パートナーが浮気に本気になる理由は?別れさせる方法なども解説

>パートナーが浮気に本気になる理由は?別れさせる方法なども解説

パートナーの浮気を放置していると、いつの間にか浮気相手に本気になってしまうケースがあります。そのままにしておくと夫婦関係の修復が難しくなるどころか、最悪の場合、離婚を要求される可能性もあります。再構築を考えている場合は早急に手を打ちましょう。

まずは浮気相手に本気になる理由を把握して本気になった際の兆候などを把握しておくことが大切です。

この記事では、パートナーが浮気相手に本気になる理由や慰謝料を請求するための証拠などを解説します。

この記事を読んでわかること
  • 浮気相手に本気になる理由
  • 遊びじゃない浮気の兆候
  • 浮気相手と別れさせる方法

浮気相手に本気になる理由は?

パートナーが浮気相手に本気になってしまうと、関係の修復は一層困難になります。その背景には次のようにさまざまな要因が絡んでいます。

  • 浮気から時間が経過しているため
  • パートナーとの関係が悪化しているため
  • 浮気相手と長く一緒にいるため
  • 浮気相手との相性がよいため

ここでは、浮気相手に本気になる主な理由を解説します。

浮気から時間が経過しているため

浮気関係が長期間にわたって続くと、最初は軽い気持ちで始めた関係でも、次第に情が深まっていきます。時間が経つことでお互いのことをより深く理解し合い、感情的なつながりが強くなってしまうことがあります。その結果、浮気相手への気持ちが本気になってしまうでしょう。

パートナーとの関係が悪化しているため

パートナーとの関係が悪化しているため

家庭内でのコミュニケーション不足や価値観のズレなど、パートナーとの関係が悪化している場合、浮気相手に心の安らぎや共感を求める傾向があります。関係が悪化したとのパートナーとの夫婦生活は不満やストレスが溜まるものです。それを解消するために浮気相手に依存し、次第に浮気から本気へと発展していくのです。

浮気相手と長く一緒にいるため

浮気相手が職場の同僚であったり共通の趣味を持っていたりする場合、仕事や趣味を通じて浮気相手と長時間一緒に過ごすことで、親密度が高まるケースもあります。一緒にいる時間が長ければ長いほどお互いのことを理解し合い、絆が深まってしまうでしょう。これが本気の恋愛感情に発展する要因となります。

浮気相手との相性がよいため

浮気相手と性格や価値観が合致し、相性が良いと感じる場合、本気になりやすい傾向があるでしょう。共通の趣味や興味を持っていると会話が弾み、一緒にいることが楽しく感じられます。

例えば共通の趣味のサークルで出会った浮気相手とは、職場やマッチングアプリ、ナンパなどで出会った相手よりも関係性がより深くなる恐れがあります。また、短期間で浮気相手に対する思いを募らせる可能性も高いでしょう。

浮気相手に本気になった際の兆候

パートナーが浮気相手に本気になっているかどうかを見極めるためには、次のようないくつかの兆候に注意する必要があります。

  • 優先順位が変わる
  • パートナーへの態度が変わる
  • 浮気相手と一緒にいる時間が増える

優先順位が変わる

優先順位が変わる

これまで家庭やパートナーを最優先に考えていた人が、突然行動や予定を変更するようになる場合は注意が必要です。浮気相手との時間を優先するために、家族との約束をキャンセルしたり、急な外出が増えたりすることがあります。

パートナーへの態度が変わる

上述の優先順位が変わるケースと似ていますが、浮気相手に本気になっている人はパートナーに対して冷たくなったり、無関心な態度を取るようになったりするのも兆候の一つです。会話が減る、目を合わせなくなるなど明らかに態度が変化した場合は、浮気相手に気持ちが向いている可能性があります。

浮気相手と一緒にいる時間が増える

残業や出張が増えたり、休日出勤が多くなったりする場合、浮気相手と過ごす時間を確保している可能性があります。不自然なスケジュールの変更や、連絡が取れない時間帯が増える場合は注意が必要です。浮気相手と一緒にいる時間が増えると、どんどん浮気相手にのめり込み、そのうち本気になってしまうでしょう。

残業や休日出勤は給与に反映される

パートナーが本当に残業しているのか、休日出勤しているのかは給与明細から確認可能です。本来、残業や休日出勤した場合は割増賃金が発生します。そのため、給与明細を確認することで、不倫の言い訳かどうかを判断できます。

パートナーと浮気相手を別れさせる方法

パートナーが浮気相手に本気になっていると感じた場合、関係を修復するための行動を起こすことが大切です。具体的には次のような行動を取りましょう。

  • 話し合う
  • 気持ちをこちらに向かせる
  • お金を管理する
  • 不倫誓約書を書かせる
  • 離婚をちらつかせる

話し合う

まず最初に行うべきは、パートナーとの真摯な話し合いです。感情的にならず、冷静にお互いの気持ちや考えを共有する場を設けましょう。浮気の原因や背景には、夫婦間のコミュニケーション不足や生活環境の変化など、さまざまな要因が潜んでいる可能性があります。

