モラハラというと夫から妻へ、上司から部下へというイメージがありますが、なかには妻からのモラハラで悩んでいる男性も多く存在します。
妻から夫へのモラハラの特徴としては、極端な責任転嫁をはじめ、過剰な金銭管理や交友制限などが挙げられます。モラハラ妻との離婚を考えている場合は、まず安全な場所に身を置いて証拠集めを行いましょう。
この記事では、モラハラ妻の特徴や・原因・対処法とともに、モラハラ妻と離婚する手順や方法について解説します。
- モラハラ妻の特徴
- モラハラ妻への対処法
- モラハラ妻と離婚する方法
モラハラ妻の特徴と具体的な言動とは
ここからはモラハラ妻の特徴と、具体的な言動を紹介していきます。自分の妻にどのくらい当てはまるものがあるか考えながら見ていきましょう。
責任転嫁がひどい
モラハラする妻の典型的な特徴は、極端な責任転嫁です。たとえば、子供が反抗的になり家庭で問題を起こした場合「あなたがちゃんと子供に関わってこなかったから、こうなったのよ」「あなたを見てこんなことをしたんだわ」と全責任を夫側に押し付けます。
このような責任転嫁は、夫の自信をそぎ夫婦間の溝を深める結果になります。それだけでなく、責任転嫁することで問題の本質を見過ごし、実際の解決を遠ざけてしまうことにもなりかねません。
夫への金銭管理が過剰
モラハラ妻の特徴として、夫に対する過剰な金銭管理があります。
- 夫の小遣いを極端に減らす
- 小遣い内の買い物であっても許可申請が必要
- 使い道を逐一報告させる
上記のような過剰な金銭管理は、夫側の経済的自由を奪うだけでなく、多大なストレスも与えてしまいます。また自分のお金を自由に使えない日々が続けば、働いていることへの意味が見いだせず勤労意欲の低下を招くでしょう。
夫の交友を制限する
モラハラ妻は、夫の交友関係にも過剰な制限をかけることがあります。
具体的には、夫が友人に会う際に次のような言動で夫に罪悪感を植えつけます。
「またその人と会うの?そんな時間があるなら子供と遊んでよ」
「友人と遊ぶお金があるなら、家族に使えばいいのに」
このほかにも、夫が友人と会う際に頻繁に連絡をいれ、返信を強要する監視行動を行う場合もあります。
このような行為は夫の社会的孤立に繋がるだけでなく、本人の自己肯定感や精神的な安定を崩すことになります。
なぜモラハラ妻になってしまうのか?
妻がモラハラ化してしまう原因には、次のようなものがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
過去に自分がモラハラを受けていた
モラハラ妻になってしまう原因の一つが、過去に妻自身がモラハラを受けていたというものです。過去の経験が無意識のうちにモラハラ行動を正当化し、妻自身も同じ行動を繰り返してしまうのです。
たとえば子供時代に妻自身が父親や母親からモラハラを受けていた場合、本来守ってもらうべき人から傷つけられたという心の傷は、大人になっても残り続けます。
その結果、妻は自己防衛として自分が相手を支配することで、同じ心の傷を負うことを避けようとします。
このように過去のモラハラ経験は、未解決の感情やトラウマを引き起こし、自分自身がモラハラ行動をとるという新たな問題行動の原因になります。
性格や気質
モラハラ行動をする原因の一つに、本人の性格や気質も大きく関係しています。たとえば、支配欲が強い、自己中心的、何にでも批判的な性格や気質を持つ場合、夫だけでなく他人に対してもモラハラ行動を行いがちです。
具体例として、支配的な性格の妻は夫に対して、常に自分の意見を押し付け、夫の意見を軽視する傾向があります。こんな性格の妻だと、妻が考える「正しい」と信じる行動以外をとった場合、夫を否定したり罵ったりするのです。
このような性格や気質は、本人の生まれ持ったものや幼少期の家庭環境に大きく左右されます。そのため本人に自覚がないことが多く、モラハラが改善しにくい原因にもなっています。
ストレスをため込んでいる
モラハラの後天的な理由の一つに、ストレスの蓄積があります。たとえば仕事のプレッシャー、子育ての難しさ、仕事と家庭の両立への悩みなど、日常生活の中で妻はさまざまなストレスを抱えています。
「なんで私ばっかり子育てしているの?」
「共働きなのになんで家事を手伝わないの!」
「私ばっかり苦労している」
こうして蓄積したストレスが爆発し、夫への攻撃的な態度となって現れます。 夫を攻撃してストレスを発散することが恒常化すると、モラハラ行動がどんどんエスカレートしてしまいます。
夫の性格が優しい
モラハラ妻になる意外な原因の一つが、夫の性格が優しいということがあります。
優しく温厚な性格な夫は、妻との対立を好まず自己主張を避ける傾向があります。その態度が無意識のうちに妻の支配的な行動を許してしまうことにつながるのです。
