旦那の浮気相手がキャバ嬢!慰謝料請求できる3つのケース

旦那の浮気相手がキャバ嬢!慰謝料請求できる3つのケース

「旦那がキャバ嬢と浮気しているかもしれない」

そんな疑いが生じたら、慰謝料を請求し、精神的苦痛に対して償いをさせたくなるのが妻の心情です。しかし、キャバクラ通いをしている事実だけでは、慰謝料請求はできません。

この記事では、キャバクラ・キャバ嬢について解説し、キャバ嬢との浮気で慰謝料請求ができる3つのケースについてご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • キャバクラ・キャバ嬢とは
  • キャバ嬢との浮気・不倫で慰謝料請求ができる3つのケース
  • キャバ嬢と浮気している旦那の特徴

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  1. 浮気で慰謝料請求ができるのは不貞行為があるケース
  2. キャバクラ・キャバ嬢とは:性的行為をしない接客サービス
  3. キャバクラ通い・同伴だけでは慰謝料請求はできない
  4. キャバ嬢との浮気・不倫で慰謝料請求ができる3つのケース
  5. キャバ嬢に慰謝料請求をするのが難しい理由
  6. 男性がキャバクラ通いをやめられない理由
  7. 旦那のキャバクラ通いをやめさせる方法
  8. キャバ嬢と浮気している旦那の特徴
  9. キャバ嬢との浮気で慰謝料請求をするなら証拠が必要
  10. キャバ嬢への慰謝料請求は難しい!専門家に相談してみよう
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浮気で慰謝料請求ができるのは不貞行為があるケース

浮気で慰謝料請求ができるのは不貞行為があるケース

浮気が発覚したからといって、必ずしも慰謝料請求ができるわけではありません。慰謝料を請求できるのは、浮気の当事者同士のあいだに不貞行為がある場合です。(※1

不貞行為とは「配偶者以外の者と自由な意思で性的関係を結ぶこと」と定義されています。

まず、浮気で慰謝料請求ができるケース・できないケースを確認しておきましょう。

慰謝料請求ができるケース

浮気・不倫で、慰謝料請求ができるのは、不貞行為(性的関係)があると判断されるケースです。さらに、不貞行為を証明できる証拠も必要です。

慰謝料請求ができるケースを、次のポイントで確認しておきましょう。

  • 性的関係・肉体関係は、1回でも不貞行為になる
  • 原則として売買春も不貞行為になる
  • 性的関係・肉体関係を証明できる証拠が必要

たとえ不貞行為が明らかであっても、それを証明できる証拠がなければ、慰謝料を請求することはできません。

証拠については、詳しく解説している記事があります。そちらもご覧ください。

慰謝料請求ができないケース

どんなに親密に感じる関係であっても、不貞行為がない関係に対しては、慰謝料請求ができません。

次のケースでは、慰謝料請求はできないことを確認しておきましょう。

  • キス
  • 手つなぎ
  • 抱き合う
  • 食事デート
  • 頻繁なLINEのやりとり

上記のケースは、人によっては浮気と判断するのに十分な行為かもしれません。しかし、法的に問題とされるのは不貞行為(性的関係)です。

たとえ2人が手をつないで歩いている写真を入手したとしても、それだけで慰謝料請求をするのは難しいでしょう。

キャバクラ・キャバ嬢とは:性的行為をしない接客サービス

キャバクラ・キャバ嬢とは:性的行為をしない接客サービス

キャバクラとは風俗営業の一つで、女性が席について接待を行う飲食店のことです。

フランス語の「キャバレー」と英語の「クラブ」を合わせて「キャバクラ」となりました。風俗営業店ではありますが、性的行為は業務内容にありません

キャバ嬢とは、キャバクラで接客業務を行う女性のことです。ドレスアップして客のそばに座り、一緒にお酒を飲んで楽しくおしゃべりをします。

【キャバ嬢の業務内容の例】

  • ドレスとヘアメイクで華やかに装う
  • 客の隣に座る
  • お酒をつくる
  • 一緒にお酒を飲んで会話を楽しむ
  • タバコに火をつける
  • 延長や指名をお願いする
  • ボトルを入れてもらう
  • 連絡先を交換する・連絡をとる
  • アフターで食事やカラオケなどに行く
  • 同伴で客と食事などに行く

クラブでは1人の客に対して複数人の女性で接客をしますが、キャバクラは基本的にマンツーマンで接客します。クラブと比べて、若い女の子(18〜20代半ば)が中心に働いています。

キャバクラは、新規の客が比較的多く来店します。まだフリーの客から指名をもらうため、キャバ嬢は客に気に入られるように接客をする必要があるのです。
指名本数や売上が給与に関わってくるため、会話を盛り上げてお酒をすすめることが重要になってきます。

