人探しアプリを活用することで、会いたい人を探すことが可能です。人探しアプリにはさまざまなものがあります。GPS機能搭載アプリであれば、位置情報から会いたい人の居場所を特定できます。また、SNSアプリであれば、投稿内容から居場所を探していけるでしょう。
ただし、個人情報の扱いや違法トラブルなどに注意が必要です。
この記事では、人探しアプリ11選の紹介と、会いたい人を見つけるためのコツと注意点を解説します。
- 人探しアプリの種類と特徴
- アプリを使う上での注意点
人探しに使えるアプリの種類と特徴

人探しに使えるアプリには、次の2種類があります。
- GPS機能搭載アプリ
- SNSアプリ
それぞれの特徴を確認しましょう。
GPS機能搭載アプリ
GPS機能搭載アプリは、探したい人がどこにいるのか、どのように移動しているのかを特定できます。
ただし、探したい人の位置情報を知るためには、次のような条件をクリアする必要があります。
- GPS機能がオンになっていること
- 同じアプリがインストールされていること
- 共有設定がされていること
活用するための条件は厳しいですが、クリアしている場合には、相手の正確な位置を掴める可能性が高いです。
SNSアプリ
SNSアプリでは、人と人がオンラインでつながり、情報を共有したり、交流したりできます。テキストや画像が投稿されるため、それらをチェックすることで人探しが可能です。
例えば、次のような方法で情報収集ができるでしょう。
- 名前で検索してアカウントを見つける
- プロフィール情報から相手を特定する
- 共通の友人の投稿に相手の存在がないか確認する
- 相手の興味に関連するハッシュタグを利用して探す
ただし、SNS上の情報は真実とは限らないため、誤情報に惑わされないように注意が必要です。
人探しに使えるGPSアプリ5選

人探しに役立つGPSアプリを5つ紹介します。
スマホに内蔵されているGPS機能を使って、相手の位置情報を取得できれば、会いたい人の居場所を知ることが可能です。
探す(iPhone)
「探す」機能は、iPhoneに初期状態でインストールされているため、iPhoneユーザーであれば誰でも使える機能です。紛失したiPhoneの現在地を確認できるほか、iPhoneユーザー同士がお互いの位置情報を確認することも可能です。
ただし、人探しに活用するためには、次の条件をクリアしていなければなりません。
【人探しに活用するための条件】
- 相手のスマホのGPSがオンになっていること
- 位置情報が共有されるよう許可されていること
例えば、位置情報を共有する許可がある場合、次の探し方ができます。
- 「探す」アプリから「人を探す」を選択する
- 位置情報を共有している相手の一覧が表示される
- 探したい相手をタップして選択する
- 探したい相手の現在の位置情報が分かる
「たった今」「5分前」など、いつ、その住所から電波を受信したかを確認できるでしょう。また、相手のApple IDとパスワードが分かれば、「友だちを助ける」機能を利用して位置情報を取得することもできます。IDやパスワードがどこかにメモされていないか、探してみてもよいでしょう。
デバイスマネージャー(Android)
「デバイスマネージャー」なら、Androidスマホの位置情報を検出できます。
Androidデバイスマネージャーは、行方不明になったスマホの居場所を探せるツールです。
パソコンやタブレット、スマホなどから専用サイトにアクセスし、「位置特定」「音を鳴らす」「ロック」「消去」の4つの動作を行えます。
次の条件下で相手の位置特定が可能です。
- 探したいスマホの電源がオンになっていること
- Androidデバイスマネージャーの機能が有効になっていること
- Googleアカウントにログインしていること
- 探したいスマホの位置情報がオンになっていること
なお、Google Pixel 8シリーズなどの対応デバイスでは、バッテリーがなくなったり電源がオフになったりした状態でも、電源が切れてから数時間は「デバイスを探す」ネットワークを使ってスマホを見つけられます。
SnapChat
「SnapChat(スナップチャット)」は、チャット機能がついた写真投稿アプリです。マップ機能があり、位置情報を共有できるため、人探しに活用できます。
