既婚者のなかには、パートナーがいることを伏せて別の異性と交際しようとする人がいます。そのため、彼氏が実は既婚者だったというケースがあります。
既婚者との交際はさまざまなトラブルの元となります。場合によっては相手の妻に慰謝料を請求されて、大きな経済的負担を負ってしまうこともあるでしょう。少しでも怪しいと思った場合は、早めに彼氏の素性を把握することが大切です。
この記事では彼氏が既婚者な気がするという人に向け、彼氏が既婚者である場合の特徴や対処法などを解説します。
- 既婚男性の特徴
- 彼氏が既婚者だった場合のリスク
- 既婚者かどうかの調べ方
彼氏が既婚者である場合の特徴
彼氏が既婚者である場合、次のような特徴が挙げられます。
- 自宅に案内してくれない
- 職場を教えてくれない
- 泊りをしてくれない
- 遅い時間に連絡が取れない
- SNSのアカウントを教えてくれない
- 季節のイベント時に会えない
- 家族・友人を紹介してくれない
- スマホに子供の写真を保存している
- クレジットカードを使わない
- 指輪の跡がある
自宅に案内してくれない
長期間交際しているにもかかわらず、彼が自宅に招待してくれない場合は要注意です。「部屋が散らかっている」「実家暮らしだから」「プライバシーを重視している」などの理由で、自宅への訪問を避けることがあります。既婚者であれば、家庭を持っているため自宅に招待できないのは当然です。
また、恋人の自宅ばかりで会おうとする場合も警戒が必要です。自分の生活環境を隠すことで、身元がバレるのを防いでいる可能性があります。
職場を教えてくれない
彼氏が具体的な職場名や勤務地を教えてくれない場合、「機密事項が多い仕事だから」「フリーランスで働いているから」などと言って詳細を避けることがあります。既婚者であれば、職場での姿を見られることで、家庭があることが露見するリスクを避けたいのかもしれません。
さらに、職場付近での待ち合わせやランチの提案を断る場合も疑わしい対応といっていいでしょう。「職場に来られると困る」「同僚に見られたくない」などと言って距離を置こうとする傾向があります。
泊りをしてくれない
デートの後や週末に泊まりを提案しても、「明日早いから」「家でやることがある」「体調が悪い」などの理由で断られる場合は注意が必要です。既婚者は家庭に戻らなければならないため、長時間の外泊や泊まりがけの旅行が難しいのです。
また、連休や長期休暇でも一緒に過ごす計画を立てられない場合、「家族旅行がある」「実家に帰省する」などと言って時間を作れないことがあります。
遅い時間に連絡が取れない
夜間や休日に連絡がつかない、または返信が極端に遅い場合も疑わしいです。「寝ていた」「携帯の電源が切れていた」「忙しかった」などの言い訳が多い場合、家庭での生活を優先している可能性があります。
電話に出ても小声で話したり、周囲の音が全くしなかったりする場合も要注意です。家庭内で通話しているため、周囲に気を遣っている可能性があります。
SNSのアカウントを教えてくれない
彼がSNSを利用しているにもかかわらず、「プライベートなことは載せていない」「SNSは苦手だから」などと言ってアカウントを教えてくれない場合は注意が必要です。既婚者であれば、家族や子供の写真、結婚生活に関する投稿があるため、アカウントの共有を避けたいと考えるでしょう。
また、SNSでの友人関係や投稿内容を知られたくないため、彼女のアカウントをフォローしない、友達申請を拒否するなどの行動も見られます。
季節のイベント時に会えない
クリスマス、お正月、バレンタインデー、誕生日などの特別な日に会えない場合も怪しいです。「仕事が忙しい」「家族の用事がある」「友人との約束がある」などと言ってデートを避けることがあります。既婚者であれば、家族との時間を優先せざるを得ないため、彼女との時間を作れないのです。
家族・友人を紹介してくれない
交際期間が長くなっても、彼の家族や友人に一度も会ったことがない場合も疑わしいです。既婚者であれば、当然周囲に恋人の存在を知られるわけにはいきません。
「家族と仲が悪い」「友人は皆遠方にいる」「プライベートと恋愛は分けたい」などと言い訳をして紹介してくれない場合は、既婚者である可能性があります。
スマホに子供の写真を保存している
彼のスマホや携帯電話を見たときに、子供の写真が保存されている場合、「甥っ子や姪っ子だよ」と説明されたとしても、実際には自分の子供である可能性があります。
また、スマホを極端に見せたがらない、通知を非表示にしている、ロックを厳重にかけている場合も警戒が必要です。
クレジットカードを使わない
デートの支払い時に現金のみを使用し、「クレジットカードは持たない主義」「現金の方が管理しやすい」などと言ってカードの利用を避ける場合も注意が必要です。
