「今SEXしてたな!」「あんたは奥さんとレスなんだろ!」詰め寄る夫に相手が反撃するも、裁判の結果、夫が170万円を勝ち取ったケース

慰謝料請求の裁判事例 修羅場でシラを切るも 裁判で墓穴を掘った浮気相手 #妻が突然の別居 #浮気調査 #裁判では証拠が命

今回ご紹介するのは、妻が勤め先のカフェに通う男性客と深い仲になり、やがて夫と別居、夫は探偵事務所の調査で浮気が確定と知ると、コトを終えて妻宅から出てきた男に詰め寄り…裁判へ! 肉体関係の立証と夫婦関係の破綻の有無が、勝敗を決めるカギになった一件です。
※ 実際の裁判例を基に、詳細を変えて再構成しています。

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事の始まりは・・・

A氏と結婚して2年後、カフェで働くK子さんの店にGが客として通うようになり、お互いに敬語を使う関係性のまま、SNSでメッセージのやり取りをしたり、親しいながらも一線を引いた仲として5年を過ごしました。

その間にA氏への気持ちが冷め始めたK子さん、だんだんGとの距離が縮まり、やがて2人きりで食事や飲みに行き「夫と離婚したい」と相談するように。のちの裁判では、すでにこの頃から「体の関係があった」と認定されています(詳細は後述)。

ある日、K子さんはA氏が出勤している間に、自分の荷物を全部運び出すという強硬手段で家を飛び出します。その後、A氏を居酒屋に呼び出し「離婚したい」と直談判しますが、もちろんA氏は拒否。以降、別居が始まったのですが…。

その後・・・

A氏は妻の突然の言動に驚きつつ、「浮気が原因か?」と怪しみ探偵事務所に調査を依頼します。結果はクロで、報告書には「男性(G)がK子さん宅で1泊」した様子が、時系列で写真に収められていました。もちろん、相手男性(G)の顔や表情もバッチリです。

18:00 K子氏が自宅から男性と出てくる。
18:10 手を繋いで歩き、スーパーマーケットに入る。
18:45 同店を出て、身を寄せ合い歩き、K子氏に入る。
19:00~22:00 行動は認められない。
22:30 全消灯する。
翌朝
04:30 男性がK子氏宅から出てきて、見送ったK子氏は宅内に戻る。

このあと、調査員(探偵)はA氏の要望どおりGを尾行し、住居と勤務先を特定しました。

後日、報告書を読んだA氏は、怒りのあまり夜中にK子さん宅付近でGを待ち伏せ、出てきたところを突撃します。
あろうことか、待ち伏せしている最中ずっと、外までSEX中の声がもれ聞こえていたので、A氏の怒りはMAXに。

Gをつかまえ、「今SEXしてたろう!」と詰め寄ると、Gは少しも慌てず「そういうあんたは奥様とレスなんでしょ、聞いてますよ」と反撃し、一触即発のところ、K子さんが警察に通報、A氏が立ち去ってその場は終わりました。

いざ、裁判へ!

A氏は弁護士を立ててGと交渉しますが、話はまとまらず、ついに訴訟を起こして慰謝料を請求します。

裁判所が下した判決は、「GはA氏に、170万円を支払うこと」

ところがGは、「A氏とK子さんの夫婦関係はすでに破綻していた」と主張し、さらに「A氏が突撃したときはSEXしていない。テレビで映画を観ていた」と反論。
しかし裁判所は、「A氏が張り込んでいた時刻にテレビで映画は放映していなかった」ことを根拠に瞬殺しました。

夫婦関係が破綻していたとの主張に対しては、裁判所が、「かろうじて破綻には至っていなかった」と判断したことで、慰謝料請求が認められました。

さいごに

裁判では証拠が命です。

裁判では、“お泊り”の証拠がつかめれば99%不貞行為が認定されます。場所がラブホテルなら99.9999%です。

しかし、多くの不貞者は「(会っても)SEXしていない」と言い張ります。そんなとき、トドメの一撃となるのが、現場を押さえた探偵事務所の報告書です。
今回のケースでは、夫が突撃したときの発言に対し、相手が「否定しなかった(してないと明言していない)」ことを考慮し、さらに浮気調査の報告書によって“お泊り”と親密な身体接触が確認されていることから、2人が肉体関係をもっていたと認定され、さらにそこに至るまでのK子さんの言動などもあらためて考慮されたことで、関係が深まったころからすでにSEXしていただろうと判断されました。

決定的な証拠を押さえるには、訓練されて経験を積んだプロの探偵にお願いしましょう。裁判で勝利する ためには法律と交渉のプロである弁護士の力を活用しましょう。

ただし、裁判所が、完全に「夫婦関係が破綻している(終わっている)」と判断した場合、慰謝料は請求できません。関係が冷め切ったり別居していても、例えばLINEで定期的にコミュニケーションを取るなど、何とか繋がっていることを示す工夫をしてみることをオススメします。

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