どんなときでも自分の意見が通る環境で生活していくと「常に自分が正しい」と思うようになります。自分の意に反する言動・行動は些細なことでも許せなくなり、言動や行動の過剰制限や人格否定といったモラハラ行動を繰り返すようになってしまいます。
モラハラ妻の5つの対処法
元来の性格や状況にもよりますが、モラハラ妻を改善させることは可能です。しかしモラハラをしている人の多くは無自覚なため、改善への道は簡単ではありません。
ここでは、モラハラ妻への対処法を5つ紹介します。
本人にモラハラを自覚させる
モラハラ妻の対処法の最初のステップは、本人にモラハラ行為を自覚させることです。
具体的には、妻が冷静なときに妻の言動や行動が夫を傷つけ追い詰めていることを、実際にあった会話の例などを交えて指摘します。
実際の音声を録音して聴かせるのもひとつの方法ですが、知らないあいだに会話を録音されていたことに妻が逆上する可能性があるため注意が必要です。
他責傾向が強いモラハラ妻に、自分のモラハラ行動を自覚させるのは簡単なことではありません。
しかし、全てを黙って受け入れているだけでは状況は良くなりません。このまま夫婦生活を継続したい気持ちがあるのなら、まずは少しずつ妻に自分の気持ちを伝えていきましょう。
できるだけ妻が感情的にならないよう、話すタイミングや言葉選びは慎重に選ぶことが大切です。
モラハラに対して立ち向かう
妻のモラハラ改善には、ときには夫が自己主張を行い立ち向かうことも効果的です。
まず自分の感情や意見を相手にしっかり伝えることからはじめてみましょう。たとえば「君が僕を無視すると、とても傷つくし嫌な気分になる」「そういう言い方は相手を傷つけるよ」など、具体的な例を挙げて説明してみましょう。
また言葉で立ち向かうだけでなく、相手に対して境界線を引くのも効果的です。たとえば「これ以上君の暴言には耐えられないから、これ以上僕を罵り続けるのなら話し合いを中断するよ」「無視を続けるのなら、僕はいったん家をでるよ」など、行動に移すことで妻に自分の行動を振り返る機会を与えるのです。
モラハラ妻に対して毅然と立ち向かうようになると、妻も強く言ってもいうことを聞かないということを理解し、話し合いのテーブルについてくれる可能性があります。
相手の言動に流されないようにする
モラハラ妻に対処するためには、相手の言動に流されない強い意志を持つことも大切です。
具体的には妻の言動や行動に過剰に反応しないことです。感情的になり反論すると、双方で議論がエスカレートする可能性が高く、冷静さを保てなくなってしまいます。
妻が感情的にモラハラ発言をしている場合は少し時間を置く提案をしてみましょう。
自分一人では解決が難しいと感じた場合は、仲の良い友人や両親など近しい人に状況を相談することで、外部の視点を持つことも大切です。
「強く言えば相手が言うことを聞く」と妻に学習させないためにも、冷静さを保ちつつ相手の言動に流されない強い意志を持ちましょう。
改善がなければ離婚と強気に出る
行動や言動に改善がなければ離婚する意思があることを伝えましょう。行動を改善させるきっかけになります。
モラハラ妻の多くは、夫を言動や行動で蔑む反面、夫に対して強い依存心を持っています。夫が離れていくことに対して強い不安を感じるため、離婚するという発言を受けて、妻のモラハラ行動が改善されていくかもしれません。
まずは妻との対話のなかで具体的な問題点を伝えて改善を求めましょう。たとえば「君の言動や行動は僕に深い傷を与えている。この状態が続くなら離婚を視野に入れるしかない」とはっきり伝えます。
夫の意志だけでなくモラハラを改善しない場合の未来を意識させることで、妻が自分の行動を振り返る機会を与えます。
次に、改善するための期間を設けましょう。3ヶ月、半年などしっかりと期間を設けることで相手に危機感を抱かせます。
別居する
モラハラ妻に対処するために最も効果的なのが、別居することです。別居はモラハラ妻に対して明確なメッセージを伝えるだけでなく、妻が自分の行動を見つめなおすことにもつながります。
別居する際は妻に明確な理由を告げましょう。はっきりと別居の理由を伝えることで、妻の言動や行動がどれだけ夫に対して影響を与えていたかを理解してもらいます。
次に別居の具体的な計画を立てましょう。別居期間・住む場所・生活費の分担などをきちんと取り決めておくことで、別居がスムーズに進みます。
別居は妻のモラハラを治す最終手段です。今後の人生に大きく影響を与えるからこそ、互いにしっかりと冷静になれる期間を設けてみましょう。
モラハラ妻への対処は、相手の言動に流されないことが重要です。しかし、いくら冷静に話し合いを求めても応じてもらえない場合もあります。