キャバクラ通い・同伴だけでは慰謝料請求はできない

キャバクラ通い・同伴だけでは慰謝料請求はできない

ドレスアップした女性とお酒を飲んでイチャイチャしていたら、それは浮気だと感じる人もいるでしょう。慰謝料請求をしたいと考えることもあるかもしれません。

しかし、キャバクラの店内で遊んでいるだけでは慰謝料請求はできません。キャバクラの接客内容に性行為はないため、キャバクラ通いだけでは不貞行為とはみなされないからです。

また、キャバ嬢とLINEで連絡をとっていたり、同伴で食事をしていても、不貞行為とはみなされません。

キャバ嬢にとって、LINEでのやりとりは営業の一環であることがほとんどです。どれだけ頻繁にLINEを交わしていても、2人のあいだに不貞行為(性的関係)がないのであれば、慰謝料請求は困難でしょう。

キャバ嬢との浮気・不倫で慰謝料請求ができる3つのケース

通常のキャバクラ通いだけでは慰謝料請求はできません。しかし、次の3つのケースでは慰謝料請求が可能です。

  • 旦那とキャバ嬢のあいだに不貞行為がある
  • キャバクラ通いのために家計が破綻
  • キャバ嬢が原因で家庭崩壊

旦那とキャバ嬢のあいだに不貞行為がある

キャバクラの店内でキャバ嬢とイチャイチャしていても、慰謝料は請求できません。しかし、パートナーとキャバ嬢が店を離れて男女の付き合いをし、性的関係もあるのなら、それは慰謝料請求の対象になります。

キャバクラに通う男性のなかには、キャバ嬢とのセックスに期待をしている男性もいます。そういう男性は、キャバ嬢を口説いて一夜を共にすることもあるでしょう。

パートナーとキャバ嬢が性行為に及んでいるのなら、証拠を掴んで慰謝料請求をすることも可能です。

キャバクラ通いのために家計が破綻

キャバクラ通いのために家計が破綻

キャバクラ通いのために家計が破綻するようなことがあれば、慰謝料請求も視野に入ってきます。

キャバクラでは、一般的に次の料金が必要になってくるでしょう。

【キャバクラでかかる料金の例】

  • セット料金
  • 延長料金
  • キャバ嬢のドリンク代
  • ボトル料
  • 指名料
  • フード料

小計に、さらにサービス料として15%〜25%が加算されます

遊び方にもよりますが、キャバ嬢にかっこいいと思ってもらうために多額のお金をつぎ込んでしまう男性は少なくありません。

お気に入りのキャバ嬢がいる場合などに、頻繁なキャバクラ通いをして、派手にお金を使えば、家計が破綻してもおかしくはありません。

キャバ嬢が原因で家庭崩壊

パートナーがキャバ嬢にうつつを抜かしていると、経済的に損害を受けるばかりではなく、家庭崩壊することもあります。

キャバクラ通いが頻繁になり、お金遣いも荒くなってくると、妻はパートナーがキャバ嬢に入れ上げていることに気がつき、夫婦関係は険悪になるでしょう。

さらに、パートナーが「家に帰らない」「生活費を渡さない」などの行動をするようになると、悪意の遺棄とみなされます。(※2

不貞行為や悪意の遺棄などで家庭が崩壊し、夫婦関係が破綻したのであれば、慰謝料請求が認められる可能性があります

キャバ嬢に慰謝料請求をするのが難しい理由

パートナーに慰謝料請求できたとしても、浮気相手であるキャバ嬢に慰謝料請求をするのは難しいものです。

理由を詳しく確認してみましょう。

キャバ嬢の本名を知るのは難しい

キャバ嬢の本名を知るのは難しい

慰謝料請求をするためには、浮気相手の本名が必要です。

しかし、キャバ嬢は源氏名を使って仕事をしていることが多く、本名が分かりません。パートナーのスマホに登録されているキャバ嬢の名前も、源氏名の可能性が高いでしょう。

キャバ嬢の本名が分からない状態であれば、キャバ嬢に対して慰謝料請求をするのは困難です。

キャバ嬢の住所を突き止めるのは難しい

慰謝料請求をするためには、本名に加えて、相手の住所を知っておく必要があります。慰謝料請求は、内容証明郵便を使って相手に書類を送付するため、相手の本名と住所が必要なのです。

しかし、そもそも浮気をしているパートナーですら、キャバ嬢の本名や住所を知らない可能性があります。また、キャバ嬢はお店の名義で部屋を借りていることなどもあり、住所を突き止めるのは難しいでしょう。

