昔の恋人が今どうしているか知りたい。引っ越してしまった友達に連絡を取りたい。名前だけしかわからないけれど、会いたい人がいる時、私たちには何ができるのでしょうか?
今回は、そもそも名前だけで人探しをするのはどんな時?名前だけで人探しを行う具体的な方法は?名前だけで人探しを行う場合の注意点など、少ない手掛かりでの人探しについて紹介していきます。
人との出会いは一期一会。だからこそ、誰かに会いたいという気持ちが沸き上がったのなら、ぜひその気持ちを抑えることなく、この記事を通して会いたい人へ会う方法を模索してみてください。
名前だけで人探しをするのはどんな場合?
そもそも相手の名前しかわかっていない状況で、探したい人物がいるというのはどういうことが考えられるのでしょうか?
実際にネット上では、以下のような状況で「名前だけしかわからない」相手を探している人がいました。
- 結婚していたがパートナーが亡くなり、初恋の人に会いたくなった
- 社会人になったのを機に疎遠になった、昔の同級生と連絡を取りたい
- 余命宣告をされたから、離婚し音信不通になった子どもに会いたい
- SNSで知り合い仲良くなったが、その後連絡の取れなくなった知人と会いたい
- 旅先でのトラブルの時に、お世話になった恩人にお礼をしたい
このように、以前は顔見知りだったけれど長い年月が経ち、疎遠になった人と会いたいという場合や、逆にちょっとした縁で知り合った人物に連絡を取りたいという場合など、「名前だけしかわからないが再会したい」という願いを持つ人は多くいました。
つまり「名前しかわからないけれど、会いたい人がいる」というのは、誰にでも起こりうる身近な出来事なのです。
本当に名前だけしかわからないの?人探しを始める前にやっておきたい情報の棚卸
名前だけしかわからないけれど、会いたい相手がいるということが珍しいわけではないことが分かったところで、「名前だけしかわからない…。」と考えている場合でも、本当に持っている情報が名前だけなのか、本格的に人探しを始める前に、情報を整理しておきましょう。
昔の親友の居場所を知りたいが、彼の名前だけしかわからない…。と考えている場合でも、例えば
- その人物と交流があった時期(何年前、具体的な出来事など)
- その人物のおよその年齢(同級生・年上・年下など)
- 特徴的な見た目、身長、体格(自分より背が高かった、特徴的なほくろがあったなど)
- 一緒に取った写真(過去の写真でもОK)
など、書き出してみると名前以外の様々な情報が浮かんでくるかもしれません。
以下は、名前以外の情報を整理するためのポイントを箇条書きにしてあります。一つ一つ見ていき、自分の中に名前以外で引き出せる情報がないか考えてみてください。
- 名前(できればフルネームの漢字、わからない場合は確定的なところまで)
- 性別・年齢(年上・年下・同級生などざっくりでもОK)
- 出身地・出会った場所(地元、東京で会ったなど)
- 出身校、在籍していた職場(具体的な日付が分かればそれも)
- 最後に会った時期・連絡を取り合った期間(具体的に)
- 知っているSNSのアカウント(複数あれば全て書き出す)
このように、「名前だけしかわからない…」と考えている相手でも、一つ一つ整理しながら思い出していくと、忘れていたことや取るに足らないと決めつけていた情報が浮かび上がってきます。
名前以外の情報が分かれば、それだけ会いたい人物と再会できる確率があがります。ぜひ本格的に探し始める前に、持っている情報の整理を丁寧に行ってみましょう。
名前だけしかわからない場合の、自分で行える人探しの方法
記憶の引き出しの整理が終わり、名前を頼りに人探しを行おうと考えている場合は、以下の方法で人探しを行ってみましょう。
Facebookを利用する
名前だけしかわからない場合に最も活躍が期待できるのは、Facebookの検索機能を使った人探しです。
Facebookは実名登録を基本としているため、探したい相手がもしFacebookを利用している場合は、名前を検索するだけで相手を探し出せる可能性があります。
ただ「山田 太郎」さんを見つけたいと考えている場合、検索窓には「山田 太郎」「yamada taro」「taro yamada」「Yamada Taro」など、検索の仕方を工夫してみましょう。
また名前だけしかわからないと思っている場合でも、「同じ高校の同級生だった友人を探したい…」といった場合は、探したい人物の年齢や出身校から、さらに絞り込みをかけることができるかもしれません。
Twitterを利用する
名前だけしかわからない場合、Twitterの拡散力を使って人探しをする方法もあります。
Twitterは他のSNSとは異なり、リツーイトやハッシュタグを使うことで、1つの投稿を多くの人に見てもらえる可能性があるSNSです。
このため判明しているのが名前だけだとしても、「#人探し」「#拡散希望」といったタグを使えば、多くの人の目に留まり、そこから探したい人物の新しい情報を得られる可能性があります。
1度の投稿で多くの人に拡散してもらえる可能性は低いため、まずは探したい人物の名前や、そのほかにわかるだけの情報を記載してツイートし、その後はそのツイートを固定ツイートにしておき情報が集まるのを待ちましょう。
すぐに結果は出ないかもしれませんが、焦らず定期的に固定ツイートを何度も投稿してみましょう。
様々な検索窓を利用する
名前だけしかわかっていない場合は、様々な検索窓を使ってヒントを探す方法もあります。
一番ポピュラーなのがGoogleですがそれ以外にも、
- Yahoo!
