「結婚を控えている女性は幸せに満ち溢れているに違いない!」と、誰も疑うことがありませんが、マリッジブルーやウェディングブルーなどの言葉があるように、婚前に憂鬱な気持ちになってしまう人は珍しくないです。
この記事では、マリッジブルーに陥ってしまう原因と具体的な症状。合わせて、マリッジブルーになってしまったら、どうやって憂鬱を乗り越えればいいのかをご紹介します。
結婚を控えているのに、なんだか憂鬱な気持ちが消えない方。そして、パートナーがマリッジブルーではないかと心配になっている方の参考となれば幸いです。
マリッジブルーの症状は軽いうつ状態って本当?
マリッジブルーは、辞書にはこのように記されています。
マリッジブルーとは、結婚を控えた人が間近に迫った結婚生活に突然不安や憂鬱を覚える、精神的な症状の総称である。和製英語。
突然不安や憂鬱を覚える精神的な症状の『総称』なので、マリッジブルーの症状は人それぞれ異なるのですが、落ち込みやすくなったり、急に不安になったりと、軽いうつ状態の症状から、以下のような症状が出ることも…。
- 寝つきが悪くなった
- 食欲減退・過食傾向
- 結婚前のことを思い出して悲しくなる
- 独身時代と現在を比べて落ち込んでしまう
- 本当にこの人でよかったのかと不安になる
マリッジブルーの兆候?変化していく生活が発症原因かも…
マリッジブルーの発症原因は、パートナーだけにあるとは限りません。
たとえば、結婚式の準備をしている最中、パートナーとすれ違いを感じる人は大勢いらっしゃいますよね?
「相手が結婚式の段取りをまかせっぱなしにする…」
「自分の気持ちと相手の気持ちの温度差を感じる…」
など、結婚に向けて準備を進めていく段階で、パートナーにイライラを感じること自体、ごくごく自然なことです。
なぜなら、これから赤の他人であった2人が夫婦となるのですから、夫婦となるための準備期間中に、温度差が生じるのは仕方がありません。
しかし、この時点で抱えたイライラ・ストレス・不安が上手に処理できなくなって、マリッジブルーに陥ってしまうのです。
人間は環境の変化に大きなストレスを感じます。とくに結婚となると、今までの自分の人生からは想像を絶する生活です。それを踏まえると、マリッジブルーに陥ること自体、珍しいことではありません。
マリッジブルーを解消するために今すぐできる対処法
ほとんどの花嫁さんがマリッジブルーを経験したことがあります。また、男性も同じようにマリッジブルーに陥ってしまうことも…。
そのため「マリッジブルーは仕方がない」と軽視されやすいですが、そのままにしておくと、待ち望んだ新婚生活も予想外の展開を迎えてしまう可能性がありますよね…。
では、幸せな新婚生活を送るために、どうやってマリッジブルーを解消すればいいのでしょうか?
マリッジブルーを解消するためのステップは以下3つです。
- 今の感情を紙に書き出す
- 書き出した感情から、どうすればいいかを考える
- パートナーに伝える
順序をおって、対処法を詳しく解説していきます。
今の感情を紙に書き出す
マリッジブルーに落ちっているとき、自分の感情をコントロールできなかったり、パートナーに伝えたいことが上手く伝えられなかったりして、何に悩んでいるのかわからない状況であることが多いです。
だからこそ、まずは紙に自分の感情をざっくばらんに書き出してみましょう!
この時点では、パートナーにどう思われるか?などを気にせずに、自分の目線でマリッジブルーになる理由をありのままに書き出してください。感情を文字にして書き出すことが重要です。
書き出した感情から、どうすればいいのかを考える
マリッジブルーになってしまう感情を紙に書き出して、その感情をブラッシュアップしていきましょう。
たとえば、「準備が進まなくてイライラする」この感情も「なぜイライラするのか?」「どんな部分にイライラしているのか?」と、具体化することで、憂鬱な気分になる根本的な原因がわかります。
- 準備が進まなくて不安→どうして準備が進まない?
- 準備が進まない原因は?→自分もパートナーも忙しいから
- 何時間あれば、準備ができる?→40時間くらい?
- 式までに40時間作るには?→1日30分でもお互いが時間を作る
このように、どうしてその感情が湧いたのか、それを解決するためには、具体的に何が必要なのかをブラッシュアップすることで、マリッジブルーの解決策が明確になります。
パートナーに伝える
マリッジブルーになる原因とその解決策をブラッシュアップした段階にパートナーへ伝えれば、パートナーの理解も得やすいです。
夫婦問題についても同じことが言えるのですが、イライラしたり、悲しい気分になってしまったりしているとき、人間は感情論で物事を伝えてしまいがち。「こんなに私は一生懸命考えているのに!」という言葉だけでは、伝わららないことがほとんどなのです。
残念ながら愛し合って夫婦となるカップルも、そこまではなかなか理解できません。
今、自分が何を不安に思っているかをブラッシュアップして、じゃあ、その不安を解決するためには、こうすればいい。と、順序立てして伝えることがポイントとなります。
あなた自身がマリッジブルーではないけれど、パートナーがマリッジブルーになっている時も、この順序を意識すれば、何を不安に思っているかが明確になるのです。
マリッジブルーは、結婚生活の最初の壁だからこそパートナーで解決しよう!
マリッジブルーは赤の他人である2人が「家族」となるための最初の壁ともいえます。
マリッジブルーは軽視されがちですが、この時点で悩みのタネになった部分は、いわばこれからの結婚生活での課題となる部分だと言い切っても過言ではありません。
長く続いていく夫婦生活において、すれ違いが出てくるのはごくごく自然なこと。
しかし、マリッジブルーの時点からそのすれ違いをどう解消すればいいか、真摯に2人で取り組むことで、これからの夫婦生活も変わってくるのです。
あなた自身がマリッジブルーになっている場合も、パートナーがマリッジブルーではないかと心配している場合も、婚約者としっかり向き合い話し合いをしてください。その小さなアクションが今後の結婚生活をより豊かなものへと導いてくれるはずです。