【人探しに活用するための条件】
- 相手と自分の両方が位置情報の共有を許可している
- 相手がアプリ内で位置情報をオンにしている
位置情報を共有するためにはフレンドとして追加する必要があります。フレンドの追加は、次のように行いましょう。
- マップを開く
- マップ画面上部にある設定ボタンをタップする
- 位置情報を表示したいフレンドを選択する
上記のSnap Map機能であれば、リアルタイムの位置情報が共有されます。ただし、相手がアプリをオフにしてしまうと位置情報は更新されません。その場合、マップ上の相手の位置は、期限切れ(24時間後)になるまで最後に更新された場所が表示されるでしょう。
Life360
「Life360」は、友人や家族がどこにいるのかを地図上で確認し、見守りをするためのアプリです。位置情報を共有する機能があるため、以下の条件で人探しに活用できます。
- お互いにアプリをインストールしている
- お互いに位置情報の共有を許可している
- 相手のGPS機能がオンになっている
認知症による迷子や徘徊対策など位置情報の確認が必要な家族がいる場合、お互いにインストールしておくとよいでしょう。搜索が必要になったときに役立つかもしれません。
Googleマップ
Googleの現在地の共有機能を利用することで、「Googleマップ」で相手のいる現在地を知ることができます。
- お互いがGoogleアカウントを持っている
- お互いがインターネット接続環境にある
- デバイスの位置情報サービスがオンになっている
- Googleマップアプリに位置情報アクセス権限がある
- 共有の設定がされている
相手のGoogleアカウントを知っていれば使えるため、便利な機能です。
人探しに役立つSNSアプリ5選
人探しに役立つSNSアプリを5つ紹介します。
SNSの投稿内容から、人探しに役立つ貴重な情報が得られることがあります。投稿画像などを注意深く確認してみましょう。
「Facebook」は、世界中の多くの人々に利用されているアプリです。
人探しの手段としては、次のような活用方法があります。
- 相手のアカウントを探す
- 相手の周辺人物のアカウントから情報を得る
- プロフィールの住所が公開されていたら確認する
- 投稿が見られる場合には居場所の情報を探す
Facebookは実名登録が基本であるため、名前検索ですぐに探したい相手のアカウントを特定できる可能性があります。また、相手の周辺人物のアカウントも探してみて、そちらから探したい相手の情報を得ることもできるでしょう。
もし、漢字で実名登録がされていない場合も、カタカナ、ひらがな、ローマ字で検索すると見つかることがあります。アカウントが本人であることを確認した場合には、メッセージを送ってみてもよいでしょう。
また、スマートフォンに登録した電話番号と同期する機能も使えます。もし、相手の電話番号が登録されているなら、同期する機能によってアカウントを見つけられる可能性があります。

「Instagram」は、写真や動画をメインとしたコミュニケーションを楽しむSNSです。
人探しに役立てるとしたら、次のような使い方が可能です。
- 投稿内容から居場所を特定する
- フォロワーやフォロー中の人物の投稿から情報を得る
Instagramに投稿されている写真や動画から、相手がいる場所や行動範囲を特定できる可能性があります。
ただし、探したい相手のアカウントを知らない場合には、まずアカウントを探し出す必要があります。相手の本名、ニックネーム、よく使うハンドルネームなどから割り出してみましょう。
自ら行方をくらませている人が頻繁に投稿することは考えにくいですが、昔の友人を探したい、旅先で出会った恩人と連絡を取りたいなど、相手が姿を隠していない場合に活用しやすいアプリです。
X(旧Twitter)
「X(旧Twitter)」は、ポスト(ツイート)を投稿したり閲覧したりすることでコミュニケーションを行うSNSです。
Xで人探しをするなら、次のような活用方法がおすすめです。
- 投稿内容から居場所を特定する
- 自分のアカウントで相手の特徴を発信し、ユーザーからの情報提供を待つ
ポスト(ツイート)では、文字、画像、リンクを投稿できます。手軽に投稿できるため、リアルタイムで相手が何をしているのか知りやすいツールです。ただし、本名でアカウント作成する原則はないため、本人のアカウントを特定するのは難しいでしょう。