そのため、モラハラ妻への対処法は言動や行動で改善を促すだけでなく、自分を守るために相手から離れる・離婚を意識させるなど自分に合った方法を選びましょう。
モラハラ妻と離婚する方法と手順
妻のモラハラが改善しない、妻との生活が考えられないとなった場合は離婚を決意しましょう。
ここではモラハラ妻と離婚するための方法と具体的な手順を紹介していきます。
心と体を安全な場所に避難させる
モラハラ妻と離婚する際、最初に取り組むべきは心と体を安全な場所に避難させることです。
たとえば信頼できる友人や両親を頼ってみましょう。もし近しい人に頼みづらい場合は地域の支援センターやシェルターに連絡し、一時的な避難場所を確保する方法もあります。
モラハラはあなた自身の心を少しずつ傷つけ、次第に体をも蝕む非常に危険な行為です。
モラハラ妻に限らず、モラハラをする人はターゲットに強い執着を持っています。そのため、相手が自分から離れていくことに対して、強い拒否感や不安感を抱きます。
だからこそモラハラ妻との離婚は一筋縄ではいきません。心と体を安心できる場所で休めて、難しい離婚問題へ取り組む気力を養いましょう。
モラハラの証拠を集める
モラハラ妻と離婚する際には、証拠を集めることが最も重要です。
具体的には以下のような証拠が有効です。
- モラハラ言動についての日記
- モラハラ言動の録画・録音
- モラハラ行動がわかるメール・LINEなど
- モラハラについての第三者の証言
- モラハラについての医師やカウンセラーの証言や診断書
日記にはモラハラを受けた日時、具体的な行動や発言内容、そのときに自分がどんな気持ちになったかを記しておきましょう。
モラハラ言動についての録音・録画はスマホなどでも構いませんが、音声がクリアに聞き取れることが重要です。
モラハラがわかるメールやLINEは非常に重要な証拠です。バックアップを取っておくなど万が一に備えておきましょう。また自分で集める証拠だけでなく、近隣住民・親族などの証言も証拠として使えるケースがあります。
モラハラは、基本的に家庭内だけで起こることが多く、証明しづらいのが難点です。相手の有責で離婚するためにも、小さな証拠を確実に積み上げていきましょう。
自分で戦うことが難しいなら専門家に相談する
離婚の際、自分で対処することが難しいと感じた場合は迷わず弁護士など専門家に相談しましょう。専門家に依頼することで、法的な手続きがスムーズに進むだけでなく、精神的な負担を軽減させることにも繋がります。
モラハラ被害を受けると、加害者との接触に対し強い恐怖感を抱くことも少なくありません。また前述のとおり、モラハラ加害者の多くは自分の精神状態を保つためにモラハラ被害者に執着する傾向があります。
金銭的な負担はかかりますが、問題をより迅速に解決するためにもプロに依頼することを検討してみましょう。
協議離婚をする
モラハラ妻と離婚するための最初のステップは、協議離婚です。
協議離婚とは双方の話し合いで離婚を決める方法です。厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」によると、離婚するカップルのおよそ9割が協議離婚(※1)という結果が出ています。
しかし、モラハラ加害者の多くはモラハラ被害者に対して強い執着を持つため、相手の合意を得られず一向に話が進まないことがあります。
モラハラ妻が一切合意せず協議離婚が進まない場合は、先の見えない話し合いに注力せず調停や裁判での離婚を視野に入れましょう。
離婚調停をする
モラハラ妻と離婚するための次のステップは離婚調停です。離婚調停とは、双方が家庭裁判所に出席し、第三者である調停員を交えて話し合いを進める手続きです。
離婚するかどうかだけでなく、財産分与、養育費、慰謝料など、離婚に関するさまざまな問題について調停員を通して話し合い、双方の合意を目指します。
双方が合意すれば1日で話し合いが終了する協議離婚に対し、離婚調停は平均3~6ヶ月、場合によっては1年以上かかるケースもあります。
また、離婚はあくまで双方の合意が必要なため、妻側が離婚をかたくなに拒否している場合、裁判離婚で決着をつけることになります。
離婚裁判をする
協議離婚・離婚調停でも決着がつかない場合、最終的に裁判離婚で結論を出すことになります。
離婚調停は「調停前置主義」の原則のもと、調停離婚が不成立で終わったあとでなければ手続きできません。
また裁判離婚で離婚が認められるには、民法が定める離婚事由に該当している必要があります。妻のモラハラが理由で離婚したい場合、この離婚事由が「婚姻を継続し難い理由」に該当するかどうかが話し合いの焦点となります。
