たとえ愛し合って結婚をした二人でも、結婚生活の中で衝突が増えて、配偶者に対して愛情がなくなってしまうこともあるはずです。
夫(または妻)の欠点ばかりが気になったり、些細なことで喧嘩が増えたりすると「離婚をする方が幸せじゃないか?」という考えも出てきますよね…。
とはいえ、離婚という決断に到るまで、様々な迷いや悩みが出てきます。一人で考えれば考えるほど、何が正解か分からなくなることもあるでしょう。
この記事では離婚を悩んでいるあなたに向けて、結婚生活を継続するか・離婚するかを決断するために考えたいポイントをご紹介します。「何を基準に考えればいいのかわからない…」と迷っているのであれば、このポイントを参考にしてみてください。
離婚が子供に与える影響・メリットやデメリットは?
離婚するか迷っている方の中でも、とくにお子さんがいらっしゃる場合、離婚することで子供の将来に影響があるのでは…と不安になるものです。
離婚をすれば配偶者に対するストレスはなくなりますが、子供目線で考えると以下のようなデメリットが生じる可能性もあるのです。
- 経済面では少し苦労をするかもしれない
→子供の進学などはどうする…? - 子供が配偶者のことを好き
→片親になる寂しさがあるかもしれない - 片親であることを後悔するかもしれない
とはいえ、離婚後も子供と元配偶者が良好な関係でいれたり、離婚した結果、子供のストレスも軽減される場合もあるので、現状の環境を子供目線で書き出して、メリットとデメリットを比較してみることをおすすめします。
離婚を迷ってしまう原因は、依存や執着でないか?
離婚を迷っている方の中には、「不倫を繰り返す夫なのに、離婚できない…」「暴力を振るわれるのに、別れられない…」など、共依存状態になっているケースも少なくはありません。
共依存とは、自分自身に焦点があたっていない状態のことです。
夫婦として生活してきた相手ですから、情が芽生えるのも無理はないですが、人生は一度きり。「かわいそうだから…」「私しかいない」という気持ちで夫婦生活を続けることはできますが、過ぎ去った時間は取り戻せません。
離婚を決定付ける出来事や欠点があるのにも関わらず、迷いが生じしてしまうのであれば、自分がどうしたいかだけで物事を考えてみましょう。
離婚後の生活を想定してから、離婚するのもよい。
離婚には凄まじい体力・精神力。そして環境の変化が生じます。離婚をすることで一時的に経済困難にならざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。
- 離婚後、本当に生計を立てていけるのか?
- 新しい仕事や住まいを見つけられるのか?
- 新生活を始める資金が足りないのかもしれない
そのような不安で決断ができないのであれば、離婚の決断をする前に、離婚となっても安心できるような下準備をはじめてみましょう。
収入源を増やしてみたり、離婚したとしたら、どれくらいの費用が必要なのかを想定して、貯蓄するなど下準備を行うことで、決断への迷いが減少します。
最終的には【自分が離婚したいか】がポイントになる
離婚という二文字が頭によぎったとき、様々な気持ちや忖度が湧いてくるでしょう。
仮面夫婦として結婚生活を続ける方が、経済的に安定するのではないか?
けれど、喧嘩ばかりの結婚生活なら子供に悪影響を及ぼすかもしれない…。
など、結婚生活を続けるメリット・デメリットを天秤にかけて、決断できない状態が続いていませんか?
たしかに、離婚を選んでも、そのまま結婚生活を続けても、それぞれに異なるメリットとデメリットがあります。
しかし、最終的にはあなた自身がどうしたいのかが重要です。自分の気持ちがどうしたいのかに焦点を当ててみましょう。
まとめ|長い人生、離婚という決断が何に影響するのか?
離婚にいまいち踏み切れない人のほとんどが、離婚後の生活を不安に思っているはずです。たしかに離婚をすることで、一時的に苦しい状態が待っているかもしれません。しかし、人生は長く続いていきます。
人生の中には、長期的な視点で考えると「良かった」と思える選択もたくさんあるのです。
まずは、あなたが離婚したい理由と、離婚できない理由を紙に書き出してみましょう。そうすることで、決断できない原因が見えてきて、次にどうしたら良いのか?を考えるヒントが見つかるかもしれません。