また、リポスト(リツイート)による拡散性が高いため、自分のアカウントを使って探したい人物の特徴を発信することで、ユーザーからの情報提供が得られる可能性があります。
LINE

「LINE」は、テキスト・スタンプ・画像などを、トーク画面で気軽にやりとりできるため、日常生活に欠かすことができないほど浸透している連絡ツールです。令和4年度の総務省の資料によると、LINEの利用率は90%以上となっています。(※1)会いたい人もLINEをインストールしている確率は高いでしょう。
LINEを人探しに活用する方法は次のとおりです。
- 友だち検索機能でアカウントを探す
- LINE VOOMを利用する
- オープンチャットで探したい人物の参加を確認する
LINEには、IDや電話番号を使って友達を検索する機能があります。「LINEのアカウントは知らないけれど、電話番号だけは知っている」という場合には、この機能でアカウントを探し出せるかもしれません。
LINEVOOMは動画のプラットフォームです。LINEアプリ内でショート動画を視聴できます。共通の知人の投稿動画に対して、探している相手がコメントを残している場合には、アカウント名を発見できる可能性があります。
オープンチャットは、さまざまなテーマのコミュニティに参加できる機能です。探している相手の出身校・住んでいた地域・興味があることなどをもとに、オープンチャット内を調査してみましょう。もし、相手からブロックされている場合でも、オープンチャット内ではやりとりができます。
「WhatApp」は、メッセージのやりとりや通話ができるコミュニケーションアプリです。日本よりも海外の利用者の方が多い点が特徴です。探したい相手が海外の友人・知人とつながりがある場合、WhatsApp利用者である可能性があります。登録がないか探してみましょう。
WhatsAppで人探しをする場合は、次のような活用方法があります。
- 名前or電話番号で検索して相手の登録を探す
- グループチャットのリストから見つける
- グループチャットで、ほかのユーザーに情報提供をしてもらう
WhatAppでは、登録している連絡先のログイン履歴が分かります。そのため、相手のアカウントを知っていれば、最後にいつログインしたのかだけでも知ることができるでしょう。
また、相手のアカウントが分からなくても、グループチャットでほかのユーザーに呼びかけて、情報提供をしてもらうという方法もあります。
人探しアプリを使う上での注意点
ネットの情報は、必ずしも信頼できるものではありません。また、アプリを利用すれば絶対に探し出せるというものでもありません。さらに、個人情報の流出、思わぬトラブル、法に抵触する可能性に配慮が必要です。
情報を鵜呑みにしない

人探しアプリを利用するのなら、ネットの情報の真偽に注意をしましょう。
- 寄せられた情報が、いたずらや悪意のある書き込みかもしれない
- 善意の書き込みであっても、情報が古い可能性がある
ネット上の情報は、全てが真実であるわけではありません。信頼できる情報だけを取捨選択しましょう。
必ず探し出せるという確証はない
人探しアプリを利用したからといって、探したい相手が必ず見つかるわけではありません。まず、お互いが同じアプリをインストールしていなければ、位置情報やアカウントの特定は難しいでしょう。
また、相手が意図的に姿をくらましている場合には、アカウントを特定されないよう相手も注意しているはずです。自分だと分かる投稿も避けるでしょう。その場合、アプリを利用しても、相手の情報が検索に引っかかってくることはなかなかないでしょう。
個人情報の流出・漏洩になる
個人情報の取り扱いには細心の注意が必要です。名前・顔写真・特徴など、相手にまつわる情報をSNSにアップした場合、なんらかの悪事に利用されてしまう事態も起こり得ます。
また、実名などの個人情報をネットに公開することは、プライバシーの侵害になる可能性もあるでしょう。(※2)
そもそも、実名や顔写真をインターネット上に晒されることを好まない人も多くいます。生命に関わるような重大事態ではない場合には、不用意に相手の個人情報を公開しないほうがよいでしょう。
事件やトラブルに巻き込まれる可能性がある