裁判所のデータによると、令和5年度の離婚裁判の平均審理期間はおよそ15ヶ月です(※2)。調停離婚と異なり控訴が可能なため、離婚まで5年以上かかるケースもあります。
離婚裁判は弁護士費用などもかかるため、長引けば長引くほど金銭的負担も大きくなります。
モラハラ妻と離婚する際に抑えておきたいこと
モラハラ妻の特徴・言動・原因そして、モラハラ妻と離婚する具体的な方法を見てきました。そこで最後は、モラハラ妻と離婚する際に抑えておきたいポイントを知っておきましょう。
モラハラ妻で苦しんでいるのは自分だけではないことを知る
モラハラ妻の被害を受けている夫の多くは、妻からモラハラを受けている自分を「情けない」「恥ずかしい」と考え、誰にも相談できずに一人で中身を抱えてしまいます。
しかし、裁判所の令和3年のデータによると、家庭裁判所に離婚調停を申し出た夫のうち3,561件もが「精神的に虐待をする」という理由で離婚を申し立てていました(※3)。
モラハラ妻に苦しむ夫は多く、他人に相談することを恥じる必要はありません。社会的体裁や恥ずかしいという気持ちは捨て、自分がどうしたいか、そして今後どうなりたいかを考えて行動することが大切です。
婚姻費用の額は双方が納得できるまでしっかり話し合う
一般的に婚姻が継続している場合、夫婦は相互に生活を助け合う義務を負います。そのため、もし妻に収入などがない場合は、別居をした際に妻から婚姻費用の請求が行われる可能性があります。
夫側からすれば、別居の原因を作った妻への支払いは納得できないものでしょう。婚姻費用の請求については双方が納得できるよう話し合いを進めていく必要があります。
別居の理由が相手にあることを主張し、子供の養育費分を除いて争うことも検討してみましょう。
相手から請求された金額を支払うのではなく、弁護士などと相談し納得できる落としどころを見つけることが大切です。
モラハラ妻との離婚はプロへの相談がおすすめ
これまで自分を支配してきたモラハラ妻と対峙し離婚を勝ち取るには、モラハラ妻との離婚について、弁護士に依頼するかどうかは多くの人が悩むポイントです。
結論から言うと、モラハラ妻との離婚では弁護士に依頼することを強く勧めます。
法律のプロである弁護士に相談することで、証拠の集め方や法的効力の高い証拠の種類など、裁判を有利に進めるためのアドバイスを受けられます。
また、弁護士が必要な手続きを代理で行ってくれるため、妻との直接対面を極力避けられる点も大きなメリットです。精神的な負担を軽減できるでしょう。
モラハラを相談できる公的機関を把握しておく
身近に人にモラハラを相談できない・相談する人がいない場合は、以下のような公的機関の利用を検討してみましょう。
- DV相談ナビ(#8008)
- DV相談+(0120-279-889)
- 配偶者暴力相談センター
どの窓口も夫から妻へのモラハラやDVだけでなく、妻から夫へのモラハラについても相談可能です。秘匿性や匿名性も高いため、一人で抱え込むことなく困ったり悩んでいる場合はぜひ一度相談してみましょう。
モラハラ妻が与える子供への悪影響を考える
モラハラ妻との離婚を迷っている場合は、モラハラ妻が子供に与える影響についても考えておきましょう。
親のモラハラを見た子供は、心理的なトラウマを抱えてしまう可能性があります。たとえば母親が父親を怒鳴る、暴力をふるう、無視するといった光景は、子供に強い不安感や恐怖感を与えます。
また、配偶者に対してモラハラを行う人は、子供にもモラハラを行う傾向があります。妻が子供に対しても支配的な態度を取ると、子供の自尊心や自己肯定感に悪影響を与えるでしょう。
さらに、家庭内でモラハラが行われている環境は、子供に不適切な家族のモデルを刷り込むことにもなってしまいます。
子供は親の行動を無意識に模倣してしまうものです。将来、子供自身も支配的なモラハラ加害者となり、家族関係がうまくいかなくなるケースもあります。
モラハラ妻は夫だけでなく、それを同じ家庭で目撃する子供にも大きな影響を与えます。しかし、自分の心身の健康や子供のためにも、離婚を決めた場合は躊躇することなく前に進んでいきましょう。
モラハラ妻とは改善か別離を
モラハラ妻に悩んでいる場合、改善か別離を考えることが必要です。改善するためには対処法で示したように、相手にモラハラをしていることを気づかせる、自分は思いどおりにならないことを理解させるなどの必要があります。
また夫婦間の溝を埋めるためにも、双方の努力が必要不可欠です。
一方改善が見られない、モラハラに耐えられないと感じた場合は、きっぱりと相手と別れる決断をすることも必要です。
モラハラ妻について改善を選ぶか、別離を選ぶかはそれぞれの夫婦で異なります。どのような場合であっても、自分と家族の安全と幸福を最優先に考え結論を導き出すことが大切です。