キャバ嬢の収入の実態を知るのは難しい

キャバ嬢の収入の実態を掴むことが困難なのも、慰謝料請求のためには大きな問題です。もし、キャバ嬢に高額の収入があったとしても、確定申告をしていない場合、その収入を把握することはできません

もちろん、支払い能力がなくても、支払いの義務がなくなるわけではありません。それでも、キャバ嬢が「収入がないので支払えない」と主張すれば、お金を回収するのは難しいでしょう。

男性がキャバクラ通いをやめられない理由

そもそも、キャバクラ好きの男性は、なぜそんなにキャバクラに通うのでしょうか。

理由が分かれば、対策も見えてきます。男性がキャバクラに通う理由を確認してみましょう。

非日常空間で癒されたい

非日常空間で癒されたい

キャバクラでは、ゴージャスな空間で着飾った女性にチヤホヤされながらお酒と会話を楽しめます。キャバ嬢は男性の話を素敵な笑顔で聞いてくれます。

日常生活にはないこんな空間で癒されたいと願う男性が、キャバクラにハマってしまうのです。会社や家庭を忘れて、心ゆくまで癒されたいのでしょう。

仕事の付き合い

仕事の付き合いでキャバクラに行くパターンも多いようです。上司や取引先に喜んでもらったり、ビジネスをスムーズに運んだりするために、キャバクラを利用することはあります。特に、キャバクラ好きの上司がいると、断れなくてキャバクラ通いをすることもあるでしょう。

このような場合、本人はキャバクラに行っても楽しいわけではなく、かえって気疲れしているかもしれません。

チヤホヤされたい

キャバクラでは、キャバ嬢からチヤホヤされることによって、男性は承認欲求を満たせるのです。

キャバクラでお金を払えば、若くて綺麗な女性がいくらでもチヤホヤしてくれます。「すごーい!」「素敵!」とほめられて、ヒーローのような気持ちになれます。

もちろん、否定されることはありません。家庭でないがしろにされている男性も、キャバクラではお金を払って王様になれるのです。

女性と仲良くしたい

女性と仲良くしたい

きれいな女性と仲良くしたいという男性は多いでしょう。キャバクラに行けば、スタイルが良く、美しく着飾った女性と一緒に座って仲良くお酒を飲みながらおしゃべりできます。

妻ではない女性と話してときめきを感じたいという願望も満たしてくれます。

妻を愛していても、ほかの女性と疑似恋愛のような時間を過ごせるのがキャバクラなのです。

キャバ嬢とのセックスへの期待

男性がキャバクラに通う理由はいろいろありますが、やはりキャバ嬢とのセックスへの期待が頭の片隅にあるのではないでしょうか。

キャバ嬢も、お店に来てもらうためには、男性にどこか恋愛やセックスを期待させるような態度をとることもあります。俗に言う色仕掛けではありますが、キャバ嬢にとってはそれも大切な仕事です。

うっかり本気になってしまうと、「そのうち深い仲に…」そんな期待が芽生えて、キャバクラに通い詰めるようになってしまいます。

旦那のキャバクラ通いをやめさせる方法

パートナーのキャバクラ通いを非難して夫婦関係が悪化してしまうと、ますます男性はキャバクラに癒しを求めてしまいます。

パートナーの気持ちがキャバクラに向かなくなる工夫を実践してみましょう。

夫・旦那を否定しないで褒める

夫・旦那を否定しないで褒める

パートナーを褒めることで、承認欲求を満たしてあげましょう。

男性はプライドを大切にする特性があります。妻が小言ばかりで否定し続けていたら、パートナーは承認欲求を満たすためにキャバクラに依存するようになってしまいます。

気恥ずかしいかもしれませんが、少しオーバーなくらい褒めてみましょう。「すごいね!」「ありがとう!」など、褒めると同時に感謝も伝えるとベターです。
家族のために仕事して稼いでくれていることに対して、言葉にして感謝してみましょう。

承認欲求が満たされて、プライドが保てるようになれば、キャバクラにも足が向かなくなってくるでしょう。

夫・旦那にも自由を与える

男性には自由を求める気持ちがあります。趣味やお金の使い方には口出ししないのが得策です。「なんでこんなもの買うの?」「キモい」などは禁句です。プライドを傷つけたり、コントロールしたりすると、男性は妻を敵のように感じてしまいます

キャバ嬢は男性の趣味の話を否定せずに笑顔で聞いてくれます。妻も、男性の行動を否定せずに笑顔で自由にさせてあげましょう。家計に害を与えない範囲内の行動であれば、快く受け入れることが大切です。男性は妻と過ごしたいと思うようになるでしょう。

女性らしく振舞う努力をする

男性はきれいな女性と仲良くしたくてキャバクラに行きます。
妻が女性らしさを感じさせるようにすれば、男性もわざわざキャバクラに行くのが面倒になってくる可能性があります。