話し合いの際には、相手を責めるのではなく、自分が感じている不安や悲しみを率直に伝えることが大切です。また、パートナーが浮気相手と別れる意思があるのかを確認し、関係修復に向けた具体的な行動計画を立てると良いでしょう。専門のカウンセリングを受けることも、関係改善の一助となります。

気持ちをこちらに向かせる

気持ちをこちらに向かせる

パートナーの心を再び自分に向けるためには、自身の魅力を再発見し、高める努力が必要です。外見だけでなく、内面的な成長や新しい趣味を始めるなど、自分磨きをすることで、パートナーに新鮮な印象を与えることができます。

また、2人で共有できる時間や体験を増やすことも効果的です。共通の趣味を見つけたり旅行やデートを計画して、一緒に過ごす時間を大切にしましょう。ポジティブな思考と行動で、パートナーとの絆を再構築することが可能です。

お金を管理する

家庭の財政を見直し、お金の流れを把握することも重要な対策の一つです。浮気にはある程度の出費が必要です。浮気に伴う出費を抑制するために、共同の口座を設けたり、家計簿をつけるなどして、経済的な管理を強化しましょう。ただし、過度な制限や監視は逆効果となり、信頼関係をさらに損なう恐れがあります。

お金の管理を通じて、家庭の将来設計や目標を話し合う機会を持つことが大切です。二人で貯蓄目標を設定したり、家族のための投資を検討することで、パートナーに家庭への責任感を取り戻させることができます。

不倫誓約書を書かせる

法的な手段として、不倫誓約書を作成する方法があります。これは、パートナーに浮気の事実を認めさせ、再発防止の約束を文書化するものです。誓約書には、再度浮気をした場合の慰謝料や離婚に関する条件などを明記します。

不倫誓約書は法的効力を持つ可能性があるため、作成時には弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。これにより、パートナーに事態の深刻さを認識させ、浮気相手との関係を断つ決意を促すことができます。

不倫誓約書を作成する際は次のような点に注意しましょう。

  • 無理に同意させない
  • 公正証書として作成する

無理に同意させない

不倫誓約書は相手の同意が必要です。しかし、すべての人が同意するとは限りません。作成する際、相手が同意しないからといって無理に同意させるのは禁物です。無理に同意させた誓約書は効果が認められないばかりか、強要罪に問われる恐れがあります。

公正証書として作成する

不倫誓約書は、公正役場にて公正証書として作成しましょう。より効力を高められます。

通常の手法で公正証書として作成した場合、相手が誓約を破った際、強制執行を裁判所に申し立てる必要があります。一方、公正証書として執行認諾文言を盛り込んで不倫誓約書を作成した場合、裁判所への申し立てをせずに強制執行が可能です。

離婚をちらつかせる

最終手段として、離婚の意思を示すことも考えられます。民法770条1項1号では配偶者に不貞行為(配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと)があった場合、離婚の理由になると定めています。(※1

離婚を真剣に検討していることを伝えることで、パートナーに危機感を持たせ、浮気相手と別れる決断を促すことができるでしょう。ただし、この方法は関係がさらに悪化するリスクも伴うため、慎重に判断する必要があります。

離婚を視野に入れる場合は、事前に法的な準備を進めておくことが重要です。財産分与や親権問題など、離婚に伴う諸問題について弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

浮気相手に慰謝料を請求することも可能

浮気相手に慰謝料を請求することも可能

パートナーが浮気した場合、浮気相手に慰謝料を請求可能です。慰謝料を請求すれば浮気相手が再度パートナーと関係を持つリスクも避けられます。

長期間浮気していると慰謝料は高くなる

パートナーが長期間浮気していると慰謝料は高くなる傾向にあります。一般的に浮気の慰謝料は浮気期間や回数に応じて変動します。そのため、浮気の期間が長く回数も多くなると、請求できる慰謝料も高額になります。

慰謝料請求の証拠になるもの

パートナーの浮気相手に対して必ず慰謝料を請求できるわけではありません。慰謝料を請求するには、不貞行為を認めさせる証拠が必要です。

証拠もなく不貞行為を訴えてもパートナーや不倫相手にシラを切られる可能性があるうえに、法的にも不貞行為が認められません。その結果、得られるはずの慰謝料も認められません。

パートナーや不倫相手に慰謝料を請求する場合は、あらかじめ証拠を手に入れておきましょう。慰謝料請求の証拠になるものとしては、以下が挙げられます。

  • 写真・動画
  • 録音データ
  • 領収書やクレジットの利用明細
  • SNSやメールのメッセージ
  • 通話録音
  • カーナビの履歴
  • 調査報告書