自力で人探しをしていると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。例えば、探している人物がなんらかの事件に関与している場合、探していることが分かってしまうと、自分もトラブルに巻き込まれるかもしれません。
犯罪の可能性を感じるなど事件性が高い場合は、自力での捜索は控える方が良いでしょう。無理をせず、プロに相談することをおすすめします。
探し方次第では法に抵触する可能性がある
人探しアプリの利用は、その方法によっては、法に抵触する可能性があることを知っておきましょう。無断で相手のスマホにアプリをインストールしたり、相手のスマホの内部を盗み見したりすることは、不正アクセス禁止法違反や不正指令電磁的記録供用罪に問われる可能性があります。(※3)(※4)
まず、相手のスマホに関わることは、本人の許可を得ることを心がけましょう。人探しをするはずが、訴えられることになってしまっては大変です。
人探しアプリで見つからない場合は探偵への依頼がおすすめ

人探しアプリでは、情報の断片を掴むことができたとしても、なかなか本人に会えるところまで辿り着かない場合が多いでしょう。自力でできることには限界があります。
そこで、アプリでの捜索が難しいと感じる場合には、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。
探偵に人探しを依頼することには、次の4つの利点があります。
- 緊急時に迅速に対応できる
- 事件性がない事案にも対応できる
- 独自の情報収集スキルがある
- 違法トラブルを避けられる
詳しく確認していきましょう。
緊急時に迅速に対応できる
行方不明になってしまった人を探す場合、すぐに捜索を始めることが無事に発見するための重要なポイントです。探偵であれば、迅速に対応してくれるでしょう。
行方不明者が発見される人数は、行方不明の届出が受理された当日が最も多く、1週間を過ぎると極端に少なくなります。早い段階で捜索を始めることが、発見率を高める大きな鍵です。(※5)
とくに、自殺・病死・事故死の心配がある状況であれば、速やかに捜索を始める必要があります。不審な失踪や、本人が自殺を告知していなくなった場合には、警察にも相談しておきましょう。
事件性がない事案にも対応できる
警察に相談をしても、事件性があり、特異行方不明者であると判断される場合でなければ、本格的な捜索は行われません。(※6)
一方、探偵であれば、事件性がない事案であっても、捜索のために動いてくれるでしょう。例えば、次の場合も、探偵であれば対応可能です。
- 昔の恋人(友人)を探したい
- 生き別れてしまった肉親を探したい
- 恩師を探したい
事件性はないけれど、どうしても探し出したい人がいる場合には、探偵に依頼してみましょう。
独自の情報収集スキルがある
探偵による人探しは、独自の情報収集スキルを用いたプロの調査です。
例えば、次のような方法を駆使して、プロならではの成果を上げられます。
- 周辺人物への聞き込み
- 公開情報の収集
- 通信機器の位置情報の調査
- データベースの調査
人探しアプリだけの調査とは比べ物にならないほど、対象者を探し出せる確率は上がるでしょう。
違法トラブルを避けられる
探偵は、法的な専門知識が豊富であるため、違法にならないように調査を進められます。法的知識がないまま人探しをすると、前述したような違法行為を知らずに犯してしまうこともあるでしょう。
探偵に調査を依頼すれば、違法の心配なく、プロならではの手法で迅速な人探しが可能です。
人探しアプリだけに頼らず探偵に相談してみよう
今回は、人探しアプリについて解説しました。GPS機能搭載アプリであれば、相手の位置情報を得ることが可能です。ただし、位置情報の共有が許可されていることなどの条件をクリアする必要があります。
SNSアプリであれば、投稿内容などから相手の居場所を特定していくことができるでしょう。しかし、ネット上の情報は真偽の判断が難しい場合があるでしょう。
もし、迅速かつ確実に人探しをしたい場合には、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。特に、相手の安否に不安があるときは、ためらわずに探偵事務所の無料相談を利用してみましょう。