既婚者であれば、クレジットカードの明細から不倫がバレるのを恐れている可能性があります。とくに、高額な支出や頻繁な外食が明細に残ると、配偶者に疑われるリスクがあるためです。
指輪の跡がある
彼が指輪をしていなくても、薬指に指輪の跡や日焼けの差がある場合は要注意です。「ファッションで指輪をいくつかはめていたけど、最近外した」などの言い訳で誤魔化そうとするかもしません。
また、ファッションリングをいくつかはめて、結婚指輪の跡を誤魔化すこともあるでしょう。
彼氏が既婚者だった場合の対処法
彼氏が既婚者だった場合、次のような対処法を講じましょう。
- 既婚者であるかを直接確認する
- 独身であることを証明してもらう
- SNSをチェックしてみる
- 私物をチェックしてみる
既婚者であるかを直接確認する
疑いを持ったままでは精神的な負担が大きくなります。勇気を持って彼に直接問いただし、真実を確認しましょう。質問する際は、冷静な態度で臨み、感情的な非難は避けるようにします。彼の反応や言動から真実を見極めることができます。
もし彼がはぐらかしたり、怒り出したりする場合は、疑いがさらに深まります。逆に、真摯に説明してくれる場合は、誤解である可能性もあります。
独身であることを証明してもらう
彼に独身であることを証明する公式な書類を提示してもらう方法も有効です。具体的には、以下の書類が考えられます。
- 独身証明書:市区町村役場で取得でき、独身であることを証明する書類
- 戸籍謄本:婚姻状況が記載されており、既婚・未婚の確認ができる
これらの書類の提示を求めることで、彼の誠意を確認できます。正当な理由がない限り、提示を拒む場合は疑いが強まります。
SNSをチェックしてみる
彼のSNSアカウントを検索し、投稿内容や友人リストを確認してみましょう。家族や子供との写真、結婚式の写真などが掲載されている場合、既婚者である可能性が高いでしょう。また、過去の投稿やタグ付けされた写真から、彼の生活状況を把握できることもあります。
ただし、SNSの情報はあくまで参考程度に留め、違法な手段でのアクセスや他人のアカウントを使っての調査は避けましょう。
私物をチェックしてみる
彼の車内や持ち物に家族や子供に関するものがないか確認します。具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 車内のチャイルドシート:子供がいる証拠
- 子供向けの音楽CDやおもちゃ:家庭で使用している可能性
- 財布や手帳の中身:家族写真やファミリーカードなどが入っている可能性がある
ただし、無断で私物を調べることはプライバシーの侵害となるため、彼の許可を得て行うか、目に見える範囲で確認するようにしましょう。
彼氏が既婚者であった場合のリスク
彼氏が既婚者であった場合、次のようなリスクがあります。
- 法的責任を負う可能性
- 精神的なダメージ
- 社会的な評価の低下
- 将来設計の崩壊
- 経済的な負担
法的責任を負う可能性
既婚者との交際は、不貞行為とみなされ、民法第709条における不法行為となります。(※1)相手の配偶者から慰謝料を請求されるリスクがあります。慰謝料の金額はケースによりますが、数十万円から数百万円に及ぶこともあります。不倫の慰謝料は不倫期間によって変動するため、不倫期間が長引けば慰謝料はかさんでしまうでしょう。
さらに、裁判沙汰になると時間と費用がかかり、精神的な負担も大きくなります。法律的なトラブルを避けるためにも、早めに関係を解消し、必要であれば弁護士に相談することが重要です。
精神的なダメージ
信頼していた彼氏に裏切られた事実は、大きなショックとなります。自己嫌悪や他人不信に陥り、うつ病や不安障害を発症するケースもあります。心のケアが必要な場合は、専門家のサポートを受けることが望ましいです。
また、時間や感情を無駄にしたと感じ、将来への希望を失うことも考えられます。自己肯定感が低下し、新たな恋愛に踏み出せなくなるリスクもあります。
社会的な評価の低下
不倫関係が周囲に知られた場合、友人や職場での評価が下がる可能性があります。噂が広まることで人間関係が悪化し、孤立してしまう場合もあるでしょう。とくに職場恋愛であった場合、仕事に支障をきたすリスクが高まります。
また、SNSなどで情報が拡散されると社会的な信用を失い、最悪の場合、職を失うことも考えられます。また、デジタルタトゥーとして半永久的にネットに残ってしまうでしょう。
将来設計の崩壊
彼との結婚や家庭を築くことを夢見ていた場合、その計画が白紙になるだけでなく、再スタートに時間がかかることもあります。希望していた結婚時期を逃したり、新たな出会いの機会を失ったりと、将来への不安も増すでしょう。
また、彼との関係に時間を費やしたことで、キャリアや自己啓発の機会を逃している可能性もあります。
経済的な負担
