あなたは夫源病をご存知ですか?
夫源病とは文字の通り、夫によるストレスが原因となって発症する心身的な不調を表しています。
最近では夫源病だけでなく、妻によるストレスで発症する妻源病なども見かけるようになりました。
実はこの夫源病は医学的な病名ではありませんが、配偶者の行動や態度でメンタルヘルスや体調が悪化する人が増えているのです。
では、俗に夫源病と呼ばれるものには、どのような症状が出るのでしょうか?
この記事では、夫源病の主な症状や発症原因について解説していきます。
夫源病(妻源病)は何が原因で発症するの?
夫源病(妻源病)を発症する原因は、夫の言動や態度に強いストレスを感じることです。
そう言われると、「乱暴な言葉使いをする夫に違いない…」と思い込んでしまいますが、ストレスの感じ方は人それぞれ異なります。
一見、関係が良好に見えるご夫婦でも、妻側にしかわからないストレスだってあるもの。
「夫へのストレスが辛くて…」と誰かに相談しても、「〇〇さんちの旦那さんは、いい人じゃない」と妻が感じているストレスを理解されにくいですよね。
些細な価値観のすれ違いだったり、生活、子育て、仕事に対する夫婦間のズレが、徐々に夫源病の引き金となっているのです。
夫源病はうつ病に繋がる?主な症状とは
夫源病は医学的な病名ではありません。また、その症状も様々です。
「夫に対してのイライラ」はどんなご夫婦間でも、ゼロではありません。
だからといって、「仕方ない」と押さえ込んでしまうのは危険。
毎日同じ屋根の下で長年過ごしている夫だからこそ、イライラを積み重ねて、不眠症、うつ病。メニエールなどの病に繋がる危険性があるからです。
では、放置しておくと、他の病気の原因にもなりかねない夫源病にはどんな症状があるのでしょうか?
精神的な不調
夫源病は精神的な症状と、身体的な症状が現れるため、更年期障害やうつ病の症状と類似しています。
そんな夫源病の中でも代表的な症状が、情緒不安定です。
急に涙が出てきたり、夫が散らかしたゴミを見て、イライラが止まらなかったりと、心の浮き沈みが激しくなることはありませんか?
普段なら、少し落ち込んでも、イライラしても、違うことで気分を紛らわせている人でも、症状が深刻化すると気持ちの切り替えが上手くできなくなります。
身体的な不調
慢性的な疲労感が抜けない。また、強い頭痛や胃痛、動悸やめまいなども夫源病にありがちな症状とされています。
原因が特定できない高血圧症や、突発性頭痛や、メニエール病と診断されて、実は夫に対するストレスが原因だったというケースも珍しくはありません。
あなたは大丈夫?夫源病チェックリスト
とはいえストレスを抱えているときこそ、自分のストレスが何の原因なのかわからないものです。
次に、夫源病のサインをまとめてみたので、ご自身に似たような症状がないかチェックしてみましょう!
- 夫が在宅している時間帯に具合が悪くなる
- 夫が在宅している時間帯にイライラしたり落ち込んでしまう
- 夫が出張、不在時に体調が良いと感じる
- 夫の言動で動悸、めまいがすることがある
- 夫が不在時は、気分がスッキリしているように感じる
- 体調不良で病院にかかったが原因がわからない
当てはまるものが多いようなら、夫源病の可能性があります。
はっきりした原因がわからず、心身共に回復しないようであれば夫との関係性に問題がないか振り返ってみましょう。
また、「妻を【夫源病】の危険に晒す夫の特徴」では妻を夫原病のリスクに晒す、夫の特徴を掲載しています。ご主人に当てはまる部分がないかチェックしてみましょう。
まとめ
コロナショックが起きた2020年。在宅勤務の普及に伴い、夫と過ごす時間が長くなり、イライラしたり、心が落ち着かなかったりする妻も増えているようです。
実際にコロナ離婚という言葉が生まれたように、たとえ夫婦でも共有する時間が長くなればなるほど、ストレスを感じてしまうこともあるのです。
また、男性も夫源病と同じように妻源病があると言われています。
配偶者がきっかけとなる心身の不調は、夫婦関係を改善することで回復すると言われがちですが、同居だけが夫婦の形でもありませんよね。
妻にとっても、夫にとっても、いい距離感を探りながら、ご夫婦に最適な距離感を見つけることも夫源因病を克服する方法といえるでしょう。