写真・動画

写真・動画

パートナーと不倫相手が一緒にいるところを捉えた写真や動画は、強力な証拠となります。とくに、ブラホテルに入退室する写真は不貞行為を裏付ける重要な資料です。

ただし、写真を撮るために尾行する行為は、ストーカー規制法に抵触する恐れがあります。ストーカー行為をしたと認められると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられてしまいます。(※2)さらに、違法な手段で得た証拠は法的に無効となる可能性があるため、注意が必要です。

録音データ

パートナーと不倫相手の会話を録音したデータも有力な証拠となります。不倫の事実を認める発言や、不倫相手との関係について具体的に話している内容が含まれていれば、裁判でも採用されやすいでしょう。

ただし、録音は自分が会話に参加している場合に限られます。他人同士の会話を無断で録音することは、プライバシー侵害にあたる可能性があるため、慎重に行動しましょう。また、録音データは改ざんが疑われないよう、元の状態で保存しておくことが重要です。

領収書やクレジットの利用明細

ホテルやレストラン、旅行先での領収書やクレジットカードの利用明細は、不貞行為を裏付ける間接的な証拠となります。とくに、普段利用しない高級な施設や遠方への出費がある場合、不倫相手とのデートや旅行である可能性が高まります。これらの明細からパートナーの行動や支出のパターンを推測し、証拠として提出可能です。

SNSやメールのメッセージ

SNSやメールのメッセージもパートナーの不倫の証拠になり得ます。メッセージのなかでも、不貞行為が分かる内容であるということが条件です。日常的なやり取りを証拠として提出しても不貞行為は認められません。

なお、一見すると不貞行為を思わせるメッセージであっても、前後のメッセージを見ると異なるケースもあります。そのため、一文だけを見るのではなく、前後のメッセージも確認して総合的に判断しましょう。

通話録音

パートナーと不倫相手の通話を録音したデータも重要な証拠となり得ます。例えば、不倫相手からの間違い電話や、パートナーの携帯を通じて会話する機会があれば、その際の録音が有効です。録音時には、日付や時間を明確に記録し、データの信憑性を高める工夫が求められます。

ただし、他人の会話を無断で録音することはプライバシーの侵害に該当する可能性があるため、リスクが高い行為でしょう。

カーナビの履歴

パートナーの車のカーナビに残された目的地の履歴も、不倫の間接的な証拠として活用できます。頻繁に訪れている見慣れない場所や、特定の住所が繰り返し記録されている場合、不倫相手の自宅やデートスポットである可能性があります。ただし、車内を無断で調査することはプライバシーの侵害となる恐れがあるため、法律の範囲内で行うことが重要です。また、カーナビ以外にも、スマートフォンの位置情報履歴交通系ICカードの利用履歴なども参考になる場合があります。

調査報告書

調査報告書とは、探偵が不倫調査をした際に提出する書類です。探偵事務所に依頼して作成してもらう調査報告書は、法的に有効な証拠となります。プロの調査員が適切な方法で収集した証拠を詳細にまとめており、写真や日時、場所、行動の流れなどが正確に記録されています。調査報告書を提出することで、裁判や調停を有利に進めることができるでしょう。

また、探偵事務所は法律に精通しているため、違法性のない証拠収集が期待できます。調査費用はかかりますが、その分確実な証拠を手に入れることが可能です。

調査報告書はサンプルを見せてもらう

調査報告書には決まったフォーマットがありません。そのため、探偵によっては適切な調査報告書を提出しない可能性があります。適切ではない調査報告書は、浮気の証拠として機能しません。まずは探偵に調査報告書のサンプルを見せてもらい、次のような条件を満たしているかを確認しましょう。

  • 浮気の証拠写真が鮮明になっている
  • 証拠写真の撮影時刻が分かる
  • 調査内容が時系列に沿って記載されている
  • 調査現場の最新地図が添付されている
  • 客観性のある書類になっている

一方、次のような調査報告書は証拠として機能しない可能性があります。

  • 写真がピンぼけしている
  • 対象者の顔が分からない
  • 証拠となる写真の撮影時刻が分からない
  • 報告書の文章が曖昧・主観的になっている

パートナーが浮気相手に本気になる前に対応しよう

パートナーが浮気相手に本気になってしまう理由は浮気から時間が経過している、パートナーとの関係が悪化しているなどが挙げられます。パートナーが浮気相手に本気になった際は、優先順位が変わる、パートナーへの態度が変わるなどの兆候が現れかねません。

浮気相手に本気になる前に、話し合いやお金の管理、不倫誓約書の作成などを実行しましょう。また、浮気相手に対して慰謝料を請求することも可能です。

浮気相手に慰謝料を請求するのであれば、証拠を収集することが大切です。証拠は自分で収集できるものの、探偵に依頼するのがおすすめです。探偵が提出する調査報告書は浮気の証拠として機能します。