慰謝料の支払い義務が生じた場合、経済的な負担が大きくなります。さらに、精神的なストレスから体調を崩し、医療費やカウンセリング費用がかかることもあります。仕事に集中できず、収入が減少するリスクもあるでしょう。
新しい生活を始めるための引っ越し費用や、生活環境の変化に伴う出費も考慮しなければなりません。
彼氏が既婚者か分からないなら探偵に調査を依頼
彼氏が既婚者かどうか分からないのであれば、探偵に調査を依頼しましょう。探偵に調査を依頼した場合、既婚かどうかに加えて次のような情報も把握可能です。
- 彼氏の本名や住所、勤務先
- 彼氏の妻の年齢や職業など
- 子供の年齢、学校など
- 家庭の状況
- 彼氏の結婚歴
- 彼氏の離婚歴
また、探偵に彼氏の素行を調査してもらうことで、次のようなメリットがあります。
- プロによる確実な証拠収集
- 身元や背景の詳細な把握
- 感情的な負担の軽減
- トラブルの回避
- 今後の適切な対応策の提案
以下で詳しく説明します。
プロによる確実な証拠収集
探偵は専門的な知識と経験を持ち、合法的かつ効果的な方法で確実な証拠を収集します。
自分で調査を試みると、感情的になり冷静な判断ができなくなったり、意図せず違法な手段を用いてしまうなどのリスクがあります。
一方、探偵は最新の機器や技術を駆使し、尾行や張り込み、聞き込み調査などを行い、彼氏の行動や生活状況を詳細に把握します。これにより、彼氏が既婚者であるか、ほかに隠している事実がないかを明確にできます。
法的に有効な証拠を手に入れることで、後々のトラブル回避や適切な対応ができるでしょう。
身元や背景の詳細な把握
自分で調査を行うには多くの時間と労力が必要なため、仕事や日常生活に支障をきたす可能性もあります。探偵に依頼することで、その間も通常の生活を続けながら、確実な情報を得ることができます。
さらに、探偵は彼氏の身元や背景を徹底的に調査します。具体的には、婚姻状況の確認、職歴や学歴、過去の犯罪歴や借金の有無、交友関係など、多角的な視点で情報を集めます。これにより、彼氏がどのような人物であるかを総合的に理解でき、信頼性を判断する材料が得られます。
彼氏が既婚者でなくても、将来を考えるうえで重要な情報を把握できるため、安心して関係を続けることができます。
感情的な負担の軽減
疑惑を抱えたまま彼氏との関係を続けることは、大きな精神的ストレスとなります。自分で彼氏を問い詰めたり、尾行したりすることは、感情的な衝突を招く恐れもあるでしょう。
探偵に調査を依頼することで、そのような負担を軽減できます。プロが客観的な視点で調査を行い、必要な情報を提供してくれるため、自分は普段通りの生活を送りながら結果を待つことができます。そのため、冷静な判断ができるようになり、最善の選択をする助けとなるでしょう。
トラブルの回避
素人が独自に調査を行うと、彼氏に気付かれて関係が悪化したり、法的な問題に発展するリスクがあります。違法な手段で得た情報は、逆に自分が訴えられる可能性もあります。探偵は法令を遵守し、適切な手段で調査を行うため、そのようなリスクを最小限に抑えられます。
また、調査が彼氏に知られることなく進められるため、余計なトラブルを避けることができます。彼氏と直接対峙したり尾行したりといった行為は、思わぬ危険を伴うことがあります。探偵は安全を最優先に、専門的な方法で調査を行いますので、自分や周囲の人々の安全を確保できるでしょう。
今後の適切な対応策の提案
調査結果をもとに、探偵事務所は今後の対応について専門的なアドバイスを提供してくれます。彼氏が既婚者であった場合、関係をどうするか、法的な手続きを取るべきかなど、具体的な指針を示してくれるでしょう。
また、必要に応じて弁護士などの専門家を紹介してくれることもあります。彼氏が独身であった場合でも、関係を深めるためのアドバイスや、信頼関係を築くためのコミュニケーション方法など、今後の関係性に役立つ情報を得ることができます。
専門家の意見を参考にすることで、自分一人では気づかなかった視点から問題を解決できる可能性が高まります。
彼氏が既婚者であるかどうかは早めに把握しておこう
彼氏が既婚者であった場合、相手の妻から慰謝料を請求されるリスクがあります。そのため、怪しい行動や言動がある場合は、早急に事実を確認しましょう。
彼氏が既婚者かどうかを確かめるには、既婚者であるかを直接確認する、独身であることを証明してもらうといったことが有効です。それが難しい場合は、自分で調査をせず探偵に身辺調査を依頼するのがおすすめです。
探偵であれば、彼氏が既婚者であるかどうかを調査したうえで、調査結果をもとに今後の対応について専門的なアドバイスを提供してくれます。さらに彼氏と直接やり取りするリスクも軽減できます。
不要なトラブルを避けるためにも探偵身辺調査を依頼しましょう。