例えば、次のことに気を配ってみましょう。

  • 脱毛とお肌の手入れ
  • 下着は買い替える
  • 何年も同じメイクになっていないか見直す
  • 下品な振る舞いをしない
  • おしゃれをしてみる

家事・育児・仕事が忙しくて、そんなこと言われても…という気持ちはよく分かります。

自分が楽しめる範囲から始めてみましょう。自分に手をかけてきれいになってくると、自然と振る舞いも女性らしくなってくるものです。

夫・旦那の話を聞く

夫・旦那の話を聞く

キャバクラでは、キャバ嬢が無条件に客の話を聞いてくれます。「話を聞いてほしいから」と、パートナーの足がキャバクラに向いてしまうことがないように、妻もパートナーの話を聞きましょう。

スマホを見ながら、パートナーの話を適当に聞き流したりしていないでしょうか「はぁ?」などと冷たく聞き返してはいないでしょうか。興味を持って優しく聞いてあげることを心がけましょう。

仕事上の付き合いのキャバクラはOKとする

「仕事のお付き合いならキャバクラに行ってもOK」と許してあげると、節度あるキャバクラ通いができるかもしれません。

仕事でキャバクラに行く場合は、男性も気をつかって疲れています。そこで、鬼のような形相で嫌味など言わないように気をつけましょう。仕事の付き合いのキャバクラは大目にみると決め、快く送り出してあげましょう。

キャバ嬢と浮気している旦那の特徴

キャバ嬢と浮気している旦那の特徴

どんなに対策をしてみても、キャバ嬢と浮気に発展してしまう男性はいます。

浮気の証拠を集めるためにも、早めに見抜いておきましょう。

単独でキャバクラに通いつめる

パートナーが1人でキャバクラに行くのは浮気の疑いが強いです。1人でもキャバクラに行くのは、お目当てのキャバ嬢がいる可能性が高いでしょう。

また、友人や会社関係の人がいないということは、キャバ嬢と2人だけでお酒を飲めるため、女性を口説きやすい状況です。

パートナーが1人でキャバクラに通っているようなら、ほかにも浮気の兆候がないか探してみましょう。

家でもスマホを手離さない

浮気をしていると、スマホの扱い方に変化が現れます。

浮気相手とはLINEなどで連絡をとっているため、家族にはスマホを見せたがらなくなります。特にトイレに行くときまでスマホを手離さなくなったら、かなり怪しいでしょう。

ほかにも、プッシュ通知をオフにしたり、待ち受け画像を家族の写真から変えたりと、怪しい点がないか目を光らせておきます。

身だしなみを気にするようになった

パートナーが身だしなみを気にするようになるのも浮気の疑いがあります。これまでは妻任せだったのに、服や下着を自分で買うようになったら女性の影があるかもしれません。

また、筋トレをして鍛えたり、アンチエイジングに懲りだしたりと、見た目にこだわり始めたら要注意です。若いキャバ嬢の好みに合わせている可能性があります。

キャバ嬢との浮気で慰謝料請求をするなら証拠が必要

パートナーとキャバ嬢が性行為をともなう関係にあると発覚したら、慰謝料請求ができます。

ただし、慰謝料請求をするためには、次のような不貞行為を立証できる証拠が必要です。

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自力でここまで決定的な証拠を掴むのは難しいでしょう。そうなると、音声・SNS・レシートなど、小さな証拠を積み重ねる必要があります。ただし、さまざまな証拠を自力で、不法行為にならないように集めるのは困難です。

また、浮気相手がキャバ嬢の場合は、そもそもパートナーですらキャバ嬢の本名や住所を知らないことがあります。相手の正体を突き止めるのは難しいでしょう。

もし、パートナーの浮気相手がキャバ嬢だった場合には、上記を考慮し、専門知識のある探偵に調査を依頼するのが得策です。

手をこまねいているあいだに、証拠隠滅をされたり、キャバ嬢にお金をつぎ込まれて家計が破綻するようなことがあっては大変です。

キャバ嬢への慰謝料請求は難しい!専門家に相談してみよう

今回は、夫・旦那の浮気相手がキャバ嬢だったときの慰謝料請求や、キャバクラ通いへの対処法などについて解説いたしました

キャバ嬢との浮気は、家計の破綻や家庭崩壊の危険もあるため、早めの対応を心がけましょう。

キャバ嬢との浮気が発覚したら、探偵事務所で専門知識のある探偵に相談するのがおすすめです。探偵であれば、豊富な経験とスキルで、適切に対処していけます。お一人で抱え込むことのないよう、まずは早めにご相談ください。