯蓄状況や今後の資産状況を話し合う機会を設けてみましょう。
夫婦で共にお金を管理していく、という形をとれば夫が不透明なお金の動きをしにくくなり、結果的に不倫や浮気を防ぐことに繋がります。
魅力的な相手の伴侶という意識を
銀行員という職業は、安定した結婚生活に夢を抱く女性にとって非常に魅力的な仕事であり、そんな羨まれる人を射止めたからこそ、心理的・環境的・金銭的隙を作ることなく、夫婦で支え合っていくためには、どうすればいいのかを考えてみてください。
銀行員のパートナーがいることは、生きるために絶対に必要なお金という知識のエキスパートと、人生を共に歩むことができる大きな幸運の中にいます。
だからこそ、幸せな家庭を壊されることがないように、ぜひ不安になったらこの記事を読み返しつつ、最悪の事態を防ぐためには自分には何ができるか?を考えてみてください。