- Bing
- エキサイト
- BIGLOBE
- livedoor
など、使用している層や普及率は異なりますが、様々な検索窓が存在します。
これらは、それぞれに検索結果を出すアルゴリズムが違うため、もしGoogleでは思うような検索結果が出ないとしても、Yahoo!やBingではアルゴリズムの違いから、同じ言葉を検索しても違う検索結果が出る可能性があるのです。
このように使える情報が少ないからこそ、検索の仕方や検索場所を工夫して、少しでも相手の情報がないかを確認していきましょう。
画像検索を利用する
もし探している人物の名前と、一緒に取った写真などがある場合は、たとえ昔の写真だとしても画像検索にかけることで何かヒントを得られる可能性があります。
画像検索とは、特定の画像を検索窓にアップロードすることで、類似した画像を呼び出してくれる機能です。これを使えば探したい人物の新たな画像を呼び出せる可能性があり、結果探したい人物の所在地のヒントとなります。
またInstagramやTwitterでは多くの人が、自分の日常を投稿しているため、もし探している人物がこうしたSNSを利用している場合は、SNS内の検索機能で画像検索をすることで、探したい人物のSNSアカウントを見つけられるかもしれません。
聞き込み調査を行う
もし相手の名前だけしかわからなくても、その人物と出会ったのが最近であったのなら、探したい人物と出会った場所付近で聞き込みを行うのも人探しとしては有効です。
ただ聞き込みは人の記憶が頼りとなるため、もし会いたい人物と出会ったのが最近の出来事なら、できるだけ迅速な聞き込みを行うようにしましょう。
また聞き込みでは、相手からできるだけたくさんの情報を引き出すことが重要になるため、「〇月〇日15時、ここにロングヘアの女性が立ち寄ったと思うのですが、彼女はよくこの店を訪れていますか?」「〇月〇日こうした人が来店したと思うのですが、記憶にありますか?」など、聞き込み相手が「YES」「NO」で答えやすい質問を事前に考えておきましょう。
名前だけしかわからない人探しの3つの注意点
名前だけしかわからない場合の、自分で行える人探しの方法を知ったところで、情報が少ない人探しにおいての注意点を知っておきましょう。
すぐに見つからなくても焦らない
名前だけしかわからない場合の人探しで、最も注意したいのが結果を焦りすぎないということです。
人探しはもし名前以外の様々な情報が分かっている場合でも、探したい人物とあなた自身との関係や、どんな経緯で行方が分からなくたったかなどによって見つけ出せる確率は大きく異なります。
それゆえ今回のように名前だけしかわからないといった場合は、手掛かりになる情報が少ないため色々な方法で人探しを行い、小さな手掛かりを一つ一つ積み重ねていく作業が必要となります。
誰かに会いたいと感じている時、できるだけ早く再会したいと思うのが人情ではありますが、情報が少ないからこそ、会いたい人物に会うまでは時間がかかるということを理解しておきましょう。
個人情報について配慮する
見つけたい相手の個人情報の取り扱いは十分注意しましょう。
人探しを円滑に行うためとはいえ、見つけたい相手の個人情報をSNSや掲示板など不特定多数が閲覧できる所に書き込む場合、探したい相手がイタズラや最悪の場合は犯罪の被害に遭う可能性もあります。
このため探したい気持ちは十分わかりますが、勤め先や職業、過去の住所など、公開することで不利益が生じる可能性がある情報は記載しないようにしておきましょう。
また相手だけでなく自分の個人情報についても、情報提供を呼びかける目的で記載するとしても、住所は載せない。固定電話ではなく携帯番号にしておくなど、自己防衛を行っておきましょう。
出会った場所によっては偽名の可能性も考えておく
昔の友人や恋人を探したいといった場合は、偽名という可能性は低いですが、出会ったのがSNSやネット上といった場合は、相手が名乗った名前が偽名という可能性があることも考慮しておきましょう。
この場合「名前だけしかわからない」から、さらに「名前も定かではない」ということになってしまいますが、実際に連絡を取っていたアカウントや、やり取りの履歴が残っていれば、そこが相手を探し出すヒントとなります。
情報が少なくなってしまったことを悲観することなく、出会った場所や方法によってはこうしたことも考えられるということを、頭の片隅においておきましょう。
名前だけしかわからなくても、探偵事務所に依頼できるの?
名前だけでは、自分で探すのは限界だ…。名前しかわからないけれど、どうしても探し出したい!と考えている場合、プロの探偵事務所は、人探しを引き受けてくれるのでしょうか?
結論から言えば、もし名前だけしか相手の情報が分からなくても、多くの場合問題なく依頼することができます。
探偵事務所では人探し専門のチームが、「名前しかわからない…」と思っているあなたから、その他に思い出せる情報がないか、プロの視点で丁寧にヒアリングを行ってくれます。
例えば探したい相手が、元親友の場合なら、名前だけしかわからないと思っていたけれど、仲良く遊んでいた時期が分かれば昔の居住地のヒントや、そのころの年恰好が分かればおよその年齢を特定することができるかもしれません。
人探しでは探している相手の情報が多ければ多いほど、見つけられる確率が高まりますが、名前だけしかわからないといった場合でも、プロ視点になれば少ない情報から新たな情報を引き出し、探している人物の特定に繋げることができるのです。
まとめ
昔の親友、初恋の人、懐かしい恩師、旅先で出会った素敵な恩人…。名前だけしかわからないけれど、どうしても会いたい人物がいるなら、再会を諦めてはもったいありません。
インターネットやSNSが生活に密着している現在、私たちは自分の力で探したい人物を見つける方法を多く手にしています。だからこそ、人生の中で再会を願うほど大切な人と出会ったのなら、ぜひその気持ちを大事にして、再会できる